心理セラピストのひとりごと

『象徴的イメージ統合療法』という心理療法を行っています。日々の中で感じたことを書いていこうと思います。

私たちの国、日本の未来には「希望」がある!!

2024年03月06日 | 思うこと


このブログの投稿は大変久しぶりになります。昨年からゆっくりと自分のペースを味わうということを大切にしています。


 
今回の記事を書こうと思ったのは、今多くの人が「未来への希望をなくしている」と感じているからです。特に若い世代にそれが顕著だと感じています。『日本、シネ!』というようなコメントもネット上で目にすることもあります。希望をなくす気持ちになるのもよく分かりますが、自分の国を誇れないことはとても悲しいことだと思うのです。



ただここには、人がそういう思いになるような情報が数多く流布されていることも一因だと感じます。昔ある戦争体験者の人の本を読みましたが、その人の話が近年ネットのニュース記事で紹介されているものを見ました。本に書かれていたことと大筋は同じでしたが、明らかに大事なテーマに関わることのニュアンスが変えられていて、『日本は悪い国だ』という論調が強調されていて驚きました。裏には、様々な意図、思惑があることを感じました。私たちはそういうものに引っ張られ、洗脳されないように、頭と心をクリアーにして本質を見極められるようになることは大切なことだと再確認しました。



さて、ちょっと暗い話からになりますが、日本での死因ランキングを調べると、最新2023年のデータでは、男性は10~44歳、女性は10~34歳までの死因の一位が「自殺」でした。これはコロナの影響もあると思いますが、大変にショックでした。



それから、最新2022年度のデータですが、18歳未満の子どもが親などの保護者から虐待を受けたとして全国232か所の児童相談所が相談を受けて対応した件数は、21万9170件でした。統計を取り始めた1990年度から32年連続で増えていて、前年度より1万1,510件増加して過去最多の件数です。内容別では、子供の前で家族に暴力を振るうなどの「心理的虐待」が最も多く、12万9484件と、前の年度から4700件余り増え、全体のおよそ59.1%を占めています。次いで、殴るなどの暴行を加える「身体的虐待」が5万1679件で全体の23.6%、育児を放棄する「ネグレクト」が3万5556件で全体の16.2%、「性的虐待」が2451件で全体の1.1%でした。驚きの数字です。相談をした件数ですから、実数はもっともっと多いと思います。



また、最近のアニメや漫画の表現がひどくて、気分が悪くなるようなかなりグロテスクな描写がものすごく多いことにも驚いています。ホラー映画も作品数が大変に増えていて、当然のことのように市民権を得ている感があります。その表現もアニメや漫画と同じで、かなりのグロテスクなもので、観るだけで精神に破壊的ダメージを与えるようなものもあるように感じています。これは、観る人(需要)が多いから、制作(供給)されるのですが、どうしてここまで観る人、需要が増えているのだろうか?と思わずにはいられません。



「自殺者数」、「児童虐待数」も含めて、一体何が根底にあるのでしょうか?



ここには明確な理由があると感じています。私は昭和30年代の後半に生まれましたが、子供の頃には高度経済成長が始まっていて、今から比べると不便なことがたくさんありました。でも、未来への希望はみんなが持っていた時代でした。今はみんなに未来への希望が失われているのだと感じます。今の国の運営を見ていてもそうなるのは当然のことだと思います。未来への希望も失っているし、若い世代は物質的には満たされる状況にあっても、親は忙しくしっかりと心に向き合ってもらえないので、心の安定がなく「悲しみ」や「怒り」などの感情も受け入れてもらえずに抑圧され、そこから派生した「不安と怖れ」が強くなっているという傾向にあると感じています。これが『トラウマ』です。そして、心に向き合ってもらえず「不安と怖れ」を抱えたままその上に、若い世代は学校ではターゲットを替えていくいじめが行われていることも、この「不安と怖れ」を強めることになった一因だと思います。



