シネマアミーゴ(カフェ、無国籍料理/逗子)
※現在は飲食店としての営業はしていません。
*若き日のストーンズに萌え~(ハァト)
溜まったレストランネタも順調に消化中ゆえ、ここらでリアルタイムの記事を一発。
ずっと興味津々だった逗子のシネマカフェ CIMEMA AMIGO で遂に映画を観ました!
ちなみに記念すべき初AMIGO映画は、『ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実』!
今年5月、カンヌ国際映画祭の監督週間で特別上映されたドキュメンタリー作品で、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねていることでも話題になりました。
全国的に上映期間と映画館が限られているので(DVDは発売済みだけど)見逃せません。
「ストーンズの最高傑作!」との呼び声も高いダブルアルバム『メイン・ストリートのならず者』のレコーディング風景が、残された写真とホームムービー、そして本人たちのナレーションによって綴られています。
使い込まれた椅子がいい雰囲気を醸し出すテーブル席
スクリーン近くにはローテーブルがセットされたソファ席もあり(映画はちょっと観づらいかも)、自宅リビングで寛いでいる気分が楽しめます。
昨年の8/9、逗子海岸近くの住宅街に古民家を改築した映画館が登場。
花屋、雑貨店を併設し、昼は数人のフードコーディネーターが日替りでプレートランチを提供するカフェ、Barメニューに替わる夜の部は毎日20時からお酒を飲みながら映画が観られるカフェバー、という営業スタイルの複合店舗でもあります。
映画はプロジェクターで大型のロールスクリーンに投影。
料金は上映中の「テーブルチャージ」として1,500円(ワンドリンク付)なので映画館よりお得。
私はグラスワイン白を所望。キンキンに冷えていて美味しかった~!
で、映画ですが。。。
今年5月に未発表曲を加えて再発された(初リリースは1971年)2枚組アルバム『メインストリートのならず者 Exile on Main St.』製作の裏側を知ることができる61分のドキュメンタリー。
当時、税金対策でイギリスを脱出し、南仏コートダジュールに移住したストーンズのメンバーたち。
アルバムのレコーディングは、ギタリストのキース・リチャーズが借りていた屋敷「ネルコート」で行われています。
1970年代にロバート・フランクが撮影したドキュメント映像や、南仏で生活を共にしたドミニク・タール(フランス人カメラマン)のスチール写真などを随所に散りばめた、アナログ感覚の編集が印象的。
録音機材を設置したトレーラーを持ち込み、ゴシック建築のヴィラの地下をレコーディング・スタジオに。
「理想的な環境には程遠かったけれど、いろいろ工夫してレコーディングしていった。自然に出てきたリアルな音が特徴で、グランジ的とも言えるね。多彩な音楽要素が詰まったアルバムになったよ」とはミック・ジャガーの弁。
私がストーンズにハマったきっかけは、80年代に入ってから1969年制作のツアードキュメンタリー映画『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』観たことでした。
ミック・テイラーがギタリストとして在籍していた時期のストーンズは、私にとって特別な思い入れがあるので、この映画もメチャクチャ楽しめました。
高すぎる税金(収入の93%って、、、どんだけー)から逃れフランスへ「亡命」した自分たちのことを、当時キースは「Tax Exile」なんて言っていましたね。
※ギミー・シェルターの映画レビューは こちら
キャ~キースかっこいい!
