モヴィエ日記

映画の感想とか、いろいろです。

ある演説

2016-03-11 21:41:14 | Weblog
あの震災、原発事故からまさに5年の月日が流れました。
そのメモリアル・デイのまさに前日に、
大津地裁の仮処分決定により稼働中の原発が停止しました。
まさに象徴的な出来事ではありませんか。
この運転停止はまさに、原発推進主義者に冷却水を浴びせたことでしょう。
あの事故の多大な影響、今も解決できていない問題の山積していることを忘れて、
またもや原発に頼ろうなどという思考停止に陥ってはいけません。
まさに思考停止よりも運転停止、ではありませんか。
そもそも世界一厳しい規制基準に合格したからといって、
それが事故が起きないということに直ちに結びつくわけではありません。
これはまさに、クラスでいちばん勉強のできる子が必ず東大に合格するとは限らないのと、
まさに同じことであります。
また仮にアンダーコントロールできるようになって事故を完璧に防ぐことができるようになったとしても、
使用済み核燃料、いわゆる核のゴミの処分という課題が残ります。
これを解決する方法はありません。
それなのに原発を動かしてどんどん核のゴミを増やそうというのは、
これはまさに無責任であります。
原発が動かないと電気が足りなくなるとか、電気代が上がるとか言う人もいますが、
この批判は全く当たりません。
電気料金については、先に挙げた核のゴミの処分費用が含まれていないので、
本来かかる経費を先送りしているのと同じであります。
また電力需要は震災後の節電意識の高まりもあって減少しております。
省エネ家電の開発などによって更なる節約を進めれば、
原発がなくても供給に不安が生じることはないのであります。
まさに一億総節約社会の実現であります。
全国にメガソーラーの施設を増設していって、
パネルが輝く社会を実現しようではありませんか。
バイオマス発電も推進しようではありませんか。
ただし、バイオマスで儲けませんか?といった勧誘にはお気をつけ下さい。
そのような詐欺に投資しても損するだけであります。
まさに、バイオ利殖ゼロ、であります。
風力発電も有望であります。
風車がぐるぐるぐるぐると回って、まさに発電の好循環を生み出すのであります。
しかも風が吹けば桶屋が儲かるのであります。
そしてこれからは桶屋だけではありません。
電力自由化によって、既存の電気屋、そして新規参入の電気屋も儲かるのであります。
新旧2つの電気屋と桶屋、これこそまさにエネルギーミックスの三軒の屋なのであります。
このようにクリーンエネルギーに力を注いでいけば原発に頼らなくてもすむのであります。
これらをもっと促進していかなければなりません。
私も思わず「早く発電しろよ!」とヤジ……いえ、自席発言を飛ばしたくなるくらいであります。
すべて廃炉にすれば、もう事故の心配はないのであります。
「炉心落ちた、日本死ね!!!」のような事態は起こらないのであります。
……え?
お前は誰だってですか?
匿名である以上、確かめようがないのであります。
コメント (2)
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