Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SD-9500 CDプレーヤーの音質向上

2009年03月24日 | ピュアオーディオ

私は東芝のDVDプレーヤー SD-9500とSD-9200をモニタールームのCDプレーヤーにしています。この2種のプレーヤーのサウンドはノーマルのA730と「音質比較」をして採用しました。

ノーマルのA730(この時はDACにワディア#2000Sを使っていました)では太刀打ちできませんでしたので非常にポテンシャルと完成度の高いものだと思っています。

ただ不満点もない訳では有りません。音の「線の細さ」が一番の難点だと思います。この「線の細さ」がどこからくるものなのかおおよその見当が付いていますので、本日「対策」を実施して「比較試聴」に入りました。

「線の細い音」は解消できましたがまだ「伸び」が足りません。これは「馴染み」が必要と思いますのでしばらくオリンパスシステムのA730と交代させ鳴らして行こうと思っています。

これで「使える」目途が立ちました。・・・・新たにCDプレーヤーを購入する必要がなくなります。


鳴らし込みと今後の予定

2009年03月23日 | ピュアオーディオ

先週は立て続けに来客やらオフ会やらと忙しくてチョッとくたびれ気味です。

「音質改善」の対策も昨年12月から3月にかけて電源系やらSP端子、ヒューズ交換、ハイルドライバーの導入、UREI813の完成等と矢継ぎ早に対処して来ましたのでしばらくは「鳴らし込み」に専念したいと思っています。

「鳴らし込み」は基本的に1ヶ月くらいの期間をかけてやります。あまりにも対策項目が多くて一度その出来具合を確認する必要が有ります。その時々では「評価」出来なかったモノが見えて来ます。

自宅の707Jシステムは先日パワーアンプのパワー管を交換しましたのでその効果も時間をかけて確認していきます。

オリンパスシステムはほぼ完成形になっていると思いますが、ここでもしっかりと落ち着かせる必要が有ります。

UREI813Bはサランネットも出来上がり、いよいよ専務邸への運び出しの段取りになっています。

4月になりますとRCA箱システムのネットワークのSPターミナル交換でSPシステムを完成させます。

電源タップの改善は残りが、自宅、専務宅、RCA箱システム、モニタールーム、BC-Ⅱシステムと残っていますので2ヶ月に分けて完成を目指します。

他にTrail仕様の管球アンプが5セット有り、こちらへもSP端子交換を予定しています。まだまだ「水平展開」に予算を取られそうです。


真空管遊び

2009年03月22日 | ピュアオーディオ

Stc4033l_sfp800br1 自宅のパワーアンプ3B252B/4033Lシングルアンプの球を交換して「音質」確認をしています。

4033Lの球には初期型と後期型が有り、初期型は「ダルマ型」で後期型は「ST管の背の高い型」になります。他には4033Aも使えます。(こちらが最初期型になります)

今まで後期型の球を使って来ましたが、せっかく前期型の球(CV1220)を持って眠らせていますので交換して「音質」を確認しました。

前期型の方が球の作りも音質も数段上ですね。音数もキレ・ヌケ、艶も後期型以上に出て来ます。結局外せなくなりそのまま楽しむことにしました。

初段のHL4/はNH4/VR38と互換性が有るとの事で、こちらもNH4/VR37を使って見ましたがどうも規格が微妙に違うようで「ノイズ」がブーンと出ますので使えません。

HL4の上級ヴァージョンとの事でムラードの354V/NR52と云うのが有りますが、こちらはHL4よりはるかに良い音がします。既にこちらの354Vは初段管に収まっています。

先月354Vは3セット予備を購入しましたので一息ついています。Hl4はすでに5セット以上の予備を持っています。

VR37は次段管のMHL4にそっくりなのでこちらに使えないかと挿して見ましたがやっぱり使えませんでした。オスラム製で姿かたちはそっくりですがVR37は使えない事が判りどうしようかと思案しています。


自宅707Jシステムのサウンドの変化

2009年03月21日 | ピュアオーディオ

今日もいつもと同じように22時から707Jシステムで音楽を楽しんでいますが、23時頃から急に「音の伸び」を感じ始めた。そこでテストCDにしている「ジェットストリーム」を掛けて確認したが確かに「音の伸び」と「重心が下がっている」事が確認できた。

707Jシステムは今年になって矢継ぎ早に「音質対策」を色々施した結果が最終的に出始めたのだと感じます。先日「1枚のCDで比較」した時には出ていなかった「質感」が出始めている。

