虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

巻き上げ式のエレベーターが作りたいという☆君の夢 1

2009-05-23 07:26:58 | 工作 ワークショップ
☆くんと初めてあった頃、
「とてものんびりおっとりした子で、外のさまざまなことに関心が薄いところが心配です」というお話でした。

その日は、いっしょに牛乳パックを使ったスライド式のエレベーターを
作ったり、デュプロで洗車場を作ったりして遊びました。
☆くん、大はしゃぎでした。

☆くんは幼稚園に通っているため、その後長い間、
2歳の妹さんのレッスンの際に近況を聞かせていただくだけで
☆くんに会うことはできませんでした。

お母さんのお話では、☆くん、レッスンの後から、エレベーターが好きでたまらなくなって、
自分で何度もこしらえたり、
「本物のエレベーターはどうやって動くの?」とたずねたりしていたようです。
それまで「なぜ?」といった問いがなかったそうなので、
熱心に「なぜ?」「どうして?」と問う姿にうれしくなったそうです。

☆くんのお母さんは、透明で中の仕組みが見えるエレベーターのあるとこころに連れて行って☆くんの興味に答えてあげました。

そして最近は、「わかった!くるくるって巻いて引っ張っていったら、上るんだ!」と自分でひらめいた☆くん。
なんとかイメージした作品を
作ろうと何時間も試行錯誤していたそうです。

それでもうまくいかなくて困っているので、
☆くんのお母さんも
手助けしてあげたい……と思うもののどうしてあげたらよいのか
わからないそうで……また、幼稚園がお休みの日に☆くんを連れて
レッスンにいらっしゃるとのことでした。

この話をお聞きしてから、
☆くんが何度でも作れるレベルの簡単な作り方で
巻き上げ式のエレベーターの仕組みは作れないかと思案していました。

すると今朝、曲がるストローを使ったら、幼い子でも簡単に
まわすハンドルが作れるのでは?

と思いつきました。
写真が試作品です。

大成功!中が見やすいようにペットボトルがおすすめですが、
エレベーター部のプリンの容器は紙箱など子どもが切りやすい素材を使った方がいいかもしれません。

ペットボトルは、カッターで、はさみが入る切り口をいれて
後ははさみで切ります。危なくないように切り口をセロテープで
おおいます。

次回に続きます。

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