ナンシー・Chang!のおいし~生活

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ボージョレ・ヌーヴォー祭り@丸山亭2010【閉店】

2010-11-23 13:25:51 | イベント


11/19 Fri.
鎌倉 丸山亭 の新酒祭り‘10で試飲した9種類のワインをご紹介します!

毎年恒例、鎌倉の老舗フレンチ 丸山亭 でのボージョレ・ヌーヴォー祭りが、今年も解禁日の11/18~23日までの5日間、賑々しく開催されます。
私は19日の金曜日、会社帰りに1人で参加。
このテの記事は賞味期限が切れるとドッチラケなので、とりあえずギリ開催期間中にUPします。

珍しいロゼ、ルイ・ジャドの白の新酒(マコンで造られたシャルドネ)を含む9種類を、グラス半分のポーションで全て試飲してきましたよ。
スペシャルメニューのフルコースと共に堪能した9種の新酒たちをご紹介します。

ALBERT BICHOT
世界100ヶ国以上にワインを輸出する、ブルゴーニュワインの立役者。1831年の設立以来、6代にわたって優れた伝統を受け継いできたファミリー企業です。



アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー ロゼ 2010
あまり見かけないロゼのヌーヴォー。
押切もえちゃんのプロデュースらしく、コンビニでも購入可。
スクリューキャップなので、冷蔵庫で冷やして気軽にグイグイ飲めます。とにかく飲みやすく、私的にはとても酒とは思えません。
淡いピンク色が美しく、嫌みのないほのかな甘みとスッキリした飲み口が魅力。甘いジュースよりよっぽど美味しいです。



アルベール・ビショー ボージョレ・ヌーヴォー 2010 神の雫
ワインファンのバイブル?「神の雫」とのコラボ企画、その名も「神のヌーヴォー」がこちら。
その原作者である亜樹直氏がビショー社のワインを「この作品はアールヌーヴォーである。 華やかで若々しくありながらクラシカルな魅力を持ち、精密にして優美、そして何よりも気品を感じる」と評し、漫画家のオキモト・シュウ氏がラベルを作画しました。
「光の天使ウリエルの声が、この素晴らしきヌーヴォーを初めて口にした者すべてに届くことを信じて止まない」そうです。
別にごく普通の若い赤ワインだと思いますが。。。

Mommessin
伝統的なマセラシオン・セミカルボニック法(炭酸ガス浸漬法)で長時間発酵させ、瓶詰め前のフィルターがけを行わないことにより、充実したアロマと深い味わいが生まれます。



Beaujolais Nouveau La Cuvee Lydie Nonfilter
モメサン ボージョレ・ヌーヴォー
キュヴェ・リディ ノン・フェルトレ
モメサン社の葡萄調達責任者リディ・ネスムの名前を冠した、ワンランク上のプレミアムヌーヴォー。ラベルにはポップ・アートを採用し、気軽に飲める新酒のイメージを表現しています。

Georges Dubceuf
地酒に過ぎなかったボージョレワインを、たった一代で世界の名ワインに仕立てあげた立役者であり、今日のボージョレ・ヌーヴォーブームの仕掛け人。北のコート・ドールの銘醸やボルドー・メドック地区の名酒の模倣を一切せず、伝統的な醸造法を用いて、ボージョレという土地でしかできない、ボージョレならではの味わいを世界に知らしめた「ボージョレの帝王」です。

  

ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー 2010
華やかな花柄ラベルでお馴染みのヌーヴォーはこの時期コンビニにもズラリと並ぶ定番中の定番。
今年は金色と赤と黄で花が描かれひときわ目を引きます。
お値段が良心的な点が一番の魅力?
ちなみに、フランスではポール・ボキューズのお気に入りヌーヴォーとして有名だそうですよ。
透明感のある明るいルビーレッド、この日いただいた赤ヌーヴォーの中では最も軽くフルーティでした。