707Jシステムへの今年になってからの対策内容は、

1)電源系・・・壁コン交換、壁コンからタップまでのケーブルのプラグ・ソケット交換、タップ内配線とコンセントの交換。

2)機器への対策・・・ヒューズの交換、CDP・プリへの半田入れ替え音質対策、パワーアンプのSP端子交換。

3)SP系・・・SPケーブルのSCS-X導入、SP端子交換、ネットワーク内配線・SPターミナル交換、ネットワーク音質対策。

と矢継ぎ早にやってきましたのでそれぞれが充分なエージングや馴染みの時間が取れていませんでした。

今日の反応は重心が下がっている事と高音の伸びが感じられる点から「ネットワーク」の「活眼・覚醒」ではないかと推測します。

昨夜までトライアングルの音が奥まって聴こえていましたので「チョッと変?」とは思っていましたが今夜は「鮮明でよりまろやか」に聴こえています。まだまだ良くなっていくと思います。

ようやくネットワークが「ルシファー」に対応し始めたのとSPユニットが対応始めたようです。SPが開放されたかのようにのびのびと歌い出してきました。


UREI813Bのサランネット

2009年03月20日 | ピュアオーディオ

Urei813b1_2 Urei813b2 Urei813b3 1週間遅れでUREI813B用のサランネットの特注品が入荷しました。早速取り付けています。随分と見た目の印象が変わります。

現在ベルクロを接着剤で固めている最中で2日ほどかかる予定です。これで何とか専務宅に移動できる準備が出来ました。

サランネットへの補強の入れ方は「子供対策」ですので十分な強度を取っています。


1枚のCDを各システムで聴く

2009年03月19日 | ピュアオーディオ

41zmjykxel_ss500_1 寺島JAZZのオムニバス盤「for JazzAudio FansOnly Vol.1」の1枚のCDを使って各システムで鳴らして印象をチェックしています。

日頃このCDは「オリンパスシステム」で聴き馴染んでいますので、他のシステムでどの様に聴こえるか・・・システムの完成度を探る・・・事をやって見ました。

特に比較試聴するのは13曲目(朝日のようにさわやかに)と14曲目「ELINBARI EXPRESS」の2曲です。

まず、自宅の707Jシステム・・・中高音はほとんどオリンパスと変わりませんが「金属」の質感は「ゴールドウィング」の為か、「より金属らしさ」が出ます。特にシンバルの音色は出色です。しかし、CDPがA730とA727では音数や厚みが違います。自宅ではA727ですので「味が薄く」感じます。また低音はユニットも箱も違いますのでかなり違いますが、重さはないが反応の良さでカバーしているようです。

次にモニタールームのUREI813B。このシステムはモニタールームの6L6ppステレオアンプと自作管球プリ、SD-9500の組み合わせなのだが、オリンパスと遜色ないサウンドを出して来ます。低域がちょっとふくらみ気味ですが、専務宅のアンプシステムで鳴らせばオリンパスに匹敵するサウンドを出す事でしょう。これはちょっと驚きました。

次にRCA箱システム。CDPにSD-9500を使っているのでどうしてもA730には勝てないがシンバルの響きや金属の音の質感はこれが最右翼。低音の質感も私的には最高と思う。

オリンパス、707J、RCA箱システム、UREI813Bの4つのシステムは使っている機器は違うけれどCDPさえ同じグレードに合わせたらほとんど遜色ないサウンドを出すと推定できる。

CDPの性能がシステムのサウンドの差を出していると思います。今後はCDPに注力していく事になると思います。


LE8Tのサウンド

2009年03月18日 | ピュアオーディオ

20090318_le8t1 色々なSPを使って来て思うのは「フルレンジ」の良さです。特に20cmクラスのJBL LE8T のサウンドは非常に好ましいサウンドです。

「軽く反応が早くバランスの取れた音」はD130を小さくした様にも感じます。

昨年末にLE8T-Hの入ったSP-LE8Tを手に入れたのですが、何セットもLE8Tを使って来て思うにLE8T-Hでは初期型に比べ大幅にユニットの性能が落ちています。

そんな訳で2個セット音の出ないジャンクを購入してエッジ交換とボイスコイルの断線修理をプロにお願いして手に入れました。

しかし、世の中そんなに甘くありません。1個のユニットはどうも「ボイスコイルタッチ」をするようで演奏の途中で音が途切れます。

20090318_le8t2 今日はユニットを1回転させながら最良ポイントを探って見たのですがやっぱり駄目でした。また修理に出さないといけません。ボルトを落としてセンターキャップをへこませてしまいました。

ユニットはLE8Tでも初期型のオリジナルコーンの16Ω仕様ですので、なり出したら素晴らしい質感とバランスです。専用にフィリップスのツィーターを準備していますので「高域不足」も感じません。

