虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

バリアと回転ずし (4歳児の常識、非常識)

2011-09-18 09:08:27 | 通常レッスン

4歳前後の★ちゃん、☆ちゃん。

お人形のドアのところで揉めていました。

★ちゃんが、ドアをずっと開けておくべきだと主張し、☆ちゃんがドアというのは

いつもは閉まっているもので、お客が来て、トントンした時開けるのだと主張しています。

 

押し合い、引っぱり合いでドアが割れてしまいそうだったので、

「★ちゃん、ドアを開けっ放しにしていたら、お化けとかどろぼうがやってきて、

しめしめ、勝手に入ってやれって、お家に入ってくるんじゃないの?」

とたずねました。

 

すると、★ちゃんは自信満々に、

「大丈夫、ここにはバリアがあるから。悪いのはバリアから入れないの!」と

答えました。

バリアって、どこからきた発想……?

ドラえもんの宇宙編にでも出てきたのでしょうか……(★ちゃん、大のドラえもんマニアです)

 

「そしたらさ、お友だちが遊びにきて、とんとんってしようと思ったら、

ドアが開いていたら、トントンできないけど、どうするの?」とたずねました。

すると、「大丈夫よ。

バリアがあるけど、お友だちは入れるから……ここから、入ればいいの」と★ちゃん。

☆ちゃんは、「そんなのダメだよねぇ。だって、ドアってのは、閉まってるのに……」とぶつくさ……。

それでもすぐに機嫌をなおして、「先生、お人形を取って。お家の中で回転ずしをするから。」と付け加えました。

 

☆ちゃんは、レッスンの始めに回転ずしセットを作ったのです。(回転させる部分は、私がモールでつけました)

それを人形の家にセットして

遊びだしました。

それには、ドア開けっぱなしとバリアを主張していた★ちゃんも黙っていません。

「お家の中でするのは、回転ずしじゃないよ。ただのお寿司だよ」と教えます。

それぞれ、この年齢の子らなりのこだわりと、常識があるようです。

工作風景と他のお友だちの作品。 ↑


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1 コメント

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苦笑い・・・ (ひなママ)
2011-09-18 21:29:56
多分、いや、絶対★ちゃんは我が子だと思いますが・・・まるで家で遊んでいるかのような振る舞いに思わず夫婦で苦笑いしてしまいました・・・
☆ちゃん、災難でしたね・・・^^; 

親子の日々の会話も正に「ああ言えばこう言う、こう言えばああ言う」の繰り返しで、怒りを通り越して笑ってしまう事がしばしばです^^


これを正に屁理屈って言うのでしょうね・・・

数日前の記事で「2、3歳児のへりくつ」を題材にしていらっしゃいしたが、4歳になった今もへりくつ大魔王な我が子・・・ 一体いつまで続くのか? まだまだ忍耐が必要なようです^^
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