グロテスクにつきましては、「不安と怖れ」が強くなると、自分の内側はそれでいっぱい満たされているので、同じような波動のものに惹かれやすくなります。だから、グロテスクな表現に惹かれるということは、その人の中に同じようなものがあるということになります。そうやって、同じものに触れることで、ストレスを発散させようとする人もいますし、同時に意識の深いところで「それはあってもいいものだ」と安心する人もいますし、「自分はこれほど悪い状況ではない」と思って安心しようとする人もいます。



自殺につきましては、自己価値感が低いまま、自分の存在理由を感じられなくなり、(衝動的にも)その行為を実行してしまわれたのだと思います。お辛かったことと思いますが、大変残念なことです。



児童虐待につきましては、ほとんど100%の確率で、親自身が自分の親からその同じやり方をされていたことが原因です。自分が親からそうされても我慢するしかなかった人が、余裕がなくなった時に、子供が我慢しなかったり、言うことを聞かなかったりすると、「私も我慢してきたのだから、あなたも我慢しなさい!」という思いで、自分がされた同じやり方で虐待行為におよんでしまいます。これは、親の子供の頃から我慢してきた「怒り」が出てしまっているのです。抑圧してきた「怒り」の感情があふれ出したという形です。



・・・・・・冒頭から暗い話ばかりで、ごめんなさい。



人間は「感情」を持った生き物です。「不安と怖れ」が強くなってしまうと、脳の生存本能のスイッチが入りっぱなしになり、脳は「周りには危険なものがいっぱいだ」と過剰に感じるようになって、生きることが「自分を安定させること」、「自分の身を守ること」だけに終始するようになってしまいます。今の多くの政治家や官僚の人たちは、そういう象徴的な存在だと思います。一見無いように見えたとしても実は、心の内に「不安と怖れ」があるから、「地位、名誉、お金というもので、必死になって心を安心、安定させようとしている」のですが、残念ながら、それではほんとうの安心を得ることは出来ません。



国の運営に関して重要な役割を担っているこの人たちが変われば、日本という国はすぐによりよい国になるのに・・・。



なぜそう言うかというと、このブログで何度か書いていますが、日本には近海(特に日本海側、また和歌山県沖)に採取しやすい表層型の「メタンハイドレート」という燃料資源がたくさんあることがわかってきています。今、トヨタ自動車は水素エンジン自動車を開発していますが、メタンハイドレートからは「水素」も採れます。



それから、小笠原諸島・南鳥島沖には、「レアメタル」(レアアースをはじめとする稀少金属)がたくさん埋蔵されていることも分かっています。経済産業省は「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属のうち、安定供給の確保が政策的に重要」なものとしています。レアメタルは、「産業のビタミン」と言われるぐらい、自動車や家電、パソコン、スマートフォンなどの精密機器や発電施設の製造などに不可欠なものです。その重要なものを日本は中国から58%輸入(2020年)していますし、すべて外国からの輸入に頼っています。世界的に見ても、この稀少なレアメタルの生産量、埋蔵量ともに中国が大きなシェアを占めています。このレアメタルが南鳥島沖には230年分以上の埋蔵量があることが分かっていて、今はその採取方法も確立されつつあるようです。



「日本は資源のない国」と言われ続けてきましたが、実は「資源大国」だったのです。自前資源で国を発展させることが出来るのです!!
(メタンハイドレートに関しては、ネットで検索してみると「使えない」など否定的な意見が出てきますが、現に日本海側の表層型のメタンハイドレートを発見した本人である東京海洋大学准教授、独立総合研究所社長の青山千春さんと一緒に私財を投入して調査・研究してきたその伴侶である参議院議員の青山繁晴さんの活動により、経済産業省はメタンハイドレートの本格的な実用化に向けて、2027年に民間が主導する商業化に向けたプロジェクトを開始すると発表しています)


