ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

06/08/30 十八代目勘三郎襲名披露全国公演(板橋)口上の感想

2006-09-05 23:43:35 | 観劇
「松竹大歌舞伎十八代目中村勘三郎襲名披露」と銘打った全国巡業公演の夜の部を板橋で観た。西コースは前日の松戸で幕を開け、板橋の次は九州へと回っていく。

1.十八代目中村勘三郎襲名披露口上
歌舞伎座での口上と違って勘三郎本人が口火を切る。そして人数が少なく並んだのは10人(右から扇雀・亀蔵・市蔵・勘三郎・七之助・新悟・弥十郎・源左衞門・山左衞門・鶴松)。勘太郎が怪我で入院手術リハビリ中で参加していないのでよけいに少ない。しかしながら大御所たちが並ぶ口上だと聞くことができないような丈のお話もきけることが面白かった。それに中村屋のお弟子さん3人も今の名前になったご挨拶。
板橋は初お目見えだそうで弥十郎の自宅が近いということだった。客層も歌舞伎座と違って高齢者のお姿を多く見かけた。休憩時間には出口近くには杖代わりになるショッピングカートが3台もあって、自宅近くの劇場に歌舞伎が来るということはより気軽に出かけてもらえるんだなと実感した次第。夏休みらしく私の前に母子連れが座っていた。気軽に連れていらしたのだろうと思ったが、小学生くらいの娘さんはイヤホンガイドをしていても飽きてしまって大きな欠伸をしたりとかなりお行儀が悪くギリギリ堪忍袋の範囲内だった。お母さんも寝てしまっていたような.....。
勘三郎から今日が今年最後の東京の舞台になるという挨拶もあり、つくづく観ることにしてよかったと再認識。勘太郎のリハビリも順調で歩いたり走ったりもできるが正座ができないと報告もあった。この兄弟はどちらかが出演できなくてもしっかりとカバーしあっている姿が好ましい。七之助の口上は昨年よりもよりしっかりしたものだった。
この間に見てきた口上よりもコンパクトで全国巡業ならではの今回の口上は親しみやすい雰囲気がとてもよかった。

2.義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
ここで気力体力ダウンのため、別記事にさせていただいた。
勘三郎襲名披露全国公演「義経千本桜」の感想はこちら
写真は、当初アップの今公演のチラシ画像から筋書の表紙の写真に入れ替え。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
板橋ならではの雰囲気... (mayumi)
2006-09-14 08:57:48
全国巡業ならではの雰囲気...伝わってきますね。

勘太郎の膝、焦らずしっかり治して欲しいものです。

正座は一番大変よね...。

でも、正座の絶対必要な仕事だしネ。
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★mayumiさま (ぴかちゅう)
2006-09-14 22:36:30
コメント有難うございますm(_ _)m

歌舞伎の全国巡業、初体験です。パンフレットにも襲名披露全国公演への意気込みを語るインタビューも「貴方の町に参ります」という題がついているくらいです。本当にそんな感じだったんです。襲名披露で全国をまわるって大事なことなんだなあってよくわかりました。

勘太郎くんの膝の回復を私もじっくり待ちますよ~。

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源左衛門さんの訃報 (ぴかちゅう)
2006-10-24 23:46:44
>2006年10月20日、中村源左衞門さんが食道がんで死去、72歳。

助五郎時代に三津五郎主演の『たぬき』のおんぼう焼の老人役の巧さにうなって名前をチェックしてすぐに覚えたものです。

8/30の勘三郎襲名の全国巡業の板橋公演の夜の部の口上で観たのが最後のお姿となりました。いつものようでなく、口上もつっかえていたので体調がお悪いのかなぁと思ってました。

中村屋の皆さん、本当にお寂しいでしょうね。小山三さんとのいいコンビももう見られないんですね。本当に本当に残念です(T-T)
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