ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

饗宴レストラン@ストラスジュール/091125

2010-02-10 02:48:33 | イベント


2009 11/25 Wed.
*2009年を締めくくるにふさわしい、横浜フレンチ3大シェフの豪華競演が実現!

「X'mas2009」でさえ相当気まずいこのタイミングで「プレ・ノエル」というのも恐縮ですが、、、ようやく11月最後のグルメネタです!
11/25、関内で賑々しく開催された「'09 饗宴レストランin Strasbourg」は、おそらく昨年最大のグルメイベント。



横浜フレンチを代表する(→画像左から)シェ・フルールの飯笹シェフ、ストラスブール の小山シェフ、エリゼ光 の六川シェフ、この3名によるコラボレーションで1ヶ月早いクリスマス(プレ・ノエル)ディナーを

楽しもう♪という、なんとも魅力的な企画であります。
饗宴レストランの会場となるレストランは2つ。
関内駅に程近い小山シェフのお店ストラスブールと、目と鼻の先にある姉妹店ストラスジュール
私とかおりん、予約を入れた後でわかったことだけど、王様と奥様のテーブルが用意されたのは、後者の姉妹店。
和を意識したこぢんまりとした空間は、なるほど普段はフレンチ懐石というコンセプトのレストランだそうです。
カジュアルな雰囲気のストラスブールに比べると、シェフの好みが全開という印象のややマニアックで隠れ家っぽい店舗でした。
小山、飯笹、六川の3シェフは両方の会場を行き来して料理を作っていました。

見よ、この巨大なフォアグラとトリュフを!
クリスマスにちなんだ料理を、オードブル、海老料理、肉料理、各シェフが一品づつ作成。
それを「横浜一のワイン通」として知られる(株)君嶋屋、君嶋哲至氏セレクトによるシャンパン、銘柄ワインと共に、15,000円ポッキリ(税・サ込)で楽しめるというのだから、フレンチとワインが大好きな人にはまさに至福の一夜です。


シャンパーニュで「乾杯!」自家製パン@シェ・フルール

一の皿 -アミューズ-
左:フォアグラのクロケット ポルト酒ソース、右:スモークサーモンと帆立貝のムース パイ包み焼き(小山)

やっぱりフォアグラの存在感はスゴイ。甘いポルト酒のソースとは絶妙のマッチング!
ムースを詰めたパイがサクサクでウマ~(゜д゜)!!

二の皿 -オードブル-

左上:フレッシュトリュフとモリーユ茸、セップ茸のコンソメスープ(小山)、左下:シャラン産鴨胸肉と秋茄子のマリネ 柚子の香り(飯笹)、右:見城さんが栽培に成功した幻の洋梨コミスと海の幸のサラダ仕立て(六川)

コンソメスープは蓋を開けたとたん、トリュフの香りにクラクラ。お肉の濃厚なエキスに圧倒されます。
鴨肉は秋茄子と合わせ、旬を感じさせる一品に。柚子の風味が和テイスト。コンソメの濃厚さとのコントラストが見事です。
立体的な盛り付けが楽しい六川シェフの作品?(画像右)は、コミスと魚介の相性の良さにビックリ!

三の皿 -海老料理-
ブルターニュ産オマール海老のリソレ コライユ入りリゾット 赤ワインソース(飯笹)

丸々と太ったオマールは活締め。調理前に動いていた姿を見せてくれました(私にとってはあまりありがたくない)
とにかく巨大さに目がテン(・_・;)。これで半身なんですから。
身もプリップリで、しかも甘い! 赤ワインソースに負けていません。今まで食べていたオマ-ル海老とは全く別の生物という感じ。リゾットも添えられ、ボリューム満点のゴージャスな一皿。

四の皿 -メインディッシュ-
八ヶ岳山麓 中村農場より“ワイン地鶏”の丸ごとロースト ソースサルミ 中村さんこだわりの濃縮卵の瞬間スクランブルエッグと共に

左:これがワイン地鶏の濃縮卵! 黄身がオレンジ色~
右:スクランブルエッグも色が濃い!