このSPが本気でなり出したら後ろのRCA箱システムやUREI813システムが鳴っているのかと錯覚するほどの量感と質感を出して来ます。反応の良さでもひけを取るどころか、逆に重さのない軽い反応で魅了します。トータルとして聴けば「バランスの良さ」が光ります。

20090318_le8t3 LE8Tも初期型、後期型、後期型、フェライト型と有りますが、今まで使って来た経験から行きますと初期型が一番音数が多く素晴らしいですね。

初期型は40年以上経っていますのでゴムエッジが硬化しています。エッジ交換はしないと使えないと思いますがコーン紙とボイスコイルはオリジナルを保つことに気を付けています。

JBLのユニットは型番は同じでも作られた年代によって音質に差がみられます。個人的判断ですが、企業は存続する為に「コストダウン」をして来ます。この為、マグネットやコーン紙等に「コストダウン」の影響が出て来ると思っています。

私の使うJBLのユニットはどんどん古い年代のユニットなって来ています。


BC-ⅡのSP端子交換

2009年03月17日 | ピュアオーディオ

Bc22 スペンドールBC-ⅡのSP端子をフルテックの音質改善品に交換しました。本当はアンプの方も一緒にやりたかったのですが、長さが合わず断念。来月に持ち越し。

交換前と交換後では「別物」くらいにパワー感や音数が違います。たった20㎝クラスの低音とは思えないほど「ズン」と響きます。

音の広がり感も非常に拡大しています。オリンパスに挟まれて中央に固まった位置ですが、音の広がりは前面いっぱいに広がります。まるでHL88の所から音が出ている様に感じます。

アンプへの対策が完了すればこれで結構遊べそうです。


自宅 CDPとプリアンプへの伝送ロス対策完了

2009年03月17日 | ピュアオーディオ

Sp707jhyl 自宅のシステムで残っていた「伝送ロス対策」をCDPとプリアンプに実施しました。この対策は「ダメ押し」的なモノで、その前でも十分満足できる「音質」でしたが、プリアンプのC-290の音色がちょっと暗いぐらいが不満でした。

既にC-290はオリンパスシステムで対策していますのでその効果は判っています。今回も同じ項目同じ個所を対策しました。

まだ十分に聴きこんでいませんが、R1のタップにしてチョッと不満に感じていた高域がオリンパスシステムと変わらないレベルになりました。R1の性と思っていたのがプリアンプの性だったとは・・・。出て来る音(出来栄え評価)で判断しますので、どこか1箇所触るとパーツの評価を間違います。

3b252b 今回対策した処は、電源の入口の半田付け部、ヒューズの前後、SWの前後とXLR端子の半田付け部になります。この中で一番効いているのはXLR端子への接続部と感じています。

この部分を対策しますと「音色」が明るくなり、「質感」が更に細かくなります。今日の夜からは更に「艶の多いなめらかな質感」で楽しめると思います。

普通ならここまで触る事はないと思いますが、2000年以前に作成されたSPやアンプには必ず「鉛半田」が使われています。この部分を「鉛レス半田」(音質の良いモノ)に交換してやらないと本来の機器の性能が出て来ません。本当はプリント基板のパーツコンタクト部分もやれば更に良いのは判りますが、それなりにトラブルの覚悟をしてやらねばなりません。トラブルは出来るだけ避けたいので「安直な所」から手を付けています。

これでほぼSP-707Jシステムの伝送ロス対策は完了となります。UREI813用のサランネットも明日には入荷する様ですので、また1セット伝送ロス対策の完了したシステムが出来ます。


UREI813のパワーアンプを変えて見る

2009年03月16日 | ピュアオーディオ

20090316_rca1 UREI813Bも完成してから早2週間余りになり、鳴らし込みを続けています。サランネットの納入が遅れているのでまだ事務所に有ります。

今日はパワーアンプを交換して音質の確認をしています。このSPとこのアンプを組み合わせるとこれくらいのグレードになると云うシュミレーションの一環です。

20090316_rca2 今までRCA 6L6pp メタル管で鳴らしておりましたが、VT62ppのアンプに入れ替えて見ました.

替えてびっくりしたのが「音質が逆転している」と云う事です。SPターミナルをフルテック製に交換前は圧倒的にVT-62ppアンプの方がグレードが上でしたが6L6ppアンプに「質感」(キレ・ヌケで)負けています。6L6ppアンプの方は先月SPターミナルを交換しています。変更点と云えばこれくらいになります。

20090316_rca3 これは新しい発見です。アンプのSPターミナルを交換すれば数段上のアンプに生まれ変わるようです。

球の力やグレードから行けば間違いなくVT-62の方がいいサウンドが出て当たりまえと思います。VT-62ppアンプもSPターミナルの交換を急ぎたいと思います。