エプソンの複合プリンタ「PM-A850」を使っているのですが、5月の連休中に突然に動かなくなってしまいました。
その2週間ほど前から「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています」というメッセージが液晶パネルに表示されてはいたのですが、スキャナとして利用していたものですから、特に不都合はないだろうと、使い続けていました。
かなりの分量の文書が出来上がったので、さあ印刷しようと、プリントし始めたところ、数枚とったところで、「プリンタ内部の部品調整が必要です」というメッセージが出て、動かなくなりました。スキャナとしても使えなくなってしまいました。
ネットで検索して調べたところ、次の事実がわかりました。
「インクジェットプリンタでは、インクを噴き出すノズルの詰まりが必ず起こる。それを防ぐためにインクをヘッドから吸い出して、ノズルをクリーニングしている。吸い出された廃インクは、プリンタの底部にある廃インク吸収材に吸収させている。」
「クリーニングに消費したインク量がカウントされ、そのカウンタが設定された値に達すると「内部調整エラー」(動作不可)となる。」
そこで、購入した電気店に電話をかけて事情を話すと、「廃インクパッドの交換は、大体9,000円前後です。」との返事。
「今日出すと、何日ぐらいで帰ってきます?」
「通常は1週間以内なのですが、修理センターがお休みなので、連休が明けないと修理が始まらないし、多分修理品がたくさん溜まっていると思うんですよ。だから、2週間以上見てもらいませんと、、、」
「・・・」
翌日遊びに出かけた妻「あみ」は、この事情を私から聞いていて、電気店に寄ったようです。電気店から電話をかけて来て、「新しいのを買った方がいいわよ。いまウチのプリンタの同等品(EPSON PM-A920)が25,000円くらい。店員さんの話だと、プリンタは消耗品の塊りで、2年もヘビーに使ったなら買った方がいいそうよ。」
躊躇しました。新しいのを買うと、16,000円の追加出費でプリンタの寿命が延びる。しかし、プリンタを使っていて問題なのは、インクが高いこと。例えば、10,000円のプリンタを買っても、インクが4,000円もする。ウチのプリンタのインクは最近予備を購入したばかり。5,400円×2セット。
迷いに迷って、古い物を大事に使うという「エコ」を理由付して、連休が明けるのを待って部品交換(廃液吸収材の交換)に出しました。それが、今日帰ってきました。インクが新品のものに交換されていました。料金は7,200円。インク代を引くと、1,800円の出費。
私は身の回りのものは機械にすら愛着を持ってしまう気質。PM-A850と別れずに済みました。女房とプリンタは、古くていいか。
(この項 健人のパパ)
(追記)戻ってきたプリンターについていた文書を紹介してみましょう。「エプソン修理センター」から「お客様」へ宛てたものです。
お客様へ
日頃より弊社製品をご愛用頂きまして誠にありがとうございます。
●「プリンタ内部の部品調整が必要」のエラー表示について
パソコンの画面上やプリンタ本体の液晶パネルに「プリンタ内部の部品調整が必要」等のエラーが表示され、印刷ができなくなる場合がございます。
これは廃インク吸収パッド(※)の吸収量が限界に近づいている状態で、廃インク吸収パッドが限界となる前に印刷停止となるようハード的に制御しているためです。
本エラーメッセージが表示された場合には、エプソン修理センターヘ製品をご送付願います。
※廃インク吸収パッドとは、クリーニング時や印刷中に排出される廃インクを吸収する部品です。お客様ご自身による交換はできません。
本エラーの発生に際しましては、お客様に長期間ご愛用していただけるよう、製品の全体的な点検もあわせて行う時期と考えております。
そのため,修理センターでは廃インク吸収パッドの交換、及び、各部点検を行い、また、ご使用状況により必要に応じ、部品等の交換をさせて頂く場合がございます。
今後とも弊社製品に一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。
エプソン修理センター
※ さらに詳しくは、EPSONのこのページで。
| Trackback ( 0 )
|
|