ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年二月六日]

2009年02月06日 | fine arts
風は冷たいながらも日差しは温かな陽気。そんな中、今日は朝一で上野へ。そのまま銀座、仕事を挟んで、トワイライト・タイムに恵比寿を訪れ終了でした。写真は通りすがりの靴店の店頭に並んだ牛の置物。靴を作った余り革で作ったそうです。なかなか可愛らしいし、良い思いつきですね。

109) 妙心寺 (前) 於: 東京国立博物館 平成館
自己期待度 - 甲
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
京都の古寺、妙心寺が収蔵する至宝の数々、美術品である前に歴史的遺産と言える品々の展示です。とにかく、その存在自体に価値があり、また素晴らしい品ばかりでした。もちろん展示自体に見応えがありますが、特に多くの障屏画が圧巻でしたね。

東京国立博物館 → http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00

110) 「生活と芸術 – アーツ&クラフツ展」ウィリアム・モリスから民芸まで 於: 東京都美術館
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丁
1/16にも「アーツ&クラフツ」関連の展示に訪れましたが、こちらの展示は発祥のイギリス、そして海外の民芸運動のみならず、日本に於ける運動までをも紹介した展示です。海外と日本に於ける民芸運動は思想的には同じでもヨーロッパ圏の創作物から日本の作品への影響はあまりなく、日本やアジア圏に根差した工芸品を推奨していると思います。自分としてはやはり海外の作品は趣味ではないので、今回は日本に於ける民芸運動の展示に惹かれました。

東京都美術館 → http://www.tobikan.jp/

111) 遠き道展 – 伝えたい日本画の今 於: 上野の森美術館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
日本画の今を紹介した展示。伝統的、従来の日本画とは違うアプローチで描かれた現在活躍中の作家の方々による作品の数々はとても興味深いです。もはや、日本画とカテゴライズする必要はないと思いますね。意欲作揃いで見応えがありました。

上野の森美術館 → http://www.ueno-mori.org/top.html

112) サウン℃展 於: ギャラリーアートポイント
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 乙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
音を生業にしている自分だけに何となく期待をしていましたが....。果たして音にインスパイアされて描いた作品なのでしょうか? 4人の作家のどの作品にも自分はその様な感じを覚えることはありませんでしたが....。ただ、佐藤祐介氏の作品は70年代のアメリカン・ポップ・アートの香りがして惹かれました。

ギャラリーアートポイント → http://art-point.jp/

113) 甦る中山岩太 : モダニズムの光と影 於: 東京都写真美術館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 甲
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 甲
中山岩太氏の写真は、まさにこの展示のタイトルが示す通り、モダニズムを追求した光と影のコントラストが美しい作品です。実験的でエッジのある写真、生々しさと物憂いしさが同居する作品、どれもが素敵ですね。是非、ご覧下さい。

114) ランドスケープ - 柴田敏雄展 於: 東京都写真美術館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 甲
柴田敏雄氏の写真は現実なのに、何故か不思議な景観を写した作品です。そこに写し出されているのは、ある意味、奇妙な光景と言えるでしょう。自然を相手に人が行ったパッチワークの様です。世の中にはこんなにいろいろな風景もあることに驚かされますね。そして、自分は柴田敏雄氏のロケハン能力に脱帽です。

115) イマジネーション/視覚と知覚を超える旅 映像をめぐる冒険 於: 東京都写真美術館
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
古から現代まで、人が作り出してきた人にイマジネーションを抱かせる映像とその制作手法を紹介する展示。アナログのものから最新テクノロジーを駆使した作品までかなり興味深い内容です。が、自分はやはり映像に対しては関心が湧かないですね。でも、面白いテーマと内容の展示ですよ。

東京都写真美術館 → http://www.syabi.com/index.shtml

展示に対する新レポート方式の詳細・説明はコチラで。


最新の画像もっと見る