仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ルパン三世

2016年12月20日 | ムービー
『ルパン三世』(2014年/北村龍平監督)を見た。
物語は、「かつてアルセーヌ・ルパンとチームを組んでいたトーマス・ドーソン(ニック・テイト坂口芳貞/声)は高齢のため引退を決め、盗賊集団"ザ・ワークス"のメンバーであるルパン三世(小栗旬)、峰不二子(黒木メイサ)、ピエール(キム・ジュン小野賢章/声)、ジロー(山口祥行)、マイケル・リー(ジェリー・イェン加瀬康之/声)ら若手に、シンガポール現代美術館に所蔵されている古代オリンピックのメダル強盗を競わせ、新しいリーダーを決定しようとしていた。一方、インターポールの銭形警部(浅野忠信)は、盗賊達を一網打尽にできるチャンスと考え、ドーソンの邸宅に張り込んでいたのだが、かねてからドーソンを恨んでいたマイケルが仲間を裏切って、彼のコレクションの中からアントニウスがクレオパトラに贈ったというジュエリー"クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ"の一部である"光の首飾り"を奪い、さらには、マイケルの傭兵ロイヤル、マリア、サーベルが邸宅を襲撃した挙句、ドーソンはロイヤルに射殺されてしまった。そして、それから1年が経ち・・・」という内容。
モンキー・パンチ(1937年~)の同名漫画を原作とした作品で、アニメはテレビ・映画ともに何作品も作られているが、実写映画としては『ルパン三世/念力珍作戦』(1974年/坪島孝監督)以来2作目とのことである。
ルパン三世、次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)、峰不二子、銭形警部という主要登場人物達の活躍を描いているわけだが、次元と五ェ門はこの実写作品では初対面。
随分と時代を遡った物語なので、いうなれば"エピソード・ゼロ"という感じだろうか。
(^_^)
アニメと変わらなかったのは「あの女は信用できない」という次元に対して、「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ」と言うルパン。
おそらくこれは、原作漫画が連載開始になった1967(昭和42)年以来、まったく変わらない部分なのだろう。

カフーを待ちわびて

2012年04月19日 | ムービー
『カフーを待ちわびて』(2009年/中井庸友監督)を見た。
物語は、「リゾート化計画が進行している沖縄県の貧しい小さな島。雑貨店をしながらのんびり暮らしている友寄明青(玉山鉄二)に、見ず知らずの女性から、"あなたのお嫁さんにして下さい"という手紙が届いた。そして何日か後、その手紙の通り幸(マイコ)という美しい女性が島に現れたのだが・・・」という内容。
明青が飼っている犬の名前にも使われている"カフー"とは、"良い知らせ"、"幸せ"という意味を持つ沖縄の方言だそうで、内容も『ウンタマギルー』(1989年/高嶺剛監督)や『ナビィの恋』(1999年/中江裕司監督)と同様に沖縄らしさが充分に発揮されている作品だ。
北海道と沖縄は共に経済が疲弊した地域で、貧乏なところが随分と似ていると思うのだが、沖縄は倭人に占領されたわけではないので昔からの独自の文化が今も継承されている。
その点が倭人に占領されてしまったアイヌの土地・北海道と違う部分だろう。
まぁ仁左衛門も倭人であるので、偉そうなことは言えないのだが。
ちょっと少女趣味の都合の良い話に思えなくもないのだが、これは"第1回日本ラブストーリー大賞(2006年)を受賞した同名小説が原作とのことなので、ゆるい感じで楽しめる。
(^_^)