ジョルジュ・デュブッフ ボージョレ・ヴィラージュ
ヌーヴォー セレクション プリュス 2010
ジョルジュ・デュブッフが信頼を寄せる複数のドメーヌの葡萄を選りすぐりアッサンブラージュし、複雑で深みのある味わいを実現しました。ラベルには収穫日、製造本数、シリアルナンバー入り。最も一般的な花柄ラベルのボージョレ・ヌーヴォーと飲み比べると、その差がよくわかります。
ライトでジュース感覚で飲める花柄ラベルよりぐんと赤ワインらしくなっています。複雑味というよりは、果実味が濃くやや渋みが感じられるという印象。

Lois Jadot
名ワイナリーが連なるブルゴーニュ地方の中でも、「最高の作り手」の一つとして世界的にその名を知られるルイ・ジャド社。コート・ドール地区に所有する自社畑のほとんどが(格付けのないボージョレは例外)グラン・クリュとプルミエ・クリュで占められているという大ドメーヌです。
ヌーヴォー(新酒)とは、その年のワインを一番最初に楽しむために特別製造するものですが、ルイ・ジャドでは、毎年通常のボージョレ・ヴィラージュを醸造する過程で特にフルーティな仕上がりのキュヴェを「プリムール」(ヌーヴォーと同意語)として出荷しています。そのため大量生産も出来ないので、非常に希少価値でもあります。
フレッシュな果実味のみが特徴の一般的なヌーヴォーワインとは別もの、というか、若々しくフルーティな個性を持つ本物のワインなのです。

 

Lois Jadot Macon Blanc Villages Primeur
ルイ・ジャド マコン ブラン ヴィラージュ プリムール
マコンはボジョレー地区のお隣り。なので、この白いヌーボーは新酒ではあるけれど「ボージョレ」ではないらしい。
少量生産ゆえに、ファンの間では毎年奪い合いになる白ワインの新酒。瑞々しい花の香り、シトラス系フルーツのようにフレッシュで爽やかな味わい、しかもすっきりとした辛口です。
産地:マコネ(ブルゴーニュ)/フランス
生産者:メゾン・ルイ・ジャド
品種:シャルドネ100%



Louis Jadot Beaujolais-Villages Primeur NON FIRTRE
ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール「ノンフィルター」
2010年、はじめてリリースされる 「ノン・フィルター」 のヌーヴォー(日本のみで数量限定発売)。
通常のヴィラージュよりもさらに限定された葡萄畑(ブルイィ、コート・ド・ブルイィ周辺)の高品質な果実だけを手摘みで収穫した後、さらに良い粒だけ選果。ワインメイキングも、より注意深く丁寧に仕込まれ、無濾過で上澄みのワインだけを瓶詰めします。



Louis Jadot Beaujolais-Villages Primeur
ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール
そしてこちらがルイ・ジャドの「赤のプリムール」。
今年も3Lのマグナムボトルで供されました。
マセラシオン・セミカルボニック法を用いて醸造するため、密閉タンク内に自然発生する二酸化炭素を利用します。また、ルイ・ジャド社プリムールの特長として、比較的発酵開始温度を高く、タンク内に置く時間も長く設定。そうすることにより、ガメイ種の色や独自の香りがより引き出されるそうです。

Domaine de la Madone
マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸積法)ではなく、通常仕込みのキュヴェの中から早飲みスタイルのものを選んで瓶詰め、というスタイルはルイ・ジャド社と同じ。



Domaine de la Madone Beaujolais Villages Le PERREON Nouveau 2010
ドメーヌ ド・ラ・マドンヌ
ボージョレ・ヴィラージュ ル・ペレオン ヌーヴォー 2010
フルーティでフレッシュなヌーヴォー特有の味わいに加え、しっかりとした厚みと凝縮感をも持ち合わせています。
通常の醸造法をとっているので、数年の熟成も可能とのこと。

以上の9種でした。
いっしょにいただいたお料理については後の記事、ボージョレ・ヌーヴォー祭り@丸山亭2010/お料理編 にて。
※ボージョレ・ヌーヴォー祭り@丸山亭2009は こちら

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