仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

男はつらいよ

2008年09月27日 | ムービー
シリーズ第1作目の『男はつらいよ』(1969年/山田洋次監督)を見た。
何でも今年は【男はつらいよ40周年】だそうである。
物語は、「20年前に家出をして以来所在不明だった車寅次郎(寅さん/渥美清)が、テキ屋になって突然故郷に帰って来た。家は、東京・柴又帝釈天の門前にある団子屋で、妹・櫻(倍賞千恵子)、叔父・竜造(おいちゃん/森川信)、叔母・つね(おばちゃん/三崎千恵子)らと感激の再会を果たす。翌日、二日酔いの竜造に代わり、御曹司・鎌倉道男(広川太一郎)と櫻の見合いに同席することになった寅次郎だったが・・・」という内容。
これは、半年間放送されたテレビドラマ『男はつらいよ』の主人公・寅次郎(渥美清)が不慮の死を遂げて番組が終了してしまったことから、映画の世界で再度活躍させたということだったらしいが、テレビ版とキャストが少し違っているとはいえ監督・脚本は同じなので、寅さんの世界はすでにほぼ完成されていたようだ。
櫻と諏訪博(前田吟)の結婚式後、幼馴染・冬子(光本幸子)の元に足しげく通う寅さんだが、釣竿を持ち麦わら帽姿でニコニコしながら訪ねると、冬子は庭で客と話をしている。
御前様(笠智衆)に「御親戚で?」と尋ねると、「あの男はこれから親戚になる男だ」との返事が返ってくるのだが、こういった切ない場面が、その後(平成7年まで)全48作も展開されることになるだなんて誰も予想しなかったことだろう。
(^_^)

ヤング・フランケンシュタイン

2006年01月19日 | ムービー
一昨日(2006年1月17日)の映画サークル1月例会は、仁左衛門企画の『ヤング・フランケンシュタイン』(1975年/メル・ブルックス監督)だった。
今回は『大空港(原題Airport)』(1970年/ジョージ・シートン監督/アメリカ)にしようと思っていたのだが、レンタルビデオで借りて見たことがあるという人がいたので予備に用意していた2本のうちの1本、『ヤング・フランケンシュタイン〜特別編』に変更したのだ。
『ヤング・フランケンシュタイン』は何十年か前に一度見ているものの、モノクロであること以外まったく覚えていない映画。
『フランケンシュタイン』へのオマージュだけあって雰囲気はとても恐ろしく、ドンヨリとした曇り空は太陽の存在を感じさせることはないし、何回となく光る稲光が恐怖心をあおるのだが、実はこれはコメディ映画。
(^_^)
全編にわたっておバカなギャグが散りばめられている。
しかし、前に見た時はもっと面白かったはずだと思ってしまったのは何故だろうか。
当時は子供だったから?
ギャグを純粋に楽しめた?
何となく不思議だったので、家に帰ってから色々考えてみて、はたと気がついた。
昔見た時は字幕じゃなく吹き替えだったのだ!
広川太一郎だ!!
きっとそうだ。
今回見て、確かに良く理解できないギャグがいくつかあった。
期待をちょっと下回ったと感じたのは、おそらくそのせいなのだ。