ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ファーノースの旅:ラウェネ

2012-04-11 | 旅行
初めて訪れた、北の街ホキアンガ。

例によって事前の下調べまったくナシな一家
宿にあったパンフを見て、ホキアンガ湾の対岸にあるコフコフヘ行くことに。

河のようにも見えるホキアンガ湾


ここをカーフェリーで渡ってしまえば、カイタイアなどさらに北の街が

近いっ
(地図はホキアンガのHPより)


フェリーが出ているのはラウェネという小さな村ですが、



かつての繁栄がしのばれる古い建物がいくつかありました。



クレンドン・ハウス



イギリス人とマオリの間で締結されたワイタンギ条約が前日までここで、

書かれていたそうです。


こうれはクレンドン夫妻のよう。

マオリの有力チーフ(酋長)の娘だった奥さんは身長が2mもあったそうで、
クレンドン氏が亡くなったとき、この家の住宅ローンが残っており、
彼女は家を銀行に取られまいと、オークランドまで出向き、
「今は払えないけれど、必ず払うから取り上げないで。」
と直談判。


彼女の大きさと迫力に恐れをなした銀行は、もちろんOKしたそうです
(歴史の授業でここを訪れていた温がガイドさんから聞いてきた話)


今は図書館になっていた、

かつての裁判所


フェリーを待つ間に



十分観光できてしまうくらいの大きさ。



本当に小さな村でした。



今は使われていないらしいフェリー・ハウス

かつては宿泊施設とバーだったんでしょうか?


水上カフェ

「戻ってきたらここでランチにしよう
ということに決定


あっ
カーフェリーが来ました。

見たことのないアンバランスさ


ホリデー中なのが一目瞭然なクルマがどんどん降りてきます。

キャンパーバン


これはカヤックかな?



親子の自転車や、

マットレスまで


フェリーに乗り込むクルマの列。



どんどん乗り込んできます。

意外に広い駐車スペース。


出発~

クルマでなかったのは私たち一家とビールを1ダースを持った女性のみ。


ラウェネが街に見えるぐらい、

周囲はなにもありません


クルマから降りて海を見ているマオ(リ)ちゃんの女性。

オークランドでパシフィック・アイランダーを見慣れた目には、やはり違いを感じます。ホキアンガはNZに数ある「マオリの里」の一つです。


対岸が見えてきました~。

なんにもなさそうに見えるのは、気のせいか?


すでにクルマが並んで待っています。

コフコフの中心に着くんじゃなかったの


着いて初めて知ったことに、目指していたワーフ(船着場)は
オールド・ワーフ
と呼ばれる別の場所で、このカーフェリーの船着場からは
4km先
なんだそうです


「このままフェリーに乗って帰るかい?」
驚く私たちに同情してくれたフェリーのスタッフ。(優し~
予想外でしたが、歩くのはOKな一家なので、中心部まで歩くことに。



いきなり100キロ走行の道
(歩道もありません)

でも、フェリーの時間以外、ほとんどクルマは通りませんでした。


片側の海辺はずーっと続く、

マングローブ


反対側はトイトイ(ススキ)で覆われた丘



人の気配はま~ったくありません

(前を行くのは西蘭家の男衆)

(つづく)

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