月曜日の朝
まだまだ 平熱に戻っておらず
ボヤ〜っと 目覚めのは 午前五時を少しだけ 回った頃
二階から ニヤリさんが 「グッとモーニング〜エブリバディ」と
我が家で 一人だけ 軽快な 朝のご挨拶で 降りてきたわ
その日は 午前八時半 発車の 空港行き 高速バスに乗る
犬さん達に 朝ごはんを食べさせて ニヤリさんの朝食用に
小樽で買った 厚切りの鮭の切り身を焼いた
お味噌汁は セブンで買っておいた 揚げナスのフリーズドライだ
それだけ、ほんと たった それだけで ドバーッと 疲れ くらくら
床に戻って ニヤリさんのスケジュールを聞く
実に 淡々と 仕事のスケジュールを 熟すかの 要領で ワタシに伝える
好物の 紅鮭の切り身を 頬張る 背中を ボヤ〜としながら見ていると
ワタシには 伝え切れない 深い思いが 断片的に 伝わってきた
ので、冷凍庫の奥に隠して置いた 最後の一個 あまおうのバニラアイス
の 在り処を 教えてあげた
「へぇ〜まだ残って おったんや!*\(^o^)/*」byニヤリさん
まるで 小さな子供のような 笑顔
「お父さんは お出かけするから 君たち お母さんを頼みますよー!」
定刻 自宅を出て行った
さあ〜ては 心置きなく ゆっくり休んで 早く治そう
そう 決め込んで ふかふかな毛布を 被った
【只今 空港行きバス 発車致しました〜】byニヤリさん
はい、気をつけて
【インターチェンジ 通過〜】byニヤリさん
、、、返信スルー
眠られん
【空港到着〜! 搭乗手続き 完了】byニヤリ
、、、はい 了解 気をつけて
【関空には 13時45到着予定】byニヤリさん
…それは 朝聞いてるので 又々スルー
さあー寝るぞ! 寝るぞー 絶対 寝てやる
と、気合いを入れたが、、、別な要件で メールが入りまくる
要件を 済ませたのは 夕方の 五時
丁度 同じ頃
【目的の ○○駅に 到着〜! 妹が迎えに来るのを待っています】byニヤリさん
更に
【携帯変えたから 電池気にせず 使えて 嬉しいわ〜】byニヤリさん
、、、そりゃ 良かったざんすね
まるで 新機能搭載の 玩具でも買い換えた感覚なのか?
普通に ガラ携だぞ! と返信したい気持ちを 抑えた
ニヤリさんの 生まれ故郷は 滅多に雪なんか降らないし
風光明媚な 瀬戸内海の 近くだ
一体 何年ぶりに なるんだろうか? 里帰り
里帰りの目的は 義父の葬儀
ニヤリさんの 実父は 終戦の 僅か ニカ月前に 戦死されている
当時 まだ一歳だった ニヤリさん
高校進学時に 初めて 義父だと知ったらしい
それを聞いた時 ワタシは
三歳上の お兄さんの 心情を思った
何処の家庭でも 大なり小なり 色々な諸問題は つきものだけど
国の戦争で 大きく運命が 変わってしまう 現実を
ワタシは ニヤリさんを 通して 知った
戦後 73年の年に なろうとしながら
相変わらず キナ臭いけれど
遠い 故郷の 変わらない山々 様変わりしているであろう街並み
ニヤリさんの 眼に どんな風に 見えてるかな
どうか、どうか 優しい風で 包んであげて下さいな
さあ〜て ワタシは これから ふかふかな毛布に 包まって
一眠り。
まだまだ 平熱に戻っておらず
ボヤ〜っと 目覚めのは 午前五時を少しだけ 回った頃
二階から ニヤリさんが 「グッとモーニング〜エブリバディ」と
我が家で 一人だけ 軽快な 朝のご挨拶で 降りてきたわ
その日は 午前八時半 発車の 空港行き 高速バスに乗る
犬さん達に 朝ごはんを食べさせて ニヤリさんの朝食用に
小樽で買った 厚切りの鮭の切り身を焼いた
お味噌汁は セブンで買っておいた 揚げナスのフリーズドライだ
それだけ、ほんと たった それだけで ドバーッと 疲れ くらくら
床に戻って ニヤリさんのスケジュールを聞く
実に 淡々と 仕事のスケジュールを 熟すかの 要領で ワタシに伝える
好物の 紅鮭の切り身を 頬張る 背中を ボヤ〜としながら見ていると
ワタシには 伝え切れない 深い思いが 断片的に 伝わってきた
ので、冷凍庫の奥に隠して置いた 最後の一個 あまおうのバニラアイス
の 在り処を 教えてあげた
「へぇ〜まだ残って おったんや!*\(^o^)/*」byニヤリさん
まるで 小さな子供のような 笑顔
「お父さんは お出かけするから 君たち お母さんを頼みますよー!」
定刻 自宅を出て行った
さあ〜ては 心置きなく ゆっくり休んで 早く治そう
そう 決め込んで ふかふかな毛布を 被った
【只今 空港行きバス 発車致しました〜】byニヤリさん
はい、気をつけて
【インターチェンジ 通過〜】byニヤリさん
、、、返信スルー
眠られん
【空港到着〜! 搭乗手続き 完了】byニヤリ
、、、はい 了解 気をつけて
【関空には 13時45到着予定】byニヤリさん
…それは 朝聞いてるので 又々スルー
さあー寝るぞ! 寝るぞー 絶対 寝てやる
と、気合いを入れたが、、、別な要件で メールが入りまくる
要件を 済ませたのは 夕方の 五時
丁度 同じ頃
【目的の ○○駅に 到着〜! 妹が迎えに来るのを待っています】byニヤリさん
更に
【携帯変えたから 電池気にせず 使えて 嬉しいわ〜】byニヤリさん
、、、そりゃ 良かったざんすね
まるで 新機能搭載の 玩具でも買い換えた感覚なのか?
普通に ガラ携だぞ! と返信したい気持ちを 抑えた
ニヤリさんの 生まれ故郷は 滅多に雪なんか降らないし
風光明媚な 瀬戸内海の 近くだ
一体 何年ぶりに なるんだろうか? 里帰り
里帰りの目的は 義父の葬儀
ニヤリさんの 実父は 終戦の 僅か ニカ月前に 戦死されている
当時 まだ一歳だった ニヤリさん
高校進学時に 初めて 義父だと知ったらしい
それを聞いた時 ワタシは
三歳上の お兄さんの 心情を思った
何処の家庭でも 大なり小なり 色々な諸問題は つきものだけど
国の戦争で 大きく運命が 変わってしまう 現実を
ワタシは ニヤリさんを 通して 知った
戦後 73年の年に なろうとしながら
相変わらず キナ臭いけれど
遠い 故郷の 変わらない山々 様変わりしているであろう街並み
ニヤリさんの 眼に どんな風に 見えてるかな
どうか、どうか 優しい風で 包んであげて下さいな
さあ〜て ワタシは これから ふかふかな毛布に 包まって
一眠り。