私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



17世紀後半のフランスでは、それまで主流であったリュ-トに代わって、クラヴサンが独奏や伴奏楽器としての地位を占めるようになった。それに伴い多くの奏者=作曲家が輩出し、18世紀にかけて全盛を誇るようになる。このような時期の様々なクラヴサン曲を収めた手稿が発見され、17世紀末のフランスにおけるクラヴサン音楽を眺望することが出来るようになった。今回はその手稿のすべての曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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ハイドンの交響曲は、番号が付いているもので108曲、そのほかにホーボーケンの作品目録では156曲が挙げられている。しかし、一般的にハイドンの交響曲とされているのは、1908年にマンディチェフスキーがブライトコップ・ウント・ヘルテルのために作成した目録に含まれる104番までと、後に交響曲AとBと名付けられた2曲の106曲だろう。今回はこれらの中で最も後期の作品である、いわゆる「ロンドン交響曲」の内の3曲を収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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前回の投稿で、以前にも一度紹介したことのある、「巧みに調律された鍵盤楽器のための前奏曲とフーガ」第1巻の自筆譜の表紙に画かれた渦巻き模様をこの作品の演奏のための調律法を示すものと主張する説を再度論じたが、今回はこの作品をヴェルクマイスター音律で調律したチェンバロで演奏したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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バッハが1722年に作製した「巧みに調律された鍵盤楽器のための前奏曲とフーガ」第1巻の自筆譜の表紙に書かれた標題の最上部に画かれている渦巻き模様について、これがバッハの調律法を示すものだという「解読」が依然として発表されている。この問題は2008年8月30日の投稿ですでに紹介したが、筆者はその後もいくつかの「解読」案を読んだので、それらを含めて2回に分けて紹介する後半である。 . . . 本文を読む

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バッハが1722年に作製した「巧みに調律された鍵盤楽器のための前奏曲とフーガ」第1巻の自筆譜の表紙に書かれた標題の最上部に画かれている渦巻き模様について、これがバッハの調律法を示すものだという「解読」が依然として発表されている。この問題は2008年8月30日の投稿ですでに紹介したが、筆者はその後もいくつかの「解読」案を読んだので、それらを含めて2回に分けて紹介したい。 . . . 本文を読む

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