僕はとても不完全な人間なんだ。
不完全だししょっちゅう失敗する。
でも学ぶ。
2度と同じ間違いはしないように決心する。
それでも同じ間違いをすることはすくなからずある。
何故なら僕が馬鹿で不完全だからだ。
そういう時にはやはり少し自己嫌悪になる。
そして3度は同じ間違いを犯すまいと決心する。
少しずつ向上する。
少しずつだけれど、それでも向上は向上だ」
(村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』)
「差」より「伸び」が大事、
と教えていただいたことがあります。
「差」と「伸び」の違いとは何か?
例えば数学のテストでAくんは、80点、Bくんは70点だったと
しましょう。
どちらが立派か?
ここだけみるとAくんに軍パイがあがるでしょう。
実は、これが「差」で見た評価です。
では「伸び」で見るとどうなるか。
Aくんは前回のテストでは90点、Bくんは50点だったとします。
そうすると、
Aくん 90 → 80
Bくん 50 → 70
Aくんは前回より10点ダウン
Bくんは20点アップです。
「差」で見ると、Bくんが30点分上まっているのです☆
他人と比べて、自分はダメなんだと落ち込むのではなく、
過去の自分と比べて今はどうだろうと、
「伸び」にこだわってみるのもいいかもしれません。
最大のライバルは昨日の自分。