優と亜沙子さんが駒乃館で働く最後の日。
松竹梅に「皆さんにはお世話になりました」と亜沙子さん。
佳代さん直伝でか、コンロの掃除をしていた優も「お世話になりました」
「お世話だなんて何もしてないわよねえ~」と、これは謙遜か真実か。
「これ、気持ちです」と3人にハンカチを贈る亜沙子さん。
「ハンドタオルの方がよく使うのよね~」などと言われ……
「感じ悪いですねえ、最後ぐらい感じよくしてくれるかと思いました……」
ズバリと言う亜沙子さんに対し、
「そんなつまんないことするわけないじゃない」
笑い出す松竹梅、しかしハンカチも結構気に入った様子で、
そんな3人を見てやはり笑う亜沙子さん、優。
寮の部屋では引越しの荷物を整理する啓太さん。
ひと足先に帰ろうとする佳代さんに、長い間いてくれたことの礼を言います。
高崎で仕事が見つかったとはいえ、アルバイトで、
あまり条件もよくないらしい啓太さん、
「心配ばかりかけて本当にすいません」
「そうよ、頼むわよっ」と力強く佳代さん。
「はいっ」力強く応える啓太さん。
檀君、佳代さんに近づき「バイバイ」と言ったあと、抱きつき……
毎晩毎晩、遊んでるところを寝かしつけられたことも、
今となってはいい思い出でしょうか……。
夜、駒乃館で皆を前に別れの挨拶をする優。
ここではいろんなことを教えてもらいました、
障子の張替え、着物の着方、仲居の仕事……
見つめる隆行さん、絹子さん、大和・敏美夫妻……
その後ろにはチャッカリひとりずつ映りこむ松竹梅。
「将来は人を元気にする仕事がしたいなって思うようになりました」
言葉が詰まる優。
一同、拍手。
「4月から高校に戻ります。皆さん、ありがとうございました」
深々と頭を下げる優。
一同、いつまでも拍手。
特に想いをこめて見つめ合う、優と隆行さん。
朝、廊下の流しで出会う亜沙子さんと川崎医師。
今日引っ越すことを告げる亜沙子さんに、とっておきの体操を教える川崎医師。
「笑ってください」
取り澄ました笑顔を見せる亜沙子さん。
「もっと笑ってみましょう」
口の端を指で持ち上げる川崎医師、
それにつられて自然な笑いを見せる亜沙子さん。
「そうです、幸せを呼ぶ顔の体操です」
やがて、さよなら、と別れを告げる2人。
駒乃館に挨拶に訪れる木戸家の4人。
ありがとうございました、とひとりずつ頭を下げる啓太さん、亜沙子さん、優。
檀君は師匠に切り絵のプレゼント。
先日のパーティの隆行さんと絹子さんの絵に、礼を言う師匠。
やがて去っていく木戸家の4人、
ここではさすがに「バイバイ」ではなく「さよなら」。
彼らを追おうとして、しかしうずくまって泣き出す敏美さん。
それは決して、
優ちゃんがいなくなったらわがままな団体客をどうあしらえばいいのよ、
などと悲しんでるわけではなく……。
そうやって四万に、四万でお世話になった人々に別れを告げ、
いよいよ高崎に戻ってきた4人。
木戸バネ製作所の前でしばしたたずみ……
やがて中に入り、
「ここに住むんだよね?」と檀君。
「そう」と亜沙子さん。
2階に上がった優、部屋の中を見渡し、
目がとまるのは、クリーニングから上がったままの高校の制服。
学校に行けなくなったころのことが思い出されるけど……
やがて笑顔を見せ、それを手にとり、ビニールを剥がし……。
1階では、段ボール箱をひっくり返し、中のおもちゃをぶちまけてしまう檀君。
片付けなさいと言う亜沙子さんに向かって、
「やだよ!」と言い残して走り去っていく檀君。
久し振りに……恐らくプチ家出のあの一件以来、
久し振りに見せた檀君の子供らしい、無邪気なわがままっぷり。
そして工場では、カバーの掛けられた機械をじっと見渡す啓太さん。
「気をつけてね、檀あるから……じゃなかった、段あるから」
事務所にあったスチール机を運び出す優と啓太さん。
