心理セラピストのひとりごと

『象徴的イメージ統合療法』という心理療法を行っています。日々の中で感じたことを書いていこうと思います。

セラピー名称を「象徴的イメージ統合療法」と変更し、執筆している「本の題名」も変更します

2022年06月01日 | お知らせ


今、本を執筆していますが、書き出していくという行為はやはり、どんどんと自分の頭と心の内側の整理も進めていきますね。


さらに、頭と心の整理が進むことで、人の心の深いところの原理がもう一段詳しくシンプルに見えてきています。見えてくることで、心の根源に関する表現も今までより変わってきています。それにより、根源をさらにわかりやすく(伝わりやすく)整理することも必要となり、本の執筆がどんどんと遅れてしまっています(-_-;)


年内の出版を目指していますが、なかなかに難しい状況です。


ですので、私がクライアントさんにいつもお伝えしているやり方である、自分を優先して、自分の心地のいいペースで(時間を気にせずに)書いていこうと思っています。出版を待って下さっている方には、大変申し訳ありませんm(_ _)m


さて、さらに深い部分が見えてきたことで、自分がこれからやろうとすることがまた明確になり、それに伴ってセラピー名称をさらに変えようと決めました。


「インナーチャイルド統合療法」→「トラウマ統合療法」→「ほんとうの自分に還るためのセラピー」から『象徴的イメージ統合療法』(Symbolic image integration therapy)へと変更します。


なぜ「象徴的」かといいますと、潜在意識は言語(メッセージ)をイメージで伝えてきます。目をつむってふと浮かんでくることにはすべて意味があって、そこは潜在意識のメッセージが象徴的に入っています。それは、さっき見た風景や映像、テレビや映画の場面であったり、空想したに過ぎないと思うことでも、すべてそうです。


誰もがわかりやすい例でいえば、夢がそれに当ります。夢分析は潜在意識の象徴を読み取っていくものです。例えば、電車やバスに乗り遅れるという夢を見た時には、自分がやっていることが遅れていて焦る思いがある時だったり、やらねばならないことができてない時であったりして、それが自分で思っている以上に「とても気になっているよ。なんとかしようよ」と潜在意識が教えてくれているのです。


そしてこういう象徴的なイメージは心の奥深い部分のところも、ただ目をつむって自分に向き合おうとしただけでも自然に出てきます。それは何も難しいことではなく特別な状態(トランス状態)になる必要もありません。


私のセラピーでは自分を客観的に見るというイメージをしてもらうこともあります。


(これは前にどこかに書いたかも知れませんが)目をつむって、ただ自分が自分を何となくイメージしてみると、客観的に見た自分のイメージは出てきます。しかし、中には後ろから見るイメージしか出てこないという人もおられます。あるいは、正面から見えるけれど、顔だけが見えなかったり、近づいてみると急に生身の人間ではなくなり、陶器や石のようなイメージに変わるという場合もあります。これがもうすでに象徴なのです。


これらの場合、潜在意識は「自分の中に見たくないものがあるよ」と言っています。正面から向かい合ったり、顔が見えたり、生身のままでいると、見たくないものに気づいてしまうので、後からしか見なかったり、顔だけ(表情)が見えなかったり、陶器や石のイメージに変わるのです。こういうことは、特別なことではなく、不思議なことに自然にイメージが出て来ます。


ただこの出方は何も悪い事ではありません。「今は見たくないものがあるので、ゆっくりと進めていって」というメッセージであるだけですから、私のセラピーのやり方でゆっくりと進めていくと、次第に向き合えるようになり、様々な心の奥にある象徴や思いをライアントさん自身で読み解き、わかるようになります。


結局、自分のことを一番知っているのは、自分自身しかいないのですね(^_^)


さらに、自分の象徴的なイメージが何を伝えようとしているのかがセッションを受けている中でハッキリとわかるようになるだけでなく、その思いやその奥に長年残っていた感情を共感することで抑圧されていたエネルギーを解放して、自分を統合していくことも自然にできてしまいます。(そして、大変に面白いことに、自分の内側の真実が見えるようになると、外側のものやそこで生起されているもののその奥にある真偽、真実が見えるようにもなります)


だから、「象徴的イメージ統合療法」という名称がまさにピッタリだと思いました。


そして、本の題名は「トラウマ心理学」から、『「根源に気づく心理学」~心的領域からの人間の研究~』(Psychology to notice the root ~Human research from the mental domain~)に変えます。


私はセラピーを長年させて頂くことで、人間は外的刺激にどのように反応するのか、そして心というものが何の影響をどう受けて、それによりその後の人生にどのように影響を与えるようになってしまうのか、その原理とその様々なパターンが明確にわかりました。これは明らかに「人間の研究」といえるものだと改めて気づきましたので、ちょっと仰々しいですが副題をそのようにしました。


今、さらに色んなことが見えてきて、気づいて、心のことだけでなく様々なものがつながっていっていて、とってもうれしいし、楽しいです!


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


皆様のおしあわせをお祈りいたします。

ホリスティック・セラピー研究所 https://holistic-ti.com



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