POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 




こんな記事を見つけました。

「舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ) fracture of the carpal scaphoid
(1)概念 手根骨骨折の中で最多である。 血行が豊富でないため、骨癒合が遅延して偽関節を来たしやすい。
(2)原因 多くの場合、青壮年が手関節背屈位で手をついた際に生じる。」

老年に達しようとして骨が脆くなり骨折したのではないかと心の隅で思っていた私には、「青壮年」が受傷するものという記事を見つけただけで嬉しかった。まだ「青年」と同じ骨折をするとは、、、「壮年」という部分は見ないことにして、、、

慣れない左手のみで検索し調べて記事にしているため、一つの記事を書くのに両手を使っていたときと比べて数倍の時間がかかります。記事が仕上がって投稿したときには、現実の状況はすでに変化しています。8月14日に右手の手根骨(しゅこんこつ、8個の骨よりなる)を覆うシーネは外され、ギプス(Gips)になりました。いま、その記事を書こうとしています。



骨折という受傷で腫れが出ていたため、すぐにはギプスができないということで、ごらんのようなシーネ(Shiene。「添え木」という意味のドイツ語。実際は「木」ではなく「固化する布」。太い繊維で編まれたガーゼのような布をはさみで切って形状を整え、水に濡らして右手首周辺を半周させ、皮膚にフィットさせ固化を待つ。数分で固化する。)を包帯で巻かれていました。

N君の手によって、包帯が外されます。久しぶりに見た我が右手。皮膚が黄色した部分が見られます。
「これは何ですか。」
N君「皮下出血です。」
「黒ずむわけではないんだ。」
N君「時間が経てばこうなります。」
「へぇ~」

絞った濡れタオルで皮膚が拭き取られ、白い粉が塗布されます。
「これは何ですか。」
N君「ベビーパウダーです。」
確かに手にしているのは、ジョンソン・ベビーのベビーパウダー。あせもを防ぐのだそう。

次に、チューブ状のサポーターのようなものが手首にはめられます。
「これは何ですか。」
N君「ストッキネットです。」
「何ですか、それ。」
N君「ギプスをするときの下巻きチューブ包帯です。」「綿糸を使っているので吸湿性が高く、患部全体を適度に固定し保護するんです。」「肌触りもいいでしょう。」
右手親指を通すため、そのストッキネットにはさみで穴が開けられ、親指を久しぶりに曲げました。「痛っ!」
いちいち質問するうるさい患者と思われているのか、施術は淡々と進み、同情はされませんでした。初診のときは、「痛いでしょう。大変でしたね。」などと慰めの言葉をかけられたのに、、、

これが済むと、青い色をした厚めの包帯が巻かれます。懲りずに、
「これは何ですか。」
N君「オルテックスです。」
「このオルテックスは何のために巻くんですか。」
N君「ギプス用の綿包帯で、一種のクッションにするんです。」「綿とレーヨンの混紡なので、吸湿性に優れているようですよ。」
「青い色をしてますよね。」
なぜ、青い色をしているのか尋ねたくて、こう言ったのですが返事はありませんでした。
「何、何、なぜ、なぜ、とうるさい患者だな。」と思われていたのかどうかはわかりません。

これでギプスをする下準備は終わりです。いよいよキャスティングテープという数分で固化する包帯状のものが巻かれていきます。このときは、N君、真剣そのもの。私も一言も言葉を発することができませんでした。50mm幅で3.6mある包帯(キャスティングテープ)を水に塗らして、適切な位置に適切に力を加え巻いていくのです。やや熱を持ったテープが完全に巻かれると、そのテープの熱が引く頃には完全に硬くなっていました。その上から包帯が巻かれ、適切に施術されたかの確認のレントゲンが撮られ、「上手にできました。(写真の一部を指差しながら)ここに必要以上の空間ができてしまうとやり直しなんです。」「これで後は骨が癒合するまで、マイクロ波の照射です。」

「ギプス」と聞くと「石膏」と発想するのはもう古いのですね。こんなに簡単にギプスができるものとは思いませんでした。このギプスをして数日経ちますが特にむれるという感じも現在のところはありません。

       (この項 健人のパパ)

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