「ワイン地鶏」とは、ワインの粉末を混ぜた餌を与えて育てたコーチン系の雌鶏。お肉が柔らかくジューシーになるとのこと(確かに…)。
シンプルな調理法にあっさりテイストのソースで、食材の魅力を十分に引き立てています。
迫力ではオマールに軍配が上がるものの、トータル的には上手くバランスが取れています。こんなところもコース料理の面白みでしょうか。
濃縮卵の瞬間スクランブルエッグは、お肉の下に隠れていました。
目を疑うほどの濃いやまぶき色から想像した通り、とってもこってりとした味わい。卵料理って赤ワインと相性が悪いものだけど、ここまで濃厚だと全く違和感なし。これがワイン餌効果なのかしらん?

五の皿 -デザート-

左上:プティ ブッシュ・ド・ノエル‘09 ストラスブール風(小山)、左下:ほうじ茶のクレームブリュレとプレミアム抹茶のアイスクリーム(飯笹)、右:山田さんが収穫した苺を使ったミルクシェイク(六川)

待ってました!
オードブル同様、またまた3人のシェフのオリジナリティが楽しい3種のデザート。
クリスマスに相応しい華やかさが目にも美味しい豪華版です。
全て甘さ控えめで、飽きることなく味わえます。
甲乙つけがたい絶品揃いですが、個人的な好みで選べば六川シェフの苺ミルクシェイクが一番好き。
ほとんど食材(山田さんの収穫した苺)の勝利かな。
お皿にちょこんと乗っている苺サンタも可愛い


六の皿 -最後に-
プティフールとコーヒー(小山)
この上さらに小菓子(マカロンと生チョコトリュフ)まで登場。
大満足のプレ・ノエルでありました。

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ワインはシャンパーニュ、白(ブルゴーニュ)、赤(ローヌ)がそれぞれ1銘柄ずつのみですが、グラスが空くと君嶋ワイン店のスタッフがすかさず注ぎに来てくれるという、ほとんど「飲み放題」状態(嬉)!
しかし食べている間はシェフのお話を聞いたり、写真を撮ったりで、ワインについて全く蘊蓄をうかがう余裕がありませんでした。
銘柄も聞いたのに忘れちゃったし。。。




とりあえずエチケット撮影に成功したローヌの赤は、
■Domaine les Hautes Cances Cotes du Rhone villages Cairanne Cuvee Vieilles Vignes
ドメーヌ レ ゾート カンス コート・デュ ローヌ ヴィラージュ ケランヌ キュヴェ ヴァイユ ヴィーユ

マグナムボトルでサーブされました。
ケランヌ村はローヌ南部を代表する「シャトーヌフ・デュ・パプ」に近接し、村名ワインの中では最もクオリティが高いと評判です。ドメーヌ・レ・ゾート・カンスは有機農法で育てた葡萄でワインを造っている生産者で、ラベルにヴァイユ・ヴィーユの表記があるように、古樹(樹齢25年以上)の葡萄を使っているようですね。
ちょっとスモーキーな香りが独特な、ジビエにピッタリのしっかりしたワインです。かなり前に抜栓したということでしたが、まだまだ開きそうな感じでした。

産地:ケランヌ(ローヌ)/フランス
生産者:ドメーヌ レ・ゾート・カンス
品種:グルナッシュ70%、シラー15%、ムールヴェルドール15%

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小山シェフのお店はまだ未訪なので、今回の記事はカテゴリーを「イベント」で作成しました。
近日中に再訪し、レストランレビューとして紹介させていただきたいと思います。

ストラスジュール
□営業時間
平日
11:30~15:00(L.O 14:00)
18:00~22:30(L.O 14:00)
日・祝
12:00~15:00(L.O.14:00) 
18:00~22:00(L.O 21:00)
□月曜定休
□横浜市中区相生町2-52
□045-641-9389

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