脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

世の理不尽・不思議。

2019年07月22日 10時32分32秒 | 社会時評
今年は梅雨が長いようだ。涼しくて良いが蒸す。雨の合間に
毎日、引っ越し荷物の残りを、ちょこまか自転車で運んでいる。
借りている賃貸マンションに行くたびに、これからはここに
住むのかと思うと、未だにため息が出る。

最近うつ症状が強くなって、物事にやる気が出ない、何もが
どうでもよい感じ、行動がおっくう、何事も面倒、ヒトと会
う気がしない等々、うつに特有の気分障害である。レクサプ
ロ(SSRI)は飲んでいるが、投薬を増やして貰うか…。

京都のアニメ会社への放火殺人事件は惨かった。建物の玄関口
でガソリンを撒いて火を付けただけで、34人もが亡くなると
は思わなかった。防火・防煙のシャッターが降りるとかスプリ
ンクラーが作動するとか、防災機能はどうなっていたのだろう。

こんな馬鹿げた犯行に巻き添えとなり、亡くなった方々が不憫
である。いつもの会社で、平穏に仕事に勤しんでいただけだろ
うに。犯行形態と犯人像から、私は秋葉原のホコ天に自動車で
突っ込んだ無差別殺人事件を思い浮かべた。あの犯人はネット
で自分のなりすましに出会い、激高して犯罪にジャンプした。

京アニ事件の犯人も、自分の作品をパクられただか犯行動機じ
みたことを口走ってたが、両者の「怒り」の自己チューで独り
よがりな感じがよく似ている。そして自暴自棄に陥って相手か
まわず攻撃に走る。人が死ぬこと、人を殺すことさえ厭わない
し、そこに何の罪も痛みも感じないみたいだ。

「反社会的自爆」に走る事件は、秋葉原事件が起きたときから
今後も続くと思ったが、京アニは第二の秋葉事件だったと思う。
社会はこれをどう抑止・防止すべきか。被害者への相談や支援
はあるが、加害者(予備軍)への相談機会も増やすべきだろうか。

この社会から「理不尽」を撲滅することは不可能である。誰も
が程度の差はあれ、何らかの理不尽を経験しているし、それに
軽重はあろうが、晒されて生きているものでもある。但し、命
を奪われるとか心身を傷つけられるとなると、問題は異なる。
生命が生きていくということは、不可避にそんな理不尽との闘
いでもある。

昨日、参議院選挙があった。自民党がやや負けて野党が議席を
増やしたようだ。大敗・大勝という程の結果ではないものの、
与党に少し陰りが出てきたかな。零細政党の行方も気になる選
挙だった。社民党は何とか1議席確保、れいわは2議席取れて
健闘だった。NHKを批判している某党も1議席取れたのが、
興味深い。

参院選なので「政権選択選挙」ではないが、おおむね現状政治
は維持される流れの結果だったと思う。この選挙の結果では、
国民の大多数は、相変わらず自民党を支持しているのだろうと
思う。私なんかは、それが不思議で仕方がないのだが。

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