『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(原題Grace of Monaco)』(2014年/オリヴィエ・ダアン監督/フランス・アメリカ・ベルギー・イタリア)を見た。
物語は、「カンヌ映画祭で知り合ったオスカー女優グレース・ケリー (ニコール・キッドマン)とモナコ公国大公レーニエ3世(ティム・ロス)は1956年に結婚し、それは20世紀最大のロイヤルウエディングといわれた。そして5年後、2人の子供をもうけていたものの宮殿内での孤独を感じていたところへ、映画監督のアルフレッド・ヒッチコック(ロジャー・アシュトン=グリフィス)が、新作映画"マーニー"の脚本を携え、出演依頼に訪れた。大公も復帰には反対しなかったのだが、戦費の調達が必要なフランス大統領シャルル・ド・ゴール(アンドレ・ペンヴルン)は、"タックス・ヘイヴン"であるモナコに対して、フランス企業への課税ならびにモナコ企業への課税を即時実施しフランスに納税せよとの要求を突き付け、同意しない場合にはモナコをフランスに併合するとしたことから、それどころではなくなった。軍隊を持たないモナコがフランス軍に侵攻されれば一瞬のうちに占領されてしまう。そんな中、発表を見送っていたハリウッドへの復帰情報が宮殿から漏れ、グレースも窮地に立たされる」という内容。
大公妃には137の肩書があるという。
国内外の様々な人達と会合をもつことも尋常ではないほどに多そうなのだが、グレースはアメリカでの教育を受けている人なので、どんなことにもズケズケと発言する。
「ここはアメリカじゃない。思ったまま口にするな」と大公にたしなめられるのだが、5年経ってるというのに特にモナコの歴史や伝統、宮殿の作法などを勉強する機会はなかったようなので、仕方がないような気もする。
やけに口うるさいマッジ・ティヴィ=フォコン(パーカー・ポージー)が教育係なのかと思ったのだが、グレースの秘書なだけだった。
(^_^;)
何かと相談に乗ってくれる後見人のフランシス・タッカー神父(フランク・ランジェラ)は、流石になかなかの人格者。
助言がとても的を射ていて、「宮廷内にスパイがいる」との指摘はその後のモナコ公国に大きな影響を及ぼすことになるのだから、大したものだ。
(^_^)
これは実在したグレース・パトリシア・ケリー(1929~1982年)をモデルにした物語だが、誰が実在の人物で、誰が架空の人物なのかはこれを見ている限りは(当然ながら)判然としない。
事実を基に再構築した架空の物語ということなのだろう。
物語は、「カンヌ映画祭で知り合ったオスカー女優グレース・ケリー (ニコール・キッドマン)とモナコ公国大公レーニエ3世(ティム・ロス)は1956年に結婚し、それは20世紀最大のロイヤルウエディングといわれた。そして5年後、2人の子供をもうけていたものの宮殿内での孤独を感じていたところへ、映画監督のアルフレッド・ヒッチコック(ロジャー・アシュトン=グリフィス)が、新作映画"マーニー"の脚本を携え、出演依頼に訪れた。大公も復帰には反対しなかったのだが、戦費の調達が必要なフランス大統領シャルル・ド・ゴール(アンドレ・ペンヴルン)は、"タックス・ヘイヴン"であるモナコに対して、フランス企業への課税ならびにモナコ企業への課税を即時実施しフランスに納税せよとの要求を突き付け、同意しない場合にはモナコをフランスに併合するとしたことから、それどころではなくなった。軍隊を持たないモナコがフランス軍に侵攻されれば一瞬のうちに占領されてしまう。そんな中、発表を見送っていたハリウッドへの復帰情報が宮殿から漏れ、グレースも窮地に立たされる」という内容。
大公妃には137の肩書があるという。
国内外の様々な人達と会合をもつことも尋常ではないほどに多そうなのだが、グレースはアメリカでの教育を受けている人なので、どんなことにもズケズケと発言する。
「ここはアメリカじゃない。思ったまま口にするな」と大公にたしなめられるのだが、5年経ってるというのに特にモナコの歴史や伝統、宮殿の作法などを勉強する機会はなかったようなので、仕方がないような気もする。
やけに口うるさいマッジ・ティヴィ=フォコン(パーカー・ポージー)が教育係なのかと思ったのだが、グレースの秘書なだけだった。
(^_^;)
何かと相談に乗ってくれる後見人のフランシス・タッカー神父(フランク・ランジェラ)は、流石になかなかの人格者。
助言がとても的を射ていて、「宮廷内にスパイがいる」との指摘はその後のモナコ公国に大きな影響を及ぼすことになるのだから、大したものだ。
(^_^)
これは実在したグレース・パトリシア・ケリー(1929~1982年)をモデルにした物語だが、誰が実在の人物で、誰が架空の人物なのかはこれを見ている限りは(当然ながら)判然としない。
事実を基に再構築した架空の物語ということなのだろう。