ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

トンガリロ・ネーピア・ギズボーン行:ハブロックノース入りにくい居酒屋

2016-01-20 | 旅行
やって来ました

ネーピア



トンガリロのあるナショナルーパークから、直線ならけっこう近いのに
そんな道はもちろんなく、タウポ経由で4時間。
寄り道しいしいでもっとだったかな?


今回で3回目の可愛いアールデコの街

(※って写真が全然アールデコじゃないですが・・・・笑)


「今度こそ

と狙っていた、隣町ヘイスティングスのテントゥエンティフォー


11月に狙ったものの満席で断られたばかりでした



今回は夏休み中で

再び断念


去年は同じ時期でも開いていたのですが、

今年のお休みは長かったようです



「だったら今まで食事したことがないところ

ということで繰り出したのは分厚い垣根が続く


ハブロックノース

果樹園だらけなので


しっかりした防風林が欠かせないよう。

外洋も近いし、天気が荒れたら強風が吹くんでしょうね。


果物を入れる木箱が積み上げてありました



こんなに可愛かったら、箱買いしちゃいそう(笑)

確実に猫の部屋になることでしょう。



ナビを頼りにやって来たのは・・・・・・

えっ、ココ


開いてる?
電気点いてない?
入り口どこ?
人がいる?


入り口らしきフレンチドアはバリケードのような木で覆われています。
ご丁寧にその前には入るなといわんばかりの植え込みまで


頭の中で鳴り響くNHK「世界入りにくい居酒屋」のテーマソング
んふんふんふ~んんんん



でも、看板が出ているし、クルマが駐車しているからまちがいなさそう。

セントジョージス・レストラン


ステキなぶどう棚のあるテラスにも人影はなく

ホントに営業中?



「でも、予約したし、確認の返事も来たし・・・・」
と脇に回ると、


こ、これが入り口

ハブロックノース入りにくい居酒屋、決定


中が見えない(つまり中からも客の気配がわからない)ドアを開けると

ごく普通のレストラン
灯りを落としているせいか、明るい外からは見えませんでした。


まずは冷えたワインで乾杯



「世界入りにくい居酒屋」の流れで行けば、入ったら入ったで
看板メニューのオンパレードだったり
気難しそうだったけれど、実は○○なオーナーがいたり
気さくな地元の人たちで盛り上がってたり・・・・

という展開


さて、ここはどうかな?

夫のチキンラビオリ


ラビオリにチキンでワンツイスト
ジャンボサイズがドンっと来て、もうワンツイスト
夏らしく冷製ということで、もうワインツイスト
さらに冷たいんだからとサラダのテンコ盛りでワンツイスト


ツイストでエッジを効かせているうちに
一回転してしまったようなメニュー


私のキングフィッシュ

見てのとおり生ながらカルパッチョ風ではない、刺身風厚切り
キンキンに冷えたガラス器といい彩りといい、目にも涼やか。


しーかーし、魚、特に生魚にこの甘みはどうなんだろう
オレンジとグレープフルーツのグラニタ添えです。
レモンとライムじゃダメですかぁ?
(※その方がコリアンダーやホースラディッシュにも合いそう)


夫のメインはニョッキ添えの地元産ハプカ

これもオレンジ添え
そして上に乗っているまさかのまさかのものは・・・・・







紅ショウガ
こ、こう来たか


私は「野菜三部作」という名のべジメニュー

ベイクドオニオンとあったものの、これって揚げてない?
3品中2品揚げ物という、こんなに鮮度がいいのにもったいない感じ。


色彩とプレゼンテーションはいいけれど、どうも口の中で
油の強さがうまく調和しないような残念感


野菜不足を見越して頼んでおいたサイドの2品

鮮度がいい分、切って混ぜただけ!みたいな創りが映えます(笑)
量が多くて1品にすべきところだったかも。
なんと、このサラダにも・・・・・







紅ショウガ
こ、こう来たか


お腹がいっぱいで、夫が1分ほど悩んで頼んだ

クレームブリュレ
これもオレンジ風味
徹底してオレンジ好きなのか、地元産なのか?


〆のコーヒー




バリケードが築かれたようなフレンチドアは中からはこんな。

開けられる造りなので、貸切のときは開けるのかな?


アウトドアの場合は裏のぶどう棚の下へ

ということのようですが、


店の顔とも言える正面がこんななのは

個人的に相当残念だと思いました。


内装も壁紙に見えた黒地の板が張ってあり、相当暗い

かといってパリのビストロのような暗さにニュアンスがある訳でもなく
派手な色合い、陽がたっぷり差す開放的な造りという虻蜂取らず。



ハブロックノースの入りにくい居酒屋は看板メニューが地元の食材に、
魚にオレンジだったり、紅ショウガ入りだったり(笑)


気さくな地元の人たちという訳でもなく(まぁ居酒屋でもないし)
年金受給世代と思われるご夫婦中心に皆さん静かにお食事中


奥のテーブルのご婦人が、
「ヘッドシェフはどちらの方?」
と質問しているのが聞こえ、肝心の返事が聞こえなかったものの、
返事を聞いたご婦人の「へぇー」と意外そうな顔に察しがつきました。


食事を終えて会計をしながらの雑談のついでに私も聞いてみました。
「ヘッドシェフはどちらの方?」







「ゴアです。」


ビンゴ
やっぱりインド人(←違っ


私の「野菜三部作」のしっとりした揚げ物にちょっとそんな気配
でも、個人的に決定的だったのが
紅ショウガの存在


以前、インド人が国籍を伏せて(笑)やっていたパブで食事をし
そこの料理に黄色い不思議なものを発見
それはショウガではなく、






沢庵でした。
まさかすぎるー


あまりの衝撃にオーナーの1人と話始めたら、カナダから来たものの
インド人であること、シェフもインド人であることなどがわかり、
不思議な不思議な沢庵の存在については、
「インドにも同じような漬物があって料理に使う
と言っていました


高菜チャーハンを挙げるまでもなく、漬物を調理すれば出汁が出ます。
中華でも漬物入りの料理はけっこうあります。
紅ショウガも漬物といえば漬物で、ここのシェフはご愛用のよう。
私たちも激好きで、毎日のように漬物代わりに食卓に出ます。


「でもファインダイニングを謳う店ではどーなんだろう?」
壁にはシェフが受賞した数々のメダルが額に入れて飾ってありました。
シンガポールなど国際経験豊かとも聞きました。


プレゼンテーションの巧みさとテクニックの豊富さは感じましたが
やっぱり違和感が強かった味覚。
「これはなんだろう?」
「どうしてこうなんだろう?」
とあれこれ考えてしまい、食事が無言になってしまうのも残念でした。


ということで、
再訪ナシ決定


この入る者を拒むようなドアの印象も強く残りました。

せめて脇に飾り窓をつけるとかすればいいのに。


次のネーピア再訪はぜひテントゥエンティフォーで

と思いつつ、2回の断念でハードルが高くなりつつある


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