ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年九月十日]

2009年09月10日 | fine arts
昼間は蟬の鳴き声、晩には早くも秋の虫達が鳴き始め、晩夏と初秋、両方の気候ですね。今年は冬が訪れるのが早いのでしょうか?

上野公園噴水池の植え込みには沢山のアオスジアゲハ (写真) が舞っていました。

848) 作家の視点2009 於: 上野の森美術館
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
上野の森美術館大賞展受賞の作家36名が参加して作品展です。それぞれの意欲作が並び、見応えがある展示でした。冨樫昭裕氏氏の厚塗りした絵具を削り取って描かれた作品や柳田晃光氏によるシニカルな視点のポップ・アート的作品、佐藤真生氏の和的襖絵などが興味深かったです。

849) 道草 - 彫刻の風景 於: 上野の森美術館ギャラリー
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
「道草 」をテーマと東京藝術大学彫刻科の学生5名によるグループ展。それぞれに主題が良く感じ取れる趣向を凝らした作品を展開していました。作家達の今後、活動が楽しみですね。また、9/27より会場を旧吉田屋酒店へ変えた展示があるので、そちらへも訪れてみたいと思います。

上野の森美術館 → http://www.ueno-mori.org/top.html

850) Group Show I 於: CASHI
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
本ギャラリーのレギュラー的作家、サガキケイタ氏、興梠優護氏、助田徹臣氏、悠久斎氏、4名によるグループ展です。今回もそれぞれに個性的な作品、自分としてはサガキケイタ氏のキノコ雲を描きながらも、そこに用いられているのが緻密な書き込まれた漫画の様なキャラクターと言う作品、その皮肉さが好きですね。 興梠優護氏によるいつもながらのエロ・グロい絵画にも惹かれます。

CASHI → http://cashi.jp/jp/

851) 穴 - Punica Granatum 長谷川ちか子 於: ラディウム – レントゲンヴェルケ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
A4版ほどの大きさに黒く彩られた画面に5センチ位の円形に描かれた「柘榴」の果肉、それはまるで人の内蔵を覗いている様です。一見、グロテスクなイメージながら眼が惹き付けられてしまう、怖いもの見たさ、見てはいけないものに対する欲望、そんな感覚を覚えますね。とても興味深いです。

ラディウム – レントゲンヴェルケ → http://roentgenwerke.com/index.html

852) 小口祟志展 ~、シロイセカイ、クロイセカイ、~ 於: マキイマサルファインアーツ
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 - 丙
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
モノクロームの色彩を施された壁掛けタイプのFRP、木材を用いたオブジェの数々。シニカルさとポップさが入り混じった作風で、何処となく80'sな雰囲気を持っていると自分は思いました。無機質感がありながら、妙なぬくもりを感じる、何気に惹かれる作品です。

マキイマサルファインアーツ → http://www.makiimasaru.com/

853) 頭山ゆう紀写真展 境界線13 於: AKAAKA
自己期待度 – 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 - 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
頭山ゆう紀女史が撮る写真はキワどい。まさにスレスレな境界線の様に感じます。人の陰の部分、その線を一歩踏み込んでしまえば心理的な狂気や破綻に落ち入ってしまいそうな雰囲気のある作品だと思いますね。しかし、その画面からは「人の生」も感じられました。ヤバい気がしながらも惹き付けられる魅力的な作品です。

AKAAKA → http://www.akaaka.com/

展示に対するレポート方式の詳細・説明はコチラで。


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