「段……じゃなかった、檀、危ないから」
もう1台も運び出し……
そして、長い間掛けられていたカバーを外し、優が「ただいま」と声をかけたのは、
家を売ることになり、家財道具を琴子さんに引き取ってもらったとき、
これだけは残しておいた、あのテーブル。
それを事務所に据え、椅子も運び込み……
それは立派な木戸家の食卓。
しばし眺めた後、席につく4人。
「お腹すいたあ!」と檀君。
「すいたねえ~」と優。
亜沙子さん「何食べたい?」
顔を寄せ合い、笑みを浮かべる優と檀君……「鉄板焼き!」
優、肉を口にし「おいしいぃ~!」
檀君はタレの皿に口をつけ……
亜沙子さん「檀、タレは飲まないんでしょ!」
「飲んでないよ、飲む振りしただけ!」
「だましたなあ~!」
「引っかかった、引っかかった!」
罰として赤ピーマンを食べる羽目になる檀君。
心から笑う啓太さん、優。
「檀、ピーマン食べた?」
「まだ」
いつまでも笑いの絶えない食卓。
静かにスタートを切った、木戸家の新たな生活。
工場の再開はしかし今のところ目処は立たず、
優の学校での日々もどうなるのか、不安がないわけではない、
でも、この家族なら……
いろいろ回り道はしてしまったけど、
その分、とても多くのことを学んだ、
とても大事なことを知った彼らなら、
この先にどんな困難があっても、なんとか乗り越えてくれるでしょう。
そしてその姿は、きっと我々を大いに励まし、力づけてくれることでしょう。
いつにもまして見応えがあった第18週「かえろう」、
しかしそれはまた、今後の展開へのひとつのステップ。
来週以降もますます楽しみな、帰ってきた木戸家のドラマ。
期待せずにはいられない、優の新たな挑戦。
残り2ヵ月となってしまったのは残念ではあるけど、
最後まで立派に駆け抜けてくれるであろう「ファイト」。
その魅力をしみじみと味わうことの出来た土曜日でした。
松竹梅に「皆さんにはお世話になりました」と亜沙子さん。
佳代さん直伝でか、コンロの掃除をしていた優も「お世話になりました」
「お世話だなんて何もしてないわよねえ~」と、これは謙遜か真実か。
「これ、気持ちです」と3人にハンカチを贈る亜沙子さん。
「ハンドタオルの方がよく使うのよね~」などと言われ……
「感じ悪いですねえ、最後ぐらい感じよくしてくれるかと思いました……」
ズバリと言う亜沙子さんに対し、
「そんなつまんないことするわけないじゃない」
笑い出す松竹梅、しかしハンカチも結構気に入った様子で、
そんな3人を見てやはり笑う亜沙子さん、優。
寮の部屋では引越しの荷物を整理する啓太さん。
ひと足先に帰ろうとする佳代さんに、長い間いてくれたことの礼を言います。
高崎で仕事が見つかったとはいえ、アルバイトで、
あまり条件もよくないらしい啓太さん、
「心配ばかりかけて本当にすいません」
「そうよ、頼むわよっ」と力強く佳代さん。
「はいっ」力強く応える啓太さん。
檀君、佳代さんに近づき「バイバイ」と言ったあと、抱きつき……
毎晩毎晩、遊んでるところを寝かしつけられたことも、
今となってはいい思い出でしょうか……。
夜、駒乃館で皆を前に別れの挨拶をする優。
ここではいろんなことを教えてもらいました、
障子の張替え、着物の着方、仲居の仕事……
見つめる隆行さん、絹子さん、大和・敏美夫妻……
その後ろにはチャッカリひとりずつ映りこむ松竹梅。
「将来は人を元気にする仕事がしたいなって思うようになりました」
言葉が詰まる優。
一同、拍手。
「4月から高校に戻ります。皆さん、ありがとうございました」
深々と頭を下げる優。
一同、いつまでも拍手。
特に想いをこめて見つめ合う、優と隆行さん。
朝、廊下の流しで出会う亜沙子さんと川崎医師。
今日引っ越すことを告げる亜沙子さんに、とっておきの体操を教える川崎医師。
