秋海棠粗雑な日々

飼育している爬虫類を中心に紹介していきたいと思います。

使用しているステンレスメッシュについて その3

2021-03-30 21:52:49 | 飼育設備
デリカカップで生体を飼育することに関しては賛否両論あると思います。

ですが条件が満たされていれば私は良いと思います。

以前、網戸補修ネットをデリカカップに貼り付けたものを掲載したことがありました。
素材としては優れていますがコオロギ等の餌昆虫が簡単に食い破ってしまいます。この点を何とか
出来ないものかと考えておりました。

その時に思い起こしたのが木製の蓋を作成した際に接着力が強い両面テープを使用した事でした。
かなり時間が経過しましたが今も問題なく使用できているのでそれではとデリカカップに細い番線の
ステンレスメッシュを使用し張ってみました。因みに網戸用に市販されているものです。使用する網の
番数は飼育する個体や与える餌の大きさによって変える事で対応できます。例えばサイズの小さな餌を
与えるとして種類によって40番から100番の間で何種類か作成すれば対応可能でしょう。

厚さ1ミリのアクリルフォーム両面テープは弾力があって厚みの低い鋼線のギャップをカバーして
くれます。今回使った網戸用に市販されているものは厚みは0.4ミリですが両面テープを付着させる
部分のみ網の縦側若しくは横側を抜き取れば半分の厚みになりますから厚さ0.2ミリとなり張った時に
網を咬ませた部分も本体に接着され強度が落ちづらくなります。これはどのピッチの網でも同じです。
接着面の反対側は両面テープと同じ幅でカットした厚み0.5ミリの商品名プラ板(ポリスチレン製)を
貼り付けました。この素材を使うことにより両面テープが利用し易い物となります。網戸補修ネットを
想像していただければ感の良いかたはわかると思いますがテープ部分を剥がした途端に腰の抜けた
扱いづらいものになってしまいます。しかしプラ板のような堅い物を貼ることである程度強度が
保証され少しばかりですが作業がし易くなると思います。

画像の容器を使用したケージはこれが最終形かもしれません。何度も述べていますが網を張る利点の
一つはいちいち蓋を開けずに霧吹きが出来ることです。
しかしこの容器の場合給餌の度に蓋を開けるとすれば飼育している個体にストレスを与えるでしょう。
見づらいかもしれませんが画像の漏斗が刺さっている穴は普段、木製の栓が刺さっています。
給餌の際は木栓を抜いて漏斗を差し込み餌昆虫を投入すれば完了します。予算のある方かたはケージごとに
漏斗を差し込んで普段は重みのある・・・例えば小さなビー玉の様な物を入れておけば生体が外に出ることも
ありません。
因みに木栓はナイロンの糸で蓋に固定されており私のような人間でも紛失しないようになっています。

このケージですらまだまだ不完全かもしれません。しかし考えたものを形にする行為は私にとって楽しい
ものです。また何か思い付いた時に再び始まるのでしょうね。
後は10番から20番の太い番線を自在に使いこなせるようになれば・・・良いのですけど。(笑)



使用しているステンレスメッシュについて その2

2021-03-30 20:49:47 | 飼育設備
網の番手が細かくなると当然通気が劣るようになります。

また天面に使用した場合は照明器具から出る光を通しづらくなります。ですから照明を重視した場合は
なるべく番手の低いものを使うかケージ内に照明器具を入れてしまうべきでしょう。ただし私が
使用する極端に小さいケージは外部照明を使うしかありません。
しかし網の番手が低くなると厚みが増して加工が難しくなることがあります。20番の網を半田ごてで
溶着加工するのは至難の業です。0.5ミリの厚さは意外と大きなものです。どんな素材のケージに網を
張るか組み合わせるかにもよりますが接着剤を使うか強度のある両面テープのようなもので貼り付ける
他に(一般的ではありませんが)溶剤を使って圧着する方法があります。
画像の蓋は同じプラスチックの枠を二つ作り溶剤(メチルエチルケトン)を使い網を圧着したものですが
溶剤が蒸発する際の毒性(強くはないものの)を考えるとお薦めできるものではありません。

因みに市販されているケージを作る工程ですがプラスチックペレットを溶かした後、金型に圧入されます。
冷却後、出来たパーツやガラスなどを貼り合わせるなりして組み上げたものが市販されています。
結果的には作業工程は違えど私が作った蓋と同じ構造になります。しかし全てのパーツを個人レベルで
作るのは難しいと思います。

