七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

風曜日にようこそ 

2006年12月06日 | 木工
大三島には、ケーキ屋さんも、レコード屋さんも、レンタルビデオ屋さんもない。
本屋さんも、文房具屋さんのおまけである。
だから、12月になっても、
ジングルベルも聞こえなければ、イルミネーションも見かけない。
農協スーパーのワゴンに、子供用に長靴入りお菓子が積んであるのが、
唯一クリスマスムードかもしれない。
みかんキャリー満載の軽トラが走り、カラスがみかんをくわえて空を飛び、
「明日は、○○みかんを出荷してください」という農協からの放送が聞こえ、
クリスマスカラーではなく、みかんカラーである。
みかん農家にとっては、1年中で一番、忙しい季節で,
クリスマスなんぞどこ吹く風なのかもしれない。

でも、我家は、滋賀で、木工品だけが、クリスマスムードの仲間入りをする。
夫が、
風曜日にようこそ」に、クリスマスツリーや干支の木工品を出品するのである。

「風曜日にようこそ」は、
琵琶湖の湖西の住宅街にある、不定期に開催される、お洒落なホームギャリーで、
我々は、大津にいた頃、素晴らしい作品に出会えるのが楽しみで、
毎回通っていた。
それが縁で、数年前から、木工作品を展示即売させていただくようになった。





月、星、雪、太陽を モミの木に、はめこんでいく。
ミカン、ヒバ、ブラックウォールナット、アメリカンチェリー、ハードメープル。
雪をかぶった白いモミをイメージした木に、
月、星など、それぞれの材が持つ色や木目が、とても際立っている。


トナカイ アメリカチェリー材 エゴマオイル仕上げ


ソリ ナラ材 エゴマオイル仕上げ
そりには、キャンディ?ペン?時計?何を入れて飾りますか 
普段もちょっと、楽しい、小物入れに使えます 


モミの木に、月、星、雪をはめ込む。”聖夜のツリー” 
ナラ、ミカン、ヒバ、ハードメープルなど 
木目や色の違いが美しく、材それぞれが、存在感を主張している。


組み立て式のクリスマスツリー 
時々、指で鈴を弾いて、”チリリン”と音を楽しむ。


ツリーと飾り馬


飾り馬 ナラ材 オイルフィニッシュ仕上げ
指で押すと、ユラユラと揺れて楽しい 


みかんの木のクラフトシリーズ いのししの ”ハガキスタンド”

大津の友人Nさんより戴いた 木版画の年賀状。
材: みかんの木 塗り: えごまオイル

いのししのブローチ 3点 赤い目がポイント
一つ一つ、彫刻刀で削り取り、丁寧に形を作っていく。
隅々まで、ペーパーをかけ、ツルツルにしてから、ロウをかける。
ロウをかけた時、どんな風に色が変わるかが、楽しみで、ちょっとドキドキ。

コクタン ロウ仕上げ

アメリカンチェリー ロウ仕上げ

シタン ロウ仕上げ

みかんの木のクラフトシリーズ いのししの ”はし置き&パズル”
木肌の鮮やかな黄色は、みかんの木が持つ天然の色 
年輪模様をあわせると、ピッタリと収まりパズルのように遊べる。

材: みかんの幹の輪切り 仕上げ: えごまオイル


風曜日さんより、「クリスマス干支展に、出品できますか」と聞いてくださると、
夫は、「何をつくろうかな」といろいろデザインを考え、試作をし、木工品を作り始める。
11月頃、みかんが熟すのを待つまでの、宿題である。

クリスマスツリー製作中


いのししのブローチ製作中
彫刻刀でいのししを彫っていく。
最後の仕上げ・ブローチの金具付け「木を割らないように、細心の注意を払う」


私もつられて、道の駅に出荷するリースを作り始める。

トンガラシリース


小麦リース
 

風曜日にようこそは、12月7(木)~14(木)日まで、大津で、開催されています。


 「クリスマスツリーが、また、初日に売れましたよ!」
風曜日さんから、嬉しいご連絡を戴いた  
夫の自信作である、はめ込み式のクリスマスツリーが、
どなたかの目に留まり、気に入っていただけたらしい。
 「やっぱり、あのデザインは、いいんやなああ~~」と夫は、嬉しそうである。
「どんな人が、気に入って買ってくれはるんやろう」
いつも、我家では、話題になる。

 かえでさん、ありがとうございました。
コメント (2)
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