うまものがたり(Horse Stories et al)

愛馬とのふれあいをつづる

囚われて

2017-10-19 21:04:08 | 本・雑誌等
 小池真理子の短編小説の中に「囚われて」という短編があります。
横暴な夫の所有物みたいな扱いを受け、最終的には不幸な結婚生活に精神を病み、その夫を殺してしまうというお話です。
先日某医大の待合室で、年配のカップルが(微妙に離れてすわっていられるのですが)、私の方から見ると背を向けて座っていられました。私とはちがう科を受診されるみたいです。
男の方が大きな声で話していられるので、つい目がそちらに行きました。一方的に延々と話続けていられる割には、奥さんとおぼしき人の口からは、相槌を打っているのかいないのかよく聞き取れません。
8時半という時間もあって、まだ人はまばらでした。
きっとこのお二人はあまり仲が良くないのではないか、というよりは夫が妻を過去に虐げてきて、いま年をとり、病院に付き添ってもらわなければならなくなっているのではないか、などと想像してしまいました。
小説の中のようにはいかないけれど、妻の心は閉ざされているように思いました。
本の影響うけすぎ?でしょうか?

今日も雨でシャル君のレッスンはキャンセルです。先生に晴れ間を見て運動させてもらい、寒いので馬着をきせてもらったりしているみたいです。
動物といると、複雑な人間の気持ちを考えず、ただただ可愛いと思う気持ちのみでいいですね。
コメント (2)
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