温泉がなくなる・・・

先日草津に行った時に、ちょうどニュースをＴＶでやってました。

地元の人達もビックリ！！
こんなことになったら、旅館なんてどこもやっていけないよ、とあきれ顔で嘆いてました。

『温泉に排水規制』と検索してみてください。
たくさんの情報＋たくさんの「あったま来た！」（お役所は何考えてるの？こんな馬鹿なことがあるわけ？）が出ています。

要は、「水質汚濁防止法」の改定というのがあって、
『健康被害を招くとされるホウ素やフッ素を排出する基準が強化され、2007年７月以降ホウ素やフッ素を排出する事業場として最も数が多い温泉旅館に対して排水規制の取締り対象になり、排水規制が行われない場合は除去装置を買うなどの対策を行うまで営業停止等の処罰が科せられることになる。』
というニュースです。

そしてこのフッ素除去装置の価格は、3,000～4,000万円もするそうです。
そうなったら、ほとんどの旅館は経営が成り立つわけがない。

そして、この対策は旅館毎にその義務を負う必要があるとのこと。
草津温泉旅館共同組合は除去施設を作って、全体で対策を講じているのに、旅館毎に行わなければいけないと環境省は言ってるようで、さらに、対象は旅館業だけで、日帰り温泉施設は対象外ということです。
水質汚濁防止法は、環境省が発令するものなので、旅館は環境省の管轄、日帰り温泉施設は厚生労働省の管轄だからだって。

お役所、ってまだまだ、やりますねえ。
活躍してますねえ。

張り切って世の中のためと勘違いして、一生懸命仕事してる人、いるんですねえ。

日本から温泉旅館がなくなったら、どうなるんでしょうか？
イメージできないですね。

すごい経済逆効果です。
この日本の貴重な観光資源をどう考えてるんでしょうか？

経済のことは置いておいても、もし温泉がなくなってしまうことを考えると、恐ろしいです。
僕も含めて無類の温泉好きの人達は、これからどう生きていったらいいのでしょう？
何を楽しみに過ごしていけばいいのでしょう？

そんな日本になったらいたくないですよね。

外国にもあるみたいだから、もう皆で移住しちゃう？

こんなこと推進してる人って、ほんと何考えてるんでしょ？
環境のためなら、なんでも正義という了見の狭い人なんでしょうが、まだまだこういう人が活躍している日本のお役所、
我々が自信を持って世界に誇れる財産です。