同じ月齢の子より、少しでもたくさんの知識を持って、
できることを増やしてあげたい!
目的地に向かって、1日でも早く出発すること、
少しでも先に行けば行くほどいい…
と感じる方は多いです。
それが、幼児教育!とも思いがちです。
でも、そうした働きかけは、乗り物に乗せて子どもを先へ先へと
進ませているのと同じで、
他の子よりずいぶん先に進んでから、
「さあ、ここからは自分の足で歩いて行くところですよ。」と告げたとたん、
「歩き方を忘れちゃった」という
返事が返ってくる場合があるのです。
子どもが自分で考えたり、
自分で疑問を見つけたり、
自分で何かをしつこくしてみたり、
手で何かを創り出したり、自分にとって何が幸せか楽しいかを探し当てたりする
時間を与えずに、
大人が教えたいことを提示し、課題を与え、することを指示し、インプットに励み、
いたずらを取り上げ、
楽しいことは大人から贈られるもの!!
という態度で接していると…
幼児期の終わりには、同じ年齢の子と比べ物にならないほど多くのことが
できるかもしれません。
しかしそれは、幼いころは「神童」
大きくなったら「ただの人」というコースを進ませているだけの
場合が多いのです。
これほど幼児教育が流行していても、
いまだに幼児教育産業の方法に従った結果、世の中で成功した…
という人物はあらわれないのだそうです。
別ブログで何度か紹介させていただいている
教育の窓・ある退職校長の想いで、
今教員の間で流行っているという、TOSSという教育法の問題点が
取り上げられていて、それがそのまま幼児教育の問題点でもあるんじゃないか…?
と考え込んでしまいました。
TOSSという教え方は、ある意味、ムダがなくて理想的とも見える教育法です。
指導者から、一方的に発問がなされる。
指導者の発問の意図は、授業のねらいに迫ること。発問で子どもの
学習意欲を刺激する。
しかしこの教育法のなかには、子ども側から生まれる興味や疑問から出発する…
という発想はあまりないようです。
『子どもの関心事は何か。』『今、知りたがっていることは何か。』ということをしっかり吟味することは、ないのだそうです。
こうした教育法が流行っているということは、
こうした教育のあり方に疑問を抱かない教員、
親、子ども、が増えているということでもあるのでしょう。
ただ最も怖いのは、こうした大人寄りの偏った考えが当たり前となって、
幼児の世界にまで浸透していることです。
自分の人生を自分の足で歩みだそう、自分の頭を使って切り開いていこう
とする最初の段階で、
大人の一方的な働きかけのシャワーに、
適応していくことが自分となってしまう幼児。
自分のなかから生まれてくるものを感じる経験もないまま、
期待に応えること、親に褒められることを、
喜びと誤認してしまう幼児が、
幼児教育の流行とともに増加しているのです。
何かしなきゃ、乗り遅れる…と子どもをあせって電車に乗せる前に、
まず、子どもの声に耳を傾け、個性から学ぶ
ことが、全てにまさる幼児教育となるように
感じています。
できることを増やしてあげたい!
目的地に向かって、1日でも早く出発すること、
少しでも先に行けば行くほどいい…
と感じる方は多いです。
それが、幼児教育!とも思いがちです。
でも、そうした働きかけは、乗り物に乗せて子どもを先へ先へと
進ませているのと同じで、
他の子よりずいぶん先に進んでから、
「さあ、ここからは自分の足で歩いて行くところですよ。」と告げたとたん、
「歩き方を忘れちゃった」という
返事が返ってくる場合があるのです。
子どもが自分で考えたり、
自分で疑問を見つけたり、
自分で何かをしつこくしてみたり、
手で何かを創り出したり、自分にとって何が幸せか楽しいかを探し当てたりする
時間を与えずに、
大人が教えたいことを提示し、課題を与え、することを指示し、インプットに励み、
いたずらを取り上げ、
楽しいことは大人から贈られるもの!!
という態度で接していると…
幼児期の終わりには、同じ年齢の子と比べ物にならないほど多くのことが
できるかもしれません。
しかしそれは、幼いころは「神童」
大きくなったら「ただの人」というコースを進ませているだけの
場合が多いのです。
これほど幼児教育が流行していても、
いまだに幼児教育産業の方法に従った結果、世の中で成功した…
という人物はあらわれないのだそうです。
別ブログで何度か紹介させていただいている
教育の窓・ある退職校長の想いで、
今教員の間で流行っているという、TOSSという教育法の問題点が
取り上げられていて、それがそのまま幼児教育の問題点でもあるんじゃないか…?
