ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

オールブラックス1000勝

2010-08-22 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
3時起きで、オールブラックスvsスプリングボックス戦観戦

オールブラックスにとっては今年のトライネーションズの優勝をさらい、すでに優勝カップを高々と掲げた後の、いわば消化試合・・・・
しかし、そういう試合でも決して手を抜かないのが、このレベルのテストマッチ(国対抗試合)。毎年のことながら、選手の士気の高さに脱帽です。

ハカは全然恐くありませんが、キャプテン、リッチー・マッコウ


特に今回の試合はボックスの名キャプテン、ジョン・スミットのテストキャップ(国代表)100試合目、苦戦を強いられたアウェイを終えた待望のホーム試合とあって、しょっぱなから驚くほどの気合


早々にハイタックル 

コラ~ コリーになにすんのよ~
 

スピード、気迫、9万5千人の大観衆

(NZ最大のイーデンパークですら、満員でもこの半分しか入りませんから 新人オールブラックには想像を絶するプレッシャー


前半はボックスのリードで折り返し。
でも不思議と負けている気がしない、不気味なほどの落ち着き。
こういうときは勝つんですよね~な・ぜ・か。



しかし、なかなか決定点があげられない中、キャプテンのリッチー自らがトラ~イで22:22の同点に。際どいライン際のトライで、テレビ判定で何度も何度も何度も見直しての、トライ 
ドラマが本格化してきましたよん


その後、終了5分前に、マアさんがキレイなラインブレイクで飛び出し、
サブで入ったばかりのオールブラック1年生のイスラエル・ダグにパス。
マアさんのガッツポーズに応えながら、ダグちゃん勝利に向かって走る

コンバージョン(トライ後のキック)も決まって、最終29:22


マアさんがブレイクしたとき、ブーツ(スパイクのこと)の片方が脱げていて、ソックス(日本語ではなぜかストッキング。パンストではありません)のまま猛ダッシュ。

あの時、マアさんにタックルを外されたのがジョン・スミット自身で、彼の手には片方のブーツが残されていたそう
本当にドラマですね~
だからラグビーはやめられない


「自分のミスタックルで相手チームがトライするのを目にしながら、100テスト目を負けるなんて、こんなにがっかりしたことはない。」
と言うスミットの言葉通りの展開に。

後で知ったのですが、これはオールブラックスの1000勝目でもあったんだそうです。

ゴールデンボーイになりそうな予感のダグちゃん


決してカメラ目線をしない、初々しさが新人~

息の長いオールブラック目指して、がんばれっ


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