仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

バンク・ジョブ

2009年10月08日 | 映画サークル
昨日(2009年10月7日)のましけ映画サークル10月例会は、小〇企画の『バンク・ジョブ(原題The Bank Job)』(2008年/ロジャー・ドナルドソン監督/イギリス)だった。
物語は、「借金の支払いに追われている中古車販売商テリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)は、知人のマルティーヌ(サフロン・バロウズ)から、ベイカーストリートにあるロイズ銀行の地下貸金庫襲撃計画を持ちかけられ、仲間を集めて地下トンネルを掘った。週末、まんまと無人の銀行内に侵入した彼等だったが、実はその計画はMI-5のティム・エヴェレット(リチャード・リンターン)に仕組まれたものだった。襲撃に成功し、多額の現金や沢山の宝石を手に入れはしたものの・・・」という内容。
近所の商店の地下室からトンネルを掘る手口は、まるでシャーロック・ホームズの『赤毛同盟』だし、"王室スキャンダルに発展するだろう写真"、"秘密倶楽部で遊びにふける政府高官"、"汚職警官への賄賂を記録した手帳"等、いかにも探偵小説やスパイ映画にありがちな展開が続いたが、実は1971年に実際にイギリスで起きた"ウォーキートーキー強盗"を映画化したということだった。
"事実は小説より奇なり"を地でいってしまった事件を再現したというわけだ・・・。
(^_^;)
なかなかに面白い話ではあったものの、最初から最後までほぼ1秒も途切れることなくBGMが使われているのにはうんざりした。
見ている人の不安感を煽るための技法なのだろうが、そこまでしなくても物語に入り込める内容だったので、あれはやり過ぎだ。