2010年2月の読書メーター…新書が多かったなぁ
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2623ページ
■バカ親、バカ教師にもほどがある (PHP新書)
自分の周囲にはモンスターはいないし、昔からそんな人はいたんじゃないの?それなのに今、こんなに騒がれているのはなぜ?といった聞き手の疑問を出発点とした「民間校長」藤原氏との対談集。詳細な事例もしめしながら、親と先生とのコミュニケーションの齟齬や子どもの成長を考えた上での視点の持ち方などを示している。当たり前といえば当たり前な内容。
読了日:02月27日 著者:川端 裕人,藤原 和博
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5145661
■ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
ほんの一部の上流階級以外にとって暗くて厳しい現実と未来がこれでもかっと記されている。市場原理主義がすすむとここまでなるのか、教育、医療、労働。特に刑務所内の格安賃金労働が、労働市場を崩壊させようとしている、そして増大する刑務所内人口。オバマへ期待した人ほど、悪化一途の政策を受け入れられない気持ちも伝わりつつ、「オバマを動かす」とのチェンジを掲げ始めた市民活動家たちにかすかな希望を感じる。ぜひ、定点観測として5年後くらいに続編を期待したい。
読了日:02月27日 著者:堤 未果
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5137418
■テレビは見てはいけない (PHP新書)
筆者が前に前に出てくる感じが苦手。自慢も多い。オモシロイは面白い。
読了日:02月21日 著者:苫米地 英人
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■FINE DAYS (祥伝社文庫)
短編集。雑に感じたなぁ。
読了日:02月20日 著者:本多 孝好
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5050012
■近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)
タイトルは「なぜダメなのか」と書いてあるが、内容は否定していません。これまでの世代との違い、10代前半から携帯を持ちはじめた世代との違い、特に、過剰なまでの空気の読みあいや場でのキャラのわきまえ方、」一昔前の「村社会」に回帰している(「新村社会」とあらわしている)との説は非常に面白かった。そしてケータイの負の面ばかりをとらえがちだったけど、プラス評価の側面を知ることができ、特に、ネットワークを使いこなすことで現実格差に風穴をあけれるかもしれないとの示唆は新鮮でした。良著です。
読了日:02月14日 著者:原田曜平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4977062
■海街diary / 3 / 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)
ストーリーだけ追うと結構ハードなのかもしれないけれども、機微のこまやかさや表情のうまさで暖かな物語になっている。このシリーズはほんと、好き。
読了日:02月11日 著者:吉田 秋生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4916115
■勝てる子供の脳―親の裁量で子供は伸びる (角川oneテーマ21)
読了日:02月11日 著者:吉田 たかよし
http://book.akahoshitakuya.com/b/4047101249
■学校崩壊と理不尽クレーム (集英社新書 455E)
事例もあり、読みやすかったです。クレーム対応の「さしすせそ」最初が肝心・しっかり傾聴・素早く行動・正確な記録・組織で対応 はなるほどっと思いました。
読了日:02月07日 著者:嶋崎 政男
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4852045
■粗食生活のすすめ (小学館101新書)
好き勝手なことを書いているなぁ。もっと裏付けデータを示してほしい。自分の感覚だけで伝えている箇所が多すぎ。荒い。小学館新書はレベル低いと感じた。内容は理解できるが…。日本人は米を食え!と。
読了日:02月07日 著者:幕内 秀夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4844431
■Story Seller〈2〉 (新潮文庫)
前回からの連作ぽい人もいれば、がらりと変えた人もいて。その「がらり」感は有川氏が圧巻。連作よりは新作のほうが嬉しいけれども、売るための手法かな・・・。本田氏の日常的ミステリィぽく、でも繊細な子どもたちの心情がよかったです。沢木氏はエッセイ???
読了日:02月05日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4829564
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