ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

虎の眼

2011-01-17 | 経済・政治・社会
昨晩8時頃、夫と散歩に出ようとすると(日が長いので夕方のような感覚です)、今しも大音量を響かせたクルマが家の前の通りを曲がって入ってきたところでした。

曲は超~~~~懐かしい、
アイ・オブ・ザ・タイガー

「ロッキー」かぁ~ 
若き日のシルベスター・スタローンが眼に浮かぶ~


「ノリノリのアイ(ランダー)ちゃんが友だちでも訪ねてきたのかな?」
と思いつつ出かけました。



一夜明けて朝ヨガをしていると、突然外から聞こえてきた大音量は、
またまたアイ・オブ・ザ・タイガー


「げっ 昨日のアイちゃん、泊まってったの?」
時間は8時台。
「このままノリノリで仕事にでも行くんだろうか?」
と思いながらヨガを続けるものの、あまりの音の大きさに気持ちが集中できず、「やっぱりヨガとストレッチって違う~」と意外なことに気付いたり。


しかし、ウルサイ
なんで発進しないんだろう?


音楽は2曲だけ。窓も震えそうな大音量で繰り返し流すこと20分以上。
「いくらノリノリでもほどがあるよ~
と思いながらも、ヨガ続行。う~ん、気が散る~


とうとうクルマは行ってしまい、ちょうどランニングに出ていた夫も帰ってきました。


「ねぇねぇ、聞いた?あのアイ・オブ・ザ・タイガー?」
「ありゃ、ローンシャークだ、多分。」
「へっ?」



ローン鮫
つまり、取立て屋


「どの家かわからないけど、奥のどっかの家への嫌がらせだろう。夜討ち朝駆けってやつじゃないか?」
ちょうど夫が走りにいくときにクルマがきて、戻ってきてもまだいたそう。

あまりの音にこれ見よがしに耳に指を突っ込みながら、
「うるせぇなぁ
と日本語で言いつつ通り過ぎ、触らぬ神をあえて触る我が夫
(お願いだから、殴られたり刺されたりしないでね)


でも、夫に見られちゃったのはまずかったのか、ドアを全開にして外で腕組みして立っていたサングラスのアイちゃんは顔をやや背けるようにし、
すぐに立ち去ったそう。


昨夜も8時台。今朝も8時台。
人が家にいる時間を狙っていると言われれば、なるほど~です。




さて、今夜は




と思っていたのに、やっぱり家族全員でお散歩に行ってしまいました~
(来たんだろうか?)


「頭金ナシで新品の家具を」
という看板→

NZはこの手のおっかない割賦販売(高金利を分割にしてしまうので、自分が何%の金利を払っているのか、わかっていない人多数)がかなり普及しています。
「週20ドル」などという数字で釣り、最終支払額で考えると眼が飛び出そうなほど割高なものがまかり通っています。


で、返済に行き詰るとローンシャークがやってくるわけで
ご利用は計画的にですよね、ホント。


あのアイ・オブ・ザ・タイガーがローンシャークでないといいけど~
(じゃなかったら、なんなんだ?)

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