二キーチン夫妻は、7人もいらっしゃったお子さん達を
家庭教育の力で
どの子も際立って優秀な子たちに育てたことで有名です。
その素晴らしい教育のエッセンスは
あまり知られておらず、
使用していた教材だけがひとり歩きをして
ニキーチンの積み木の教具で遊ばせたら頭が良くなるらしい…
と教具を購入して子どもにさせてみることを
ニキーチンの教育法だと考えておられる方が多いようです。
しかし、ただ教具で遊ぶだけでは、あまり良い成果は得られません。
ニキーチン氏は、創造力の発達のために、
創造の過程というものの性格から、




人間は、なるべくひんぱんに最大限の力を、その限界まで出しきって
活動し、そして、その限界を少しずつ高めていくように
すればするほど能力が発達する




とおっしゃっています。
子どもが緊張しすぎて疲れるだろうなどど心配する必要はありません。
必ず守らねばならない条件として、
子どもには大きく自由を与えなければなりません。
何をやるか、どのくらいの時間やるか、
どんな方法でやるかは、子どもの思い通りにやらせなければならないのです。
子どもの気分、興味、感情的な高まりが、信頼できる安全装置
となって、かなりはげしく知力を使っても
それが子どもの害にはならないのです。(ニキーチンの知育遊びより)
ニキーチン夫妻は、家庭内に子供たちの発達をリードするような
状況を作りました。
スポーツ用具(つりわ、てつぼうなど)工作室を作って、道具や計測用の器具をそろえてあげたり、文字積み木を与え、読書に導いたり、
ハイキングに行き、さまざまな仕事を分担させたりしました。
それから、あとはつとめて子供たちが自由にふるまうように
しむけたそうです。
強制は創造の敵と考えたからです。
機会さえあれば、かならず子供たちといっしょに遊んであげ、
何かをいっしょにつくったりするようにつとめました。
こうした教育の結果、どの子も何年も飛び級して優秀な成績をおさめ、
スポーツですばらしい才能を発揮しながら、
子どもらしい快活で純粋な性質を失わずにいました。




私も虹色教室では、ニキーチン夫妻の子ども観、教育観を
大切に守って実践しています。
自分の都合のよい部分だけ守って、良いとこ取りすることが
ないよう気をつけています。

日本では、英才教育を良くないもの、親のエゴとして
非難する方もいますす。
確かに幼児教育は一歩まちがうと、そうなってしまう危険な面も
持ち合わせているのです。
だからこそ、子どもに知的な刺激を与えることや、
何かをマスターさせることにだけ関心を向けるのでなく、
偉大な教育者たちの考えにしっかり触れて、
その本質を理解する大切さを感じています。
写真は、ニキーチンの知育遊びに載っている絵合わせパズルです。

引用は『ニキーチンの知育遊び』B・P・ニキーチン 暮らしの手帖社
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家庭教育の力で
どの子も際立って優秀な子たちに育てたことで有名です。
その素晴らしい教育のエッセンスは
あまり知られておらず、
使用していた教材だけがひとり歩きをして
ニキーチンの積み木の教具で遊ばせたら頭が良くなるらしい…
と教具を購入して子どもにさせてみることを
ニキーチンの教育法だと考えておられる方が多いようです。
しかし、ただ教具で遊ぶだけでは、あまり良い成果は得られません。
ニキーチン氏は、創造力の発達のために、
創造の過程というものの性格から、




人間は、なるべくひんぱんに最大限の力を、その限界まで出しきって
活動し、そして、その限界を少しずつ高めていくように
すればするほど能力が発達する




とおっしゃっています。
子どもが緊張しすぎて疲れるだろうなどど心配する必要はありません。
必ず守らねばならない条件として、
子どもには大きく自由を与えなければなりません。
何をやるか、どのくらいの時間やるか、
どんな方法でやるかは、子どもの思い通りにやらせなければならないのです。
子どもの気分、興味、感情的な高まりが、信頼できる安全装置
となって、かなりはげしく知力を使っても
それが子どもの害にはならないのです。(ニキーチンの知育遊びより)
ニキーチン夫妻は、家庭内に子供たちの発達をリードするような
状況を作りました。
スポーツ用具(つりわ、てつぼうなど)工作室を作って、道具や計測用の器具をそろえてあげたり、文字積み木を与え、読書に導いたり、
ハイキングに行き、さまざまな仕事を分担させたりしました。
それから、あとはつとめて子供たちが自由にふるまうように
しむけたそうです。
強制は創造の敵と考えたからです。
機会さえあれば、かならず子供たちといっしょに遊んであげ、
何かをいっしょにつくったりするようにつとめました。
こうした教育の結果、どの子も何年も飛び級して優秀な成績をおさめ、
スポーツですばらしい才能を発揮しながら、
子どもらしい快活で純粋な性質を失わずにいました。




私も虹色教室では、ニキーチン夫妻の子ども観、教育観を
大切に守って実践しています。
自分の都合のよい部分だけ守って、良いとこ取りすることが
ないよう気をつけています。

日本では、英才教育を良くないもの、親のエゴとして
非難する方もいますす。
確かに幼児教育は一歩まちがうと、そうなってしまう危険な面も
持ち合わせているのです。
だからこそ、子どもに知的な刺激を与えることや、
何かをマスターさせることにだけ関心を向けるのでなく、
偉大な教育者たちの考えにしっかり触れて、
その本質を理解する大切さを感じています。

写真は、ニキーチンの知育遊びに載っている絵合わせパズルです。

引用は『ニキーチンの知育遊び』B・P・ニキーチン 暮らしの手帖社
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「強制は創造の敵」は頭にしっかり覚えておこうと思います。
まずは状況づくり。そして子供の意思に任せる。
やっぱり難易度高いですね^^
最初は極端な人だなぁなんて思って読んでましたが、色々参考になる部分、考えさせられる部分も多かったです。
英才教育っていうと、自分のスタイルに合わないので、なおみ先生のお話やいろんな本からの知識を駆使しつつ、坊ちゃんが幸せに育つように頑張りたいと思ってます(笑)