秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

今年こそ何とかできそうです。

2023-01-29 13:53:42 | ソメワケササクレヤモリ
昨年春先、久しぶりにワイルドのソメワケが輸入されました。

正直なところコンディションは今ひとつでしたが何とか立ち上げることが出来ました。
そして繁殖までは漕ぎ着けたもののブリーダーズイベントには間に合いませんでした。
モルフものも勿論良いのですがやはりノーマル個体やワイルドコートのF1はこの種に
とって欠かせない存在です。
遅くはなってしまいましたが今年のイベントに数は少ないものの並べる事が出来そう
です。画像の個体のような模様にホッとするのは私だけではないと思います。

見えない結果と小さな努力

2023-01-26 12:56:44 | 飼育設備
餌昆虫に野菜類を与えるということは水分補給と栄養補給を兼ねています。

今回はコオロギやミールワームに与える際の注意点等を綴っていきたいと思います。
市販されているものを利用する場合は残留農薬が気になります。この場合は食器用の
洗剤で表面を洗います。この後よく水気を切ってから与えますが水滴が残っているよ
うでは適しません。出来ることであればキッチンペーパー等で野菜を包み数時間から
一晩程度置いたものが適しています。もう一つの注意点は冷蔵庫に保管している場合
必ず室温程度にしてから与えることです。冷たいまま与えれば餌のコオロギとてお腹
を壊すかもしれません。
理想的には無農薬野菜を作ることが出来たら良いのですが一部の方を除けば難しいと
思います。私は白菜やキャベツ等葉野菜の野菜屑をメインに使っていますが通気の良
いケージで餌昆虫を飼育し水分をしっかり飛ばした野菜を与えることで問題は起きて
いません。しかし野菜だけでは当然栄養不足ですから餌昆虫が好んで食べてしかも栄
養価の高い餌を併用し与えます。健全な餌昆虫を育て与えれば飼育している生体も健
康に育つことと私は思います。必要なのは極僅かな努力ですね。

ポリジェネティックの重要性

2023-01-09 07:31:26 | 独り言
新年ムードも少し落ち着きを感じるようになりましたね。

先日、親しくしていただいている趣味家さんが遊びに来てくれました。相も変わらず
外出を控えている身としては楽しい時間を過ごすことが出来ました。飼育している種の
ジャンルは多少違えどそこからお互い新たな発見があります。その折に話に出たのが
ポリジェネティックが如何に重要かということでした。モルフは確定されたものです
から当然確実に遺伝しますが大事なのはその下地になる部分だということです。例を
あげればアルビノ品種でも個体差があります。要はどういったカラー(模様)のアルビノ
を目指す(殖やす)といった方向性をしっかり打ち出す必要性があるということです。
画像のホワイト品種は選別した交配によって得られました。これにアネリスリスティ
ック(赤い色素が欠けるモルフ)をプラスしたものがチタニウムです。極端な言いかたを
すればチタニウム=アネリスリスティックですが下地の違いがまるで別品種のように
見えます。ポリジェネティックが如何に重要かがわかりますね。大事なのは周囲に振り
回されず我が道を行くことです。今あなたの目の前にいる個体も何か大きな可能性を
秘めているかもしれませんね。