ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

8月の鍋物語

2006-08-31 | 料理・食べ物・外食
昨日からの続きです。
何かと立て込んだ8月の仕事を終え、ヤッホ~ホートランランラン
とポンソンビーへ。そこにあるキッチンアイテム専門店「ミリーズ」で手に入れたものとは・・・・

コレです→
そう、お鍋。
ル・クルーゼの鋳物ホーロー鍋♪

「えっ?またお鍋?」
と、記憶に残っている方がいらしたら、ありがとうございます(伏) 

実は、鍋は移住直後から、ロード・オブ・ザ・リング-指輪物語の向こうを張った(冗談;´。`;)、メルマガ「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語」三部作を書いたほど、いわく因縁のものでした。
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語」
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語 その2」
「ロード・オブ・ザ・鍋-鍋物語 その3」

あの時、急いで6点セットを買い、これまで重宝してきましたが、
移住後の楽しみの一つに、鍋のセットを買うことも入っていました。「西洋社会に行くんだから、さぞや厚手の一生使いたくなるようないい鍋があるんだろうなぁ~♪」(メルマガ「鍋物語」より)
という当初からの気持ちに変わりはなく、とうとうずっとほしかったル・クルーゼをゲッチュ♪

私が買った26センチは日本の定価で3万円(ここでもほぼ同額)。
付き合ってくれた夫が目を剥いて絶句するわけです。
「3万円か~。バーゲンになったプラダの靴1足ってとこね。」
という感覚だった、お気軽ノー天気香港時代ならいざ知らず(懺悔)、今の私たちにとって3万円は大金です。

「で、この鍋でいったい何ができるわけ?」
と訝る夫。
「ジャワカレーv´▽`v」
なんて答えようものなら、舌打ちされそうな雰囲気(笑)

8月はここでもアレコレ言っていたようにいろいろなお仕事をいただき、その中の一つがちょうどこの鍋代くらいでした。
「臨時収入もあったことだし、ぜひ・・・」
と仕事をしながらずっと思っていました。

「その日暮らしの固定収入もない身に臨時収入もないだろーが!」
と独りツっこみに受けまくりながら、
正しいその日暮らし ⇒ 即使う!
と相成りました。
お金を物に買え(換金ならぬ換物!)、仕事を回してくれた元同僚、その仕事への感謝を形にしていつまでも残し、大事にしようと・・・。

靴だったら私だけの期間限定の愉しみですが、鍋なら家族全員、しかもこの鍋なら、限りなく一生続く愉しみです。これから2006年8月という記憶のスパイスを効かせたいろいろな料理が、この鍋から出てくることでしょう。

本当はグリーンがほしかったのですが、NZには未上陸なんだそうですTT その色、ル・クルーゼの日本語サイトでは「グリーン」となってますが、英語サイトでは「キウイ」と呼ばれてます!
「キウイがキウイを買えないなんて~」
とお店の人と大笑い。けっきょく、ル・クルーゼのメインカラーである「フレーム」(意味は「炎」。日本では「オレンジ」)を買いました。
気分はメラメラ´▽`?

あれこれアドバイスをしてくれたお店の人の1人はアメリカからの移民で、アメリカにいる時から17年もこの鍋を使っているそう@@
「これが一つ目なの?いいわよー、一生ものよ。くれぐれも強火にしないで弱火でね。お料理、楽しんで!」
と声をかけてくれました。
「8月の鍋物語」の始まりです。

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