以下のような動画もありますのでよろしければご覧下さい。
★青山繁晴国会質疑㉗「経済産業委員会」メタンハイドレート進捗状況について『2027年度商業化目指す』~令和3年4月6日 39:29


本では、青山千春さんがメタンハイドレート発見の経緯や進展状況をたのしく書いている以下の書籍があります。
★『「女よ! 大志を抱け」 ワニブックス』


千春さんが話している動画では以下のものがあります。19分20秒頃から見て下さい。千春さんは個性的ですが、明るくかわいらしい方です。
★【Front Japan 桜】青山千春~自前資源「メタンハイドレート」は今どうなっているのか?その他の海洋資源は?[桜R6/2/9] 本編51:40



さらに、もっと身近なところからも大きな希望を持てる話もあります。それは、私たちが日常で行っている物を買ってお金を払う時やすべての決済行為時に、0.3%の税金をかけるという「決済税」を導入すると、この決済税だけで、年間140兆円の税収が見込まれるということです。2023年の税収は69兆4400億円ですから、その倍の税収が決済税だけで上げられることになります。0.3%ですから、千円で3円、一万円で30円、十万円で300円です。



また、国の借金として扱われている国債などの公債金等も入れた2023年の歳入額(国家予算)は114兆3812億円ですので、決済税だけで国家予算を25兆6188億円も超えることになります。そうすると、今現在国民や企業が払っているすべての税金(所得税、法人税、消費税、相続税、住民税、固定資産税等々…)をもう払う必要が無くなります。健康保険料も無料にできます。



この決済税を導入する前提には、中央銀行デジタル通貨(SBDC)の導入と量子コンピューターの完成が必要となりますが、中央銀行デジタル通貨は世界中でその導入のための調査、研究が着々と進められていますし、量子コンピューターは完成に向けて開発されています。国内では、理化学研究所が初号機を作り2023年3月から完全実用化に向けた開発をしています。
(決済税のことは、前述の青山繁晴さんが以前から話しています。以下の動画でも話されていますので、よろしければご覧下さい。ちなみに、青山さんは今年秋に開かれる予定の自由民主党の総裁選に出馬されます)

★日本初「野心なき総理」誕生へ!自民党・青山繁晴の”総裁選挙勝利への戦略”とは?|第271回 選挙ドットコムちゃんねる #3 13:48


★安倍晋三さんと相談!青山繁晴が総理大臣になったら経済革命政権!決済税導入!#参院選2022 9:15



ただし、決済税導入には一番の障害があります。それは国税庁と財務省の存在です。なぜなら、税金がなくなるのですから、この両省庁ともにその存在意義がまったく変わってしまいますから、大きな圧力をかけてくることは必然です。今でも税金、お金の流れ、しいては日本を牛耳っているのは財務省です。(さらに奥で牛耳っているのはアメリカですが)



ここにも根源的には心の問題が潜んでいるだけです。省庁の官僚の人たちの心には「不安と怖れ」が処理されないままあり、それによって脳の生存本能が過剰に働いて、日本や日本国民のことは考えずに、自分の身を守るために「とにかく自分の地位が上がっていけばいい」、「とにかく自分のお金が増えればいい」という思いが発動して自己保身に走っています。でもこれは生存本能の過剰活動が原因ですから、彼らを責めたり、否定するつもりはありません。人間はみんな、「不安と怖れ」を処理しないまま、見ないように心の奥に隠していると、そうなってしまう生き物であるだけです。激しい場合には、例え人間であっても、生存本能が超過剰活動をすると、まるで「獣」のような状態になってしまいます。



