那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

自問自答

2013年01月25日 | 世直しのためにどうすべきか
ブログに時間を取られすぎているので、今日は簡単に。

私の考え方の基本は何度か書いたが人格主義+相対主義だ。
 カルト宗教と今問題になっている特定アジアを例に取る。
カルト宗教のプロ信者やその使いっぱしりの工作員(犯罪者集団)は大嫌いだが、素朴で気のいい信者もいる。特定アジアの政府の方針には大反対だが、個人別に見れば日本に友好的な人々もいる。
 つまり、個人と組織を切り離して(相対主義)、個々の人格で判断する(人格主義)、という視点を私は選んでいた。特に政治の場合、国家と個人を同一視してしまうとレイシズムに陥ってしまう。
 単純に言えば、いいヤクザもいるし、悪い裁判官もいるという思想で、これは私の人生経験から自然に生まれた。

私が学生時代、卒業旅行でアメリカに行った友人たちが口をそろえて「黒人が差別されるのは当たり前だ。白人が真面目に働いているときに、ドラッグやりながら路上で踊っている」と言っていた。その頃から早稲田はダメになっていたので、友人も浅はかな人間が多かったものの、一括りに「黒人は愚か」というのは観察でも分析でもない。
 黒人も千差万別、キング牧師もいれば日本人の女性に体を売ってる連中もいる。多くの黒人が自堕落な生活をしているとすれば、先に差別と貧困があったせいでは、と考えて歴史を調べるべきだろう。

余談だが、私の後輩には「帰国子女待遇」を使った言わば裏口入学的な方法で早稲田に入った在米大使館員の娘たちが数人いた。中高時代アメリカに渡って帰国子女として試験を受けると、英語と簡単な日本語だけ合格できる。だから、源氏物語と平家物語の区別すら付かないアーパーな女子が混じってくる。
 その中に、裏口で早稲田に入り通信教育で慶応大学生になり、当時のディスコ(クラブ)で相手によって学生手帳を使い分けてナンパを繰返している男と結婚し、裏口入学事件がバレてマスコミで大騒ぎになったときの「悲劇のヒロイン」がいた。 
 私は彼女から結婚前に悩みを打ち明けられていたから事情はよく知っているが、結局は人物よりもお金を選んだのだから自業自得と言われても仕方ないだろう。彼女は気のいい陽気な女性で喫茶店(今は無き「珈琲館」)でよくお喋りした。
 その事件が明るみに出る前、当時よく研究室に遊びにいって色んな質問に答えてくれた英文学の野中涼教授に、そういうシステムの矛盾を質問したところ「弱者救済を逆に利用してるんだね。結果的にろくな人生を歩かないよ」との答えだったが、見事に当たったわけだ。

相対主義、人格主義、そして常に思想を柔軟にして硬直したイデオロギーに陥らない(要するに脱構築)という視点は間違っていないと思うが、なんとなく甘いというか、優しすぎるような感じがしている。この乱世の暗黒時代、昔のような良識が通じなくなっているのだから、時には大鉈を振るう行動も必要ではないか? 草莽崛起の着火方法はなにか? 自分の出来る範囲で最善の行動は何か? 

そういうわけで現在自問自答しているところです。ではまた。
 





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1 コメント

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久しぶりに話題になったようで (中田聡)
2013-01-26 06:23:13
 こちらでもブログで取り上げました。
 私は不毛ないいあいする気はありません。
 ロータス文化学院のサポーターやりたんですよね。
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