OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

リフローでublox基板の半田付け

2014-04-04 22:14:47 | RTKLIB
OSH Stencilsから購入した格安ステンシルを早速試してみる.



半田ペーストのエッジがだるいのは,ステンシルではなく,自分の腕のせい.

 (クリックで拡大)

リフローは信頼の山善ホットプレート
ちなみに,写真を撮ってから受信機の向きが間違っていることに気づく.

 (クリックで拡大)

特に温度プロファイルを取るわけでもなく,スイッチサイエンスの
記事を参考に180度で3分間のプレヒート.その後,230度に上げて
半田が溶けたら30秒間そのまま.最後にフタを開けて冷却という手順.

使ってみた印象としては,ステンシルが薄いかも.
パッドに塗布される半田ペーストの量が少なく感じます.

また,受信機モジュールの一部が浮いてしまい,
半田付けされていない端子もありました.



aitendoから購入したソルダペーストは,粒子が粗いのか,
ごわごわしたような仕上がりです.

 (クリックで拡大)

何も気にせずリフローで加熱してしまったリチウムバッテリは,
破裂して青い液体を吐き出しています.危ない,危ない.



リチウムバッテリを新品に取替え,コネクタ類も手付けして完成.
いくつかトラブルがありましたが,問題なく動作しています.



部品点数が少ないので,手付けより劇的に効率が良くなったとは感じませんが,
数を作るのであれば,やっぱり楽かな.

【追記】量産開始.

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GPSでDoppler測位 | トップ | MGEXでGalileo Fixes »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ublox製受信機のフットプリント (HTOIDA)
2014-04-05 17:06:23
格安ステンシルのレポート記事、非常に参考になります。私も次回の基板で試したみたいです。

ublox製受信機のはんだ量不足ですが、私がポリプロピレン合成紙を使ったマスクでリフローした際にも同じ問題が起きました。ubloxのHardware Integration Manual - 2.5.1 Footprint and paste maskを見る限りだと、ソルダマスク開口部はフットプリントより大きくしないといけないらしく、この点を変更すれば十分なはんだ量を確保できるのではないかと思います。

参考になれば幸いです。
返信する
Re: ublox製受信機のフットプリント (osqzss)
2014-04-05 18:41:20
フットプリントの情報,ありがとうございます.端子の側面に吸い上げられる半田のことも考えて,パッドをやや長めにしています.それでも見た目に心もとないです.

OSH Stencilsは,発注から24時間以内で発送ですので,一番安い国際メールでも10日ほどで入手できます.このサイズであれば,トータルでも15ドルしないので,気軽に購入できます.

おまけで購入できるジグも便利なので,お勧めです.
返信する

コメントを投稿

RTKLIB」カテゴリの最新記事