では、「脳の生存本能からの自己保身がなくなるように、手っ取り早くとにかく脳を安定させればいいのではないか」という意見もあると思います。今、ネドじゅんさんという方がこの辺りの効果的な方法を広げられています。私はこのやり方は理にかなったいいやり方だと思っています。彼女が進めている「エレベーター呼吸」は有効です。簡単に言うと、腹式呼吸です。腹式呼吸では横隔膜を動かすことになり、横隔膜を動かすと、不安や怖れを感じにくくなるという身体構造上の性質が人間にはあります。また、ネドじゅんさんは左脳の思考を止めることに重きを置いています。今流行っている脳科学的な手法なども過剰に働いている思考を黙らせるとか書き換えるということを行っています。ネドじゅんさんは、「左脳は感情につながっているので、左脳の思考が止まれば右脳が優位になって悟りの状態になる」という風におっしゃっています。



私の理論では少し違っていて、「不安と怖れ」などの「ネガティブな感情」があるから「左脳」が優位になってしまうので、根源的な癒しを行うためには、ネガティブな感情の方を処理することが重要なことであると感じています。医学的にも、「出血や炎症を起こしている痛みの原因があるのに、痛みだけを取っても根本治療にはならない」ことと同じです。痛みは必要だから出ていて、その奥には根本となっている何かの病原・病巣があることを教えてくれているのです。



しかしながら感情というものにおいては、自分のネガティブな感情に焦点を当てるのは「嫌」とか「怖い」と感じている人はとても多いですので、脳科学的なやり方やネドじゅんさんのやり方はそういった方々にも合っていると思います。



それでも私自身は、根源を扱うことが私の使命だと感じていますし、その方が人間の根源的な解放が起きることが27年間の心理セラピー現場での体験から分かっていますので、「象徴的イメージ統合療法」という心理セラピーを今も行っています。4月からは28年目に突入します。



「不安と怖れ」というネガティブな感情を隠すのではなく、ありのままその存在を自分自身で受けとめていくと(ここはある技術が必要になるのですが)、驚くことにそれは、今まで一度も味わったことがないような「深い安心感」へと自然に変容していきます。「深い安心感」が出てくれば、脳の生存本能は通常の働き方に戻り、それによって人は、自分の身を守るためだけの行動を自然にとらなくなる、安心しているのでとらなくてもよくなります。そうすれば、アドラー心理学でいう「共同体感覚」は元々人間の中にあるものなので、それが自然な形で発露してきます。『人間は本来みんな、素晴らしい光の存在』なのです。
※共同体感覚とは、他者信頼、自己信頼、所属感(居場所がある)という思いを感じて、人間が全体の一部であること、全体とともに生きていることを実感し全体を意識しながら行動しようとする思い、感覚のこと。



結局、私たちの多くが子供の頃に、親(特に母親)から自分の心が満足するようなやり方、接し方での愛情をもらえませんでした(母親には必ず愛情があるのですが)。もらえなかったからしようがないと、脳では決着をつけたと思っています。でも実は自分では気づかないまま、そのもらえなかったものを大人になった今も飢餓感を感じながら、どこかから、何かから少しでももらおうとしているのです。これが私たちの生きづらさの根本原因であり、これが誰の中にもある「承認欲求」の根元にあるものであり、これが私たちがいつまでも「調和と共生」に向かえない根源的理由です。



私は私たちの心に「深い安心感」が発露して定着すれば、調和と共生の中で日本は自然によりよくなっていくことを確信しています。



日本は資源大国です。また、この国をほんとうによりよくしようとしている国会議員や官僚はいます。色んな意見があると思いますが、私は生存本能が過剰活動している国会議員や官僚だけではなく、私たちみんなが元々持っている「深い安心感」を心の内に発露させ、「みんなで共にしあわせになる」ことに意識が向きさえすれば、この国はみるみるうちによりよい国になると感じています。現に、日本にはもうすでに、大きな「希望」となるものが存在しています!!



私も自分自身の内側に向き合いながら、心から祈ります。
人と社会、日本と世界、地球全体がよりよくなり、すべての命が調和し共生した、地上天国が実現されますように。


ホリスティック・セラピー研究所 https://holistic-ti.com



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