那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

認知症の現在

2013年02月02日 | 医療、健康法

認知症について、老化による脳の衰弱だから治らない、と単純に考えている人が多いようなので一言情報を。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:wbFK7TucXDUJ:www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_2904.html+&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jpによれば
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患者数は200万人以上に達し、急増する認知症。しかし診断が正確に行われず、適切な治療や介護を受けられない患者が多数いることが明らかになってきた。これまで認知症はアルツハイマー病や脳卒中など少数の病気が原因で起きていると考えられていたが、研究が進むにつれ70種類以上もあり、原因ごとに適切な対応をすれば、症状を改善させられるケースが多いことも分かってきた。しかし認知症の場合、画像や採血など客観的な検査だけでは原因が診断できす、医師が患者の状態や家族の証言を頼りに推理するしかないため、“誤診”が起こりやすい。
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とあり、もっとも研究が進んでいるのはアメリカだが、適切に処理すれば多くの場合は治ってしまう。
 さらにhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1494500504によると核家族になったために増加した現代病であり、大家族で暮した時代には非常に少なかったと記されている。私の父方母方ともに認知症になった人の話は聞いたことが無い。また小学校の頃を思い出すと痴呆になった人は噂が立つぐらい珍しい病気だった。

現代でも治癒できる場合として
http://www.j-cast.com/2012/10/07148958.htmlより
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治る認知症の代表である「特発性正常圧水頭症」は、介護現場では知られてきているものの、一般人である家族や、一般内科、精神科、救急の医師にはまだまだ知られていないことが、ジョンソン・エンド・ジョンソン社の調査でわかった。同社が2012年9月25日に公表した。
日本に31万人の患者がいる特発性正常圧水頭症は、歩行障害・認知症・尿失禁が重なる病気。歩行障害は小刻みな歩き、すり足で、転回時の転倒が目立つ。認知症はもの忘れ、意欲の喪失で、尿失禁が加わることが特徴だ。脳脊髄液の循環がうまくいかず、脳室にたまり、脳を圧迫するためと考えられている。脳脊髄液を腹腔や心臓などに流すシャント術で改善する。
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となっている。

私は母親の介護をし始めて3年前後になるが、私自身が元気なころには銀杏の葉のサプリメントや焼酎(ともに血管を柔らかくして認知症を予防する効果がある)を飲ませ、気分が乗ったときには頭から背中にかけてマッサージするなどして今ほど酷くはなっていなかった。
 
認知症が酷くなると、私の観察では3段階にペルソナを使い分ける。簡略して記すと
①デイサービスや近所の人と話すときは優等生になって健康であることをアピールする。
②ヘルパーさんや往診の先生など身内的な存在に対しては時々素顔を見せる。
③親子二人になった場合は、時として酔っ払いが絡んでくるように醜態をさらけ出す。

だから介護する家族のほうが先に倒れる、と言われる。介護者のコツは次の通り。
http://www.kango-net.jp/ninchishou/principle/index.htmlより引用。

・ 認知症の人のペースに合わせましょう
・ 受容と理解のある態度が大切です
・ 全てがうまくいっていることを話し、安心させましょう
・ 良い点を認めましょう
・ 間違いであっても受け入れ、怒らないようにしましょう
・ 納得できるように話しましょう
・ 非言語的なコミュニケーション-手を軽くなでる、背中をさするなど-も大切です
・ 一人で放置しないようにしましょう。
・ 絶えず良い刺激を与えて廃用症候群を予防しましょう
・ 今を大切に生きる人として接しましょう


認知症だから間違いだらけのことをしでかすが、それを「 全てがうまくいっていることを話し、安心させましょう」「間違いであっても受け入れ、怒らないようにしましょう」というのだから非常に難しい。私が医者やケアマネさんに聞いたポイントは次の二つである。

①もう昔の母親はいないと諦める。
②ホストにでもなったつもりで、上手におだてて悪口等は聞きながし、その通りその通りとおだてること。

である。私がケアマネさんに「なるほど、NO.1のキャバクラ嬢が数多くの指名客に、本当に好きなのはあなただけ、と思わせるテクですね」とふざけて答えたら「その通り。貴方がお母さんのNO.1のホストになるのよ」と返事された。
 しかし、それを仕事にしている第三者だから出来る芸当で、血の繋がった子供の側から見ればどうにかして治したいという気持ちがあるために、何度も説明し、間違っていることを正そうとする。するとまた同じ間違いを繰返す、を延々と続けていく。
 だから、もうこれ以上は無理、と諦めたときにやっと上記の対応が出来る様になる。

単純化すれば、愛情と叱る事は裏表一体であり、一番冷酷な「諦観」と「無関心」になって、やっと介護のコツが掴める。
 
それにしても、こういう研究に何故日本は予算を使わないのだろう。長寿世界一で、魏志倭人伝の時代から日本には100歳前後の長寿者が一杯いるというので中国人を驚かせている。画期的な新薬登場、というといつも欧米、とくにアメリカが強いが、日本は資源が少ないのだから研究、技術、芸術に力を入れて世界をリードしていくしかない、と昔から主張されていた。車の輸出だけでなくこういう実用的な研究成果を海外に輸出する国になるように、日本が文化大国としての地位を取り戻すことを期待して、今日のブログを終えます。


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