「笑ってください」
取り澄ました笑顔を見せる亜沙子さん。
「もっと笑ってみましょう」
口の端を指で持ち上げる川崎医師、
それにつられて自然な笑いを見せる亜沙子さん。
「そうです、幸せを呼ぶ顔の体操です」
やがて、さよなら、と別れを告げる2人。
駒乃館に挨拶に訪れる木戸家の4人。
ありがとうございました、とひとりずつ頭を下げる啓太さん、亜沙子さん、優。
檀君は師匠に切り絵のプレゼント。
先日のパーティの隆行さんと絹子さんの絵に、礼を言う師匠。
やがて去っていく木戸家の4人、
ここではさすがに「バイバイ」ではなく「さよなら」。
彼らを追おうとして、しかしうずくまって泣き出す敏美さん。
それは決して、
優ちゃんがいなくなったらわがままな団体客をどうあしらえばいいのよ、
などと悲しんでるわけではなく……。
そうやって四万に、四万でお世話になった人々に別れを告げ、
いよいよ高崎に戻ってきた4人。
木戸バネ製作所の前でしばしたたずみ……
やがて中に入り、
「ここに住むんだよね?」と檀君。
「そう」と亜沙子さん。
2階に上がった優、部屋の中を見渡し、
目がとまるのは、クリーニングから上がったままの高校の制服。
学校に行けなくなったころのことが思い出されるけど……
やがて笑顔を見せ、それを手にとり、ビニールを剥がし……。
1階では、段ボール箱をひっくり返し、中のおもちゃをぶちまけてしまう檀君。
片付けなさいと言う亜沙子さんに向かって、
「やだよ!」と言い残して走り去っていく檀君。
久し振りに……恐らくプチ家出のあの一件以来、
久し振りに見せた檀君の子供らしい、無邪気なわがままっぷり。
そして工場では、カバーの掛けられた機械をじっと見渡す啓太さん。
「気をつけてね、檀あるから……じゃなかった、段あるから」
事務所にあったスチール机を運び出す優と啓太さん。
「段……じゃなかった、檀、危ないから」
もう1台も運び出し……
そして、長い間掛けられていたカバーを外し、優が「ただいま」と声をかけたのは、
家を売ることになり、家財道具を琴子さんに引き取ってもらったとき、
これだけは残しておいた、あのテーブル。
それを事務所に据え、椅子も運び込み……
それは立派な木戸家の食卓。
しばし眺めた後、席につく4人。
「お腹すいたあ!」と檀君。
「すいたねえ~」と優。
亜沙子さん「何食べたい?」
顔を寄せ合い、笑みを浮かべる優と檀君……「鉄板焼き!」
優、肉を口にし「おいしいぃ~!」
檀君はタレの皿に口をつけ……
亜沙子さん「檀、タレは飲まないんでしょ!」
「飲んでないよ、飲む振りしただけ!」
「だましたなあ~!」
「引っかかった、引っかかった!」
罰として赤ピーマンを食べる羽目になる檀君。
心から笑う啓太さん、優。
「檀、ピーマン食べた?」
「まだ」
いつまでも笑いの絶えない食卓。
静かにスタートを切った、木戸家の新たな生活。
工場の再開はしかし今のところ目処は立たず、
優の学校での日々もどうなるのか、不安がないわけではない、
でも、この家族なら……
いろいろ回り道はしてしまったけど、
その分、とても多くのことを学んだ、
とても大事なことを知った彼らなら、
この先にどんな困難があっても、なんとか乗り越えてくれるでしょう。
そしてその姿は、きっと我々を大いに励まし、力づけてくれることでしょう。
いつにもまして見応えがあった第18週「かえろう」、
しかしそれはまた、今後の展開へのひとつのステップ。
来週以降もますます楽しみな、帰ってきた木戸家のドラマ。
期待せずにはいられない、優の新たな挑戦。
残り2ヵ月となってしまったのは残念ではあるけど、
最後まで立派に駆け抜けてくれるであろう「ファイト」。
その魅力をしみじみと味わうことの出来た土曜日でした。