七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

島のクリスマスパーティー

2006年12月25日 | 大三島での生活
 「アツ、寝坊した」 「10分遅刻や」 「はよ、行こ」 「採れるかな」

温州みかんの収穫や発送の山場を超えた12月下旬、我家では、ひじき刈りをする。

毎年、朝方に潮位が低い日を選ぶと,クリスマスの頃になり、
”ヒジキ炊きパーティー” を我家の恒例お楽しみ行事にしている。
 ヒジキが海岸に現れている時間は、1時間足らず、
 その間に大慌てでヒジキを刈らなければ、
 潮が満ちて、ヒジキは海中に隠れてしまう。
 
 夫に、「今日は、生牡蠣食べれへんで」 と釘を刺された。
寝坊したので、牡蠣を取る時間がないらしい。 
 私は、生牡蠣を食べるのが、大好物で、
いつもその場で殻を割っては食べてばかりいる。
今年はノロウイルスの原因が牡蠣らしいので迷ってはいたけれど 

 潮の引いている短い時間に、
 ヒジキも刈り、牡蠣もとらなければならないので、かなり忙しい。


ひじき刈り開始 長靴にホッカイロ3個と2重手袋の防寒で


はさみで伸びたヒジキを切り取る。手袋が分厚くて、手が動かしにくい。


さあ~、次は、やっぱり牡蠣打ちをしないと、ヒジキ炊きの楽しみがない
牡蠣の殻を割らないように注意して牡蠣を打つ。
「今年は、牡蠣が少ないかな~」
だんだん、潮が満ちてきて足元が冷たくなってくるので、焦ってくる。


 みかんキャリーに満杯のヒジキ 島では何でもみかんキャリーが大活躍
 空も明るくなり、潮も満ちてきたので、ひじき刈り終了 



ヒジキには砂やそして小さなカニやエビもついているので、水できれいに洗う。


ヒジキを、レモンと酢と一緒に、1時間あまり、大きな鉄釜で炊く


柔らかく茹で上がったヒジキを干す。
湯がき立ての生ヒジキは、歯ざわりが良くて、アッサリ。
風味には欠けるが、これもまたおいしい 



 ヒジキが炊ける間、焼き芋をしたり、牡蠣を焼いたり、
 丁度出来上がったみかんワインもあるし、
 クリスマスパーティならぬ、”ヒジキ炊きパーティ” を楽しむ。



天気は良ければ、1,2週間程天日干ししていると、干しヒジキの出来上がり 
毎日ヒジキを出したり入れたり、だんだん乾いて軽くなり、黒くなり、
酢昆布のような香りがしてきて、磯の香り高い干しヒジキになってくる。
生より干すほうが、風味も香りもずっーとおいしくなり、不思議  
炊いたり、乾かしたりして、量は生の10分の1に減ってしまうけれど、
調理して、水で戻すとまた元通りにふくれる。


ヒジキを炊く間、ずっーと、飲み続けの食べ続け・・・
さて、夕飯はあっさりと手抜きして
梅干し入りヒジキご飯と生ヒジキをお揚げと炊いた、ヒジキ尽くしにした


みかんの木クラフトシリーズの”犬のはし置き&パズル”
コメント
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