手前が恋人のアニタ・パレンバーグ。
ドミニク・タールのスチールにはこんなほのぼのショットもありました。
当時内縁の妻だったアニタとの間にはマーロンという息子がいたキース。
彼女は第2子を妊娠中でした。
ステージ上でのクールなイメージとは裏腹に、「子供の前でも平気で女房に甘えるbyミック・ジャガー」なんて可愛いところもあるキースの素顔が自然に出た1枚。
可愛すぎるマーロンくんのおちり。
ミック・テイラーの慈愛に満ちたまなざしも素敵
当時のストーンズの私生活を暴露するような映像もてんこ盛りです。
春から夏へかけての約9ヵ月、ネルコートにはメンバー以外にも様々な人物が常に滞在する状況。
その生活模様をアニタ・パレンバーグは「まさにセックス、ドラッグ&ロックンロール。正しくはロックンロール、ドラッグ&セックスだったわ」と。
大人は昼も夜もなくドラッグとアルコール三昧、子供がジョイントを巻く場面まで登場するにもかかわらず、意外やその情景はアットホームな雰囲気に溢れています。
「若くてルックスも悪くなかったし、僕らが気の向くまま音楽に溺れていた時代を表現している良い映像じゃないかな。僕にはあれが“堕落した生活”には思えない。まさに人が想像する“ロック・バンドの生活”なんじゃないのかな」とミックは当時を振り返っています。
まさに赤裸々な貴重映像の連続で、1時間があっという間でした。
言葉もわからない未知の国で異邦人としての状況を思いっきりエンジョイしている(ように見えた)キース・リチャーズはとっても魅力的で、ますます好きになってしまったわ。
対照的に「フランスになんか来たくなかった。紅茶もピクルスも英国製を輸入しなきゃならないし。。。」とぼやくビル・ワイマンが、個人的には何気にツボでした。
それにしても、素晴らしい環境での映画鑑賞だったなぁ。
映画館特有の閉塞感のない空間で、リラックスしてお酒を飲みながら映画が観られるって、想像以上にいい気分。
こんなホームシアターがあれば最高だね。
上映後、居合わせたお客さん、オーナーの長島源さんとしばらくおしゃべりしてからAMIGOを後にしました。
久々に常連になりたいお店の登場だわ。
実際には少々難しいけど(駅からも家からもチョト遠い、土・日曜しかランチ行けない、など)。。。
余談だけど、長島さんイケメンすぎ。
去年橙さんとお店の前を通った際、偶然立ち話をした時にも「この人タダモノじゃない」と思ったけれど、タイマンで話していてドキドキする男に逗子で会うことは極めて稀。
単にルックスがいいというだけじゃない、強烈なオーラを感じさせる方です。
なんかすごいことやってくれそう。
原題:ストーンズ・イン・エグザイル(2010年/アメリカ・イギリス/61分)
監督:スティーヴン・キジャック
出演:ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、ミック・テイラー、ロニー・ウッド、ボビー・キーズ、アニタ・パレンバーグ、ジミー・ミラー、アンディ・ジョンズ、ドミニク・ターレ、マーティン・スコセッシ、ジャック・ホワイト、ドン・ウォズ、カレブ・フォロウィル、ベニチオ・デル・トロ、ウィル・アイ・アム、シェリル・クロウ 他
■シネマ・アミーゴ
□11:30~16:00 18:00~24:00
□不定休
□逗子市新宿1-5-14
□046-873-5643
※シネマアミーゴについて詳しく知りたい人は こちら
※現在は飲食店としての営業はしていません。
*若き日のストーンズに萌え~(ハァト)
溜まったレストランネタも順調に消化中ゆえ、ここらでリアルタイムの記事を一発。
ずっと興味津々だった逗子のシネマカフェ CIMEMA AMIGO で遂に映画を観ました!
ちなみに記念すべき初AMIGO映画は、『ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実』!
今年5月、カンヌ国際映画祭の監督週間で特別上映されたドキュメンタリー作品で、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねていることでも話題になりました。
全国的に上映期間と映画館が限られているので(DVDは発売済みだけど)見逃せません。
「ストーンズの最高傑作!」との呼び声も高いダブルアルバム『メイン・ストリートのならず者』のレコーディング風景が、残された写真とホームムービー、そして本人たちのナレーションによって綴られています。
使い込まれた椅子がいい雰囲気を醸し出すテーブル席
スクリーン近くにはローテーブルがセットされたソファ席もあり(映画はちょっと観づらいかも)、自宅リビングで寛いでいる気分が楽しめます。
昨年の8/9、逗子海岸近くの住宅街に古民家を改築した映画館が登場。
花屋、雑貨店を併設し、昼は数人のフードコーディネーターが日替りでプレートランチを提供するカフェ、Barメニューに替わる夜の部は毎日20時からお酒を飲みながら映画が観られるカフェバー、という営業スタイルの複合店舗でもあります。
映画はプロジェクターで大型のロールスクリーンに投影。
料金は上映中の「テーブルチャージ」として1,500円(ワンドリンク付)なので映画館よりお得。
私はグラスワイン白を所望。キンキンに冷えていて美味しかった~!