アクリルケージの場合はカットしたアクリル板を溶剤(メチレンクロライドやメタクレン等)で貼り合わせて
作ります。一度やってみるとわかりますが意外と難しくこちらもやはりプロの作業といえるでしょう。
私の場合も大きなケージあれば市販のものを利用します。専用で出来ているものはやはり良く出来ていると
私は思います。
しかし極小ケージは市販されていませんから試行錯誤を繰り返しながら自作することになります。
話はさらに続きます。

使用しているステンレスメッシュについて

2021-03-28 22:26:20 | 飼育設備
先日twitterのほうに投稿した記事をもう少し詳しく説明してみたいと思います。

私が使用している網は所謂DYで購入できるものですが今のご時世であればネット通販なども
利用出来るでしょうから購入は容易だと思います。
網の番手は細かくなるほど数字が上がっていきます。使用用途で番手は変わっていきます。
例えばコオロギやワックスモス等餌昆虫の維持や繁殖に使う場合脱走されては困ります。
一齢幼虫が網の間から逃げ出さない番数の網を使います。この場合私は100番を使用します。
一般的に網の目は細かくなればなる程使用している針金の直径が細くなっていきます。
網の厚みを計測した場合使用している針金の直径のほぼ倍の数値が金網の厚さになります。
因みに12番で厚さが0.8ミリ、20番で0.5強、30番で0.4ミリ、60番で0.3ミリ弱
80番で0.2ミリ強、100番で0.18ミリ程度です。網戸用として販売されているものは網の
ピッチが20番相当ですが網の厚みは0.4ミリくらいですから強度は落ちます。ただ私が現在
飼育しているような種であれば問題は全く起こりません。
網の厚みは加工用途と大きく関係します。私がよくやるポリプロピレン容器に窓を開け網を熱で
(半田ごてを使い)溶着する場合30番までが限界と考えています。網の目が大きくなると熱の
伝わりは鈍くなり作業が捗らなくなります。反対に金網の針金が細くなればなるほど熱に耐性が
無くなります。ですから半田ごてはワット数の小さなものを使用します。でないと網が”焼けて”
しまいます。焼けた網は強度が極端に落ちますから半田ごては使用電力が20ワット程度のものか
ワット数をコントロールできる器具を使用します。
溶着のコツは網を樹脂の中にねじ込むのではなく熱が伝わった網が僅かな力で樹脂の中に沈んで
いくような作業が理想的です。ですから網の埋め代が最低限の量ですと上手くいきます。
個人的な理想ですが80番の網で2ピッチ程度です。ただしこういった作業をする場合は細やかな
微調整を行う必要性が出てきます。

画像は右から12番、20番、網戸用のステンレスメッシュで私が使っているものです。
そして話は続きます。

不経済と知ってはいながら。

2021-03-22 22:09:38 | 飼育設備
アオマルメヤモリの飼育がケージや蓋を作るきっかけになったということは
何度か綴りました。

蓋に張る金網は丸まった状態ですとカットしづらいため大きなものを作らない限り
板状(?)のものを使っています。もちろんサイズが小さく(20×30センチ)不経済な事は
認識していますが曲のついた金網は作業が捗らないものです。因みに画像の容器で
使用する場合は一枚の金網から6個分確保出来ます。材料費で一個あたり約250円。
工具や工賃を考えたらとてもではありませんが売り物なんぞにはなりませんね。(苦笑)
網戸に張る網についてですが樹脂製のものは強度的に不向きです。小型のヤモリの多くは
破壊的ではありませんから問題ないのですが餌の昆虫が残っていた場合高い確率で食い
破られます。ステンレスやアルミ製のものがやや一般的ではないものの販売されています
からこちらを使用するとよいでしょう。網の針金が細く剛性には欠けるものの光を通し
易いという利点もあります。ごく希ですが切り売りしているDYもあるので調べてみるのも
良いでしょう。

少しだけ諦めてはいたのですが

2021-03-22 20:49:53 | イシヤモリ類
昨年は予想外に(?)殖えたキスジイシヤモリでしたが・・・

今年も雄と同居させましたが交尾は確認出来ず二年連続は無理かなあと思っていました。
帰宅後、やたらと餌をねだる雌が少しほっそりとしたような気がして産卵床を確認すると
掘り返した痕跡が・・・やはり嬉しいものですね。