(後出し日記、鋭意継続中~)
今週の月曜日、温(16歳)が学校から帰るや、
「今日、水中ホッケー辞めるってミス・ベルに言って来ちゃった。」
と、寝耳に水のことを言い出し、おやつを用意していたワタクシは仰天
ミス・ベルは顧問の先生です。(この件はコチラでも)
「ホントに辞めちゃうの?」
「うん。」
ここでもシーズンになると何度か取り上げてきた、温の水中ホッケー。
子どもの頃からプールに行くと泳ぐより潜っている方が好きだった温。
プールの底に何かを投げ入れては、潜って拾ってくる遊びを繰り返していました。(犬か?)
学区外の高校(日本の中高一貫校に相当)に進学しようと、学校説明会に参加したときに「水中ホッケー部」なるものがあることを知り、本人はその時から入部を決めていたそうです。
入学後、すぐに水中ホッケー部とラグビー部に入部。
練習と試合の時間こそ重ならなかったものの、週2回の日本語補習校もあり、どうにもこうにも時間の都合が付かなくなったとき、温は5歳から始めたラグビーを諦め、水中ホッケーを選びました。
大好きな素潜り。
ラグビーと柔道で鍛えた得意のコンタクトプレー。
水中とはいえ危険なプレーも多い水中ホッケーは温にピッタリでした。
1年目はジュニア・チーム(中学生チームに相当)で高校全国大会へ進出
2年目はシニア・チーム(高校生チーム)に抜擢されて全国大会優勝
3年目もシニア・チームで全国大会連続優勝
4年目の今年は12年生として、強豪だった13年生がごっそりに卒業していった穴を埋めるべき立場にいました。しかし、12年生中心のチームでは全国大会進出さえ難しいのにもかかわらず、2年連続の優勝で部内には楽観ムードが強く、有名な鬼コーチも大工の本業が多忙になったため今年からコーチを降りてしまい、部の運営は緩みがちで士気も低下していました。
温は1日も練習を休まず後輩の面倒を見つつ、2回の全国大会出場経験者(部内で2人だけ)として、先行きの厳しさを再三指摘してきたものの、『出場楽観派』や「プレーが楽しければいい」という『同好会派』も多く、4月にシーズンが始まって以降、かなり悩んでいたようでした。
そして出した答えが、退部でした。
「時間ももったいないし。」
とポロっと口にした一言は本音だったと思います。
「自分にとって一番大切なものを手放したときにこそ、次に進める」
という言葉が真実であれば、温は16年の人生で最も真剣に取り組んだことを手放し、大学受験という次のステージに進んだようです。
温がどれほどこのスポーツを愛しているか、今回の結論を出すまでの経過を知っているだけに、親として何かを言うつもりもなく、三度の飯より好きだったことを断念したことを、率直に尊重したいと思います。
まぁ、長い人生、いくら超マイナーなスポーツとはいえ
その気になればプレーする機会はいくらでもあるでしょう。
(日本でもクラブチームがいくつもあるようです)
この決心がぜひ、吉と出ますように
今週の月曜日、温(16歳)が学校から帰るや、
「今日、水中ホッケー辞めるってミス・ベルに言って来ちゃった。」
と、寝耳に水のことを言い出し、おやつを用意していたワタクシは仰天
ミス・ベルは顧問の先生です。(この件はコチラでも)
「ホントに辞めちゃうの?」
「うん。」
ここでもシーズンになると何度か取り上げてきた、温の水中ホッケー。
子どもの頃からプールに行くと泳ぐより潜っている方が好きだった温。
プールの底に何かを投げ入れては、潜って拾ってくる遊びを繰り返していました。(犬か?)
学区外の高校(日本の中高一貫校に相当)に進学しようと、学校説明会に参加したときに「水中ホッケー部」なるものがあることを知り、本人はその時から入部を決めていたそうです。
入学後、すぐに水中ホッケー部とラグビー部に入部。
練習と試合の時間こそ重ならなかったものの、週2回の日本語補習校もあり、どうにもこうにも時間の都合が付かなくなったとき、温は5歳から始めたラグビーを諦め、水中ホッケーを選びました。
大好きな素潜り。
ラグビーと柔道で鍛えた得意のコンタクトプレー。
水中とはいえ危険なプレーも多い水中ホッケーは温にピッタリでした。
1年目はジュニア・チーム(中学生チームに相当)で高校全国大会へ進出
2年目はシニア・チーム(高校生チーム)に抜擢されて全国大会優勝
3年目もシニア・チームで全国大会連続優勝
4年目の今年は12年生として、強豪だった13年生がごっそりに卒業していった穴を埋めるべき立場にいました。しかし、12年生中心のチームでは全国大会進出さえ難しいのにもかかわらず、2年連続の優勝で部内には楽観ムードが強く、有名な鬼コーチも大工の本業が多忙になったため今年からコーチを降りてしまい、部の運営は緩みがちで士気も低下していました。
温は1日も練習を休まず後輩の面倒を見つつ、2回の全国大会出場経験者(部内で2人だけ)として、先行きの厳しさを再三指摘してきたものの、『出場楽観派』や「プレーが楽しければいい」という『同好会派』も多く、4月にシーズンが始まって以降、かなり悩んでいたようでした。
そして出した答えが、退部でした。
「時間ももったいないし。」
とポロっと口にした一言は本音だったと思います。
「自分にとって一番大切なものを手放したときにこそ、次に進める」
という言葉が真実であれば、温は16年の人生で最も真剣に取り組んだことを手放し、大学受験という次のステージに進んだようです。
温がどれほどこのスポーツを愛しているか、今回の結論を出すまでの経過を知っているだけに、親として何かを言うつもりもなく、三度の飯より好きだったことを断念したことを、率直に尊重したいと思います。
まぁ、長い人生、いくら超マイナーなスポーツとはいえ
その気になればプレーする機会はいくらでもあるでしょう。
(日本でもクラブチームがいくつもあるようです)
この決心がぜひ、吉と出ますように