と考え込んでしまいました。
TOSSという教え方は、ある意味、ムダがなくて理想的とも見える教育法です。
指導者から、一方的に発問がなされる。
指導者の発問の意図は、授業のねらいに迫ること。発問で子どもの
学習意欲を刺激する。
しかしこの教育法のなかには、子ども側から生まれる興味や疑問から出発する…
という発想はあまりないようです。
『子どもの関心事は何か。』『今、知りたがっていることは何か。』ということをしっかり吟味することは、ないのだそうです。
こうした教育法が流行っているということは、
こうした教育のあり方に疑問を抱かない教員、
親、子ども、が増えているということでもあるのでしょう。
ただ最も怖いのは、こうした大人寄りの偏った考えが当たり前となって、
幼児の世界にまで浸透していることです。
自分の人生を自分の足で歩みだそう、自分の頭を使って切り開いていこう
とする最初の段階で、
大人の一方的な働きかけのシャワーに、
適応していくことが自分となってしまう幼児。
自分のなかから生まれてくるものを感じる経験もないまま、
期待に応えること、親に褒められることを、
喜びと誤認してしまう幼児が、
幼児教育の流行とともに増加しているのです。
何かしなきゃ、乗り遅れる…と子どもをあせって電車に乗せる前に、
まず、子どもの声に耳を傾け、個性から学ぶ
ことが、全てにまさる幼児教育となるように
感じています。
成功するためには、
純粋な能力以外の要素も多そうですね!
子供のころから、成功できる人間を作る
ってのも、なんか違和感が・・・?
本人が本当に幸せになれるような教育ってのが
個人的には好きですね^^
先人の方々の幼児教育に対する努力も実を結んでいないことが多いのですかぁ・・
世の中の親が、子供に期待しちゃうのはしょうがない事ですが、教育内容だけに固執せず、子供に何が大切か模索する楽しさに気づけばもっと気楽に取り組めるでしょうね(笑)
先生のお陰で、自分の中に子供の成長を見守れる意識が育ってきましたよ。
幼児教育を考える親のためのブログですもんね~♪
連休に入りましたが、いつもの土日と同じ過ごし方をしてしまいました(汗)
イベントとか考えた方が、思い出になりそうですよね。
来年くらいからはキャンプに行けそうなんですけどね(笑)
>『子どもの関心事は何か。』『今、知りたがっていることは何か。』ということをしっかり吟味することは、ないのだそうです。
これはとても残念なことですね。今の公教育のカリキュラムでは、無駄な横道への脱線は避けて、効率よく短時間に詰め込もう、というやり方しかできないのでしょうか?それではあまりにもったいなさ過ぎます。
私、今日友達親子と実験教室したんですね。紫キャベツの汁に、あれこれ液体を混ぜて色の変化を楽しむ、それが酸性アルカリ性の学びにつなげる、というものでした。
子ども達は色の変化に喜びました。息子(小1)は、「じぶん実験する~!」と、出来た色同士を更に混ぜて新しい色を作って喜びました。
本当は、リトマス試験紙を用意してて、酸性だから青になる、みたいな話もするつもりだったのですが、そこまでは至りませんでした。
子ども達が色水遊びを喜んでたし、幼児にはまだ無理。(五歳、六歳、七歳の子が対象でした。)
この実験、小5くらいが相応しいみたいですものね。
だけど、そこで当初の予定通りに学ばせようとせず、柔軟に対応してくれた友達、ありがたかったです。
今、この子たちが興味があることに合わせてくれたことがよかったと思います。
これは私のことかも。わが子に3歳と5歳から公文式をさせたのは、公教育への不安から、です。
そして今、これでいいのか?徹底反復学習をすることで、論理的思考やイメージ力、などが育ちにくくなっているのかも、と気になっています。
(糸山さんの著書なども読んでからです。)
学校に頼ってちゃだめ、だけど塾などに外注お任せもちょっと…と思うと、親が、何がいいのだろう、と東奔西走したり、付きっ切りで勉強させたり、となってしまいます。
これはただ電車に乗せているだけなのかも。
今回も、拙ブログ記事を引用していただきました。 公教育であれ、習い事であれ、また、幼児教育であれ、学校教育であれ、やはり目の前にいる子どもの内面に寄り添い、内面を育む方向での指導しかないのではないでしょうか。注入しようとしたって、それを受け付けない人格の前では、ただただむなしくなるだけ。なおみさんがおっしゃっていると思いますが、今、そのことを問い直さざるをえない犯罪が多発していますよね。
ただ、幼児教育の場合、子どもの内面に寄り添っているのか、注入になってしまっているのかの判断は、むずかしさもあるでしょうね。子どもにもよりますが、まだ自我がそんなには形成されていないと思うからです。
でも、何はともあれ、なおみさんとコメントのやり取りをさせていただくようになってから、幼児教育と学校教育との連携が図れているように感じ、とてもうれしく、また、感謝しております。
ほんとうにありがとうございます。
このたび、NHKのクローズアップ現代の、『才能を開花させよ ~どう支える発達障害児~』を視聴し、その感想を拙ブログにまとめさせていただきました。
貴ブログの本記事にかかわる部分もありますので、TBさせていただこうと思いましたが、うまくいきませんでした。そこで、本コメントのHN欄にURLを貼り付けさせていただきましたので、よろしくお願いします。
子どもにとって授業が分かりやすいということと、子どもの主体的な学びの接点を、どう見出していったらいいか、わたしなりに考えてみましたので、ご高覧賜れば幸いです。
http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp
でした。すみません。
もう一つの投稿でもやっぱり間違えました。(^o^);
多くの方が、そうした問題について、真剣に考えるようになるといいですね。