で、映画ですが。。。
今年5月に未発表曲を加えて再発された(初リリースは1971年)2枚組アルバム『メインストリートのならず者 Exile on Main St.』製作の裏側を知ることができる61分のドキュメンタリー。
当時、税金対策でイギリスを脱出し、南仏コートダジュールに移住したストーンズのメンバーたち。
アルバムのレコーディングは、ギタリストのキース・リチャーズが借りていた屋敷「ネルコート」で行われています。
1970年代にロバート・フランクが撮影したドキュメント映像や、南仏で生活を共にしたドミニク・タール(フランス人カメラマン)のスチール写真などを随所に散りばめた、アナログ感覚の編集が印象的。
録音機材を設置したトレーラーを持ち込み、ゴシック建築のヴィラの地下をレコーディング・スタジオに。
「理想的な環境には程遠かったけれど、いろいろ工夫してレコーディングしていった。自然に出てきたリアルな音が特徴で、グランジ的とも言えるね。多彩な音楽要素が詰まったアルバムになったよ」とはミック・ジャガーの弁。
私がストーンズにハマったきっかけは、80年代に入ってから1969年制作のツアードキュメンタリー映画『ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター』観たことでした。
ミック・テイラーがギタリストとして在籍していた時期のストーンズは、私にとって特別な思い入れがあるので、この映画もメチャクチャ楽しめました。
高すぎる税金(収入の93%って、、、どんだけー)から逃れフランスへ「亡命」した自分たちのことを、当時キースは「Tax Exile」なんて言っていましたね。
※ギミー・シェルターの映画レビューは こちら
キャ~キースかっこいい!
手前が恋人のアニタ・パレンバーグ。
ドミニク・タールのスチールにはこんなほのぼのショットもありました。
当時内縁の妻だったアニタとの間にはマーロンという息子がいたキース。
彼女は第2子を妊娠中でした。
ステージ上でのクールなイメージとは裏腹に、「子供の前でも平気で女房に甘えるbyミック・ジャガー」なんて可愛いところもあるキースの素顔が自然に出た1枚。
可愛すぎるマーロンくんのおちり。
ミック・テイラーの慈愛に満ちたまなざしも素敵
当時のストーンズの私生活を暴露するような映像もてんこ盛りです。
春から夏へかけての約9ヵ月、ネルコートにはメンバー以外にも様々な人物が常に滞在する状況。
その生活模様をアニタ・パレンバーグは「まさにセックス、ドラッグ&ロックンロール。正しくはロックンロール、ドラッグ&セックスだったわ」と。
大人は昼も夜もなくドラッグとアルコール三昧、子供がジョイントを巻く場面まで登場するにもかかわらず、意外やその情景はアットホームな雰囲気に溢れています。
「若くてルックスも悪くなかったし、僕らが気の向くまま音楽に溺れていた時代を表現している良い映像じゃないかな。僕にはあれが“堕落した生活”には思えない。まさに人が想像する“ロック・バンドの生活”なんじゃないのかな」とミックは当時を振り返っています。
まさに赤裸々な貴重映像の連続で、1時間があっという間でした。
言葉もわからない未知の国で異邦人としての状況を思いっきりエンジョイしている(ように見えた)キース・リチャーズはとっても魅力的で、ますます好きになってしまったわ。
対照的に「フランスになんか来たくなかった。紅茶もピクルスも英国製を輸入しなきゃならないし。。。」とぼやくビル・ワイマンが、個人的には何気にツボでした。
それにしても、素晴らしい環境での映画鑑賞だったなぁ。
映画館特有の閉塞感のない空間で、リラックスしてお酒を飲みながら映画が観られるって、想像以上にいい気分。
こんなホームシアターがあれば最高だね。
上映後、居合わせたお客さん、オーナーの長島源さんとしばらくおしゃべりしてからAMIGOを後にしました。
久々に常連になりたいお店の登場だわ。
実際には少々難しいけど(駅からも家からもチョト遠い、土・日曜しかランチ行けない、など)。。。
余談だけど、長島さんイケメンすぎ。
去年橙さんとお店の前を通った際、偶然立ち話をした時にも「この人タダモノじゃない」と思ったけれど、タイマンで話していてドキドキする男に逗子で会うことは極めて稀。
単にルックスがいいというだけじゃない、強烈なオーラを感じさせる方です。
なんかすごいことやってくれそう。
原題:ストーンズ・イン・エグザイル(2010年/アメリカ・イギリス/61分)
監督:スティーヴン・キジャック
出演:ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマン、ミック・テイラー、ロニー・ウッド、ボビー・キーズ、アニタ・パレンバーグ、ジミー・ミラー、アンディ・ジョンズ、ドミニク・ターレ、マーティン・スコセッシ、ジャック・ホワイト、ドン・ウォズ、カレブ・フォロウィル、ベニチオ・デル・トロ、ウィル・アイ・アム、シェリル・クロウ 他
■シネマ・アミーゴ
□
□不定休
□逗子市新宿1-5-14
□046-873-5643
※シネマアミーゴについて詳しく知りたい人は こちら