脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

世界戦争へのフレームワーク(3)。

2022年08月20日 12時57分08秒 | 社会時評
前回、安倍事件を巡る投稿で、以下の歴史的事件の日時に、政治・外交符牒を読み込んで
みました。犯人側は国家レベルでしょうから、裏にメッセージがあると思ったからです。

   1853年7月8日 午後5時頃    黒船来航 (浦賀沖にアメリカ艦隊出現)
2022年7月8日 午後5時3分 安倍元総理 暗殺により逝去

ですが、その後、重大な見落としに気づきました。
供述によれば、山上徹也が最初に安倍暗殺を狙ったのは、2022年7月7日の岡山でした。
彼は警備が厳重なので一旦断念しますが、安倍氏が急遽奈良に来ることを知り、再度機会を
狙った。翌7月8日午前11時半頃、街頭演説中の安倍氏へ銃撃に及んだという経緯でした。

安倍氏は奈良の駅前で撃たれ、意識消失・心肺停止でその場でほぼ即死だったと窺われます。
公式の死亡時刻は、2022年7月8日午後5時3分 ですが、これは事後処理の打ち合わ
せ他、或いは国民や各メディア対策をどうするか等、検討・協議の政治手続きに時間を要し、
夕方まで死亡事実を引き延ばした結果かとも思われます。が、同日午後5時3分死亡は、政
治(決定)時間であり、外交符牒があり得ます。

つまり山上は、7月7日に安倍暗殺を実行したかったのです。そういう指令だったのかもし
れません。今から85年前の7月7日、中国では「七七事変」と呼ばれる

   1937年7月7日  日中戦争(旧称:支那事変)の開戦日 です。

北京郊外の盧溝橋で日本軍と中国軍が衝突し、この日を境に日中は全面戦争に向かいました。
山上は10年以上前から安倍氏を殺害したかったはずなのに、何故か、今年の日中戦争開戦日
に、安倍暗殺に着手しているのです。安倍事件前後の日・中間の政治符牒は次のようなものに
思えます。

  中国側:日中戦争になるぞ! 発言や態度に気をつけろ! (7月7日)
  日本側:そんな事態になれば、黒船(アメリカ)が来るぞ! (7月8日 17:00)

天安門事件後、多くの中国知識人が亡命しましたが、元北京大学教授のE氏は、ネット上に以下の
ような内容の伝聞情報をリークしています。(但し、以下が全て真実という裏付けはありません。)

 安倍暗殺の黒幕は中国であり、実行組織は中央対外連絡部で、山上は秘密共産党員であること。
暗殺の理由は、主に台湾問題です。安倍氏が「台湾有事は日本有事であり、日米同盟有事である」と
公言し、それの法整備を進めている事、中国包囲網として日米豪印の連合体(クアッド)を結成した事
等、台湾への画策や干渉が強すぎる事への反発が嵩じて、暗殺計画に至ったとされています。

私も、山上徹也は中国共産党の洗脳を受けた工作員であると考えています。おそらく海自を退職後に
国内で中共関係者にスカウトされ、資金提供を受けて生活していたと憶測してます。腑に落ちないのは、
E氏が言うように、安倍暗殺の黒幕が中国だとして、この暗殺計画は米CIAなら掴んでいたはずですね。

どうして日本側や安倍氏に警告しなかったのか? その前に日本政府・官邸でも、国家安全保障局やら
内閣情報調査室でも暗殺計画は掴んでいたと思われます。安倍暗殺の企てを政権内部で秘匿して、本人
に知らせなかった? そうだとしても、どうして安倍氏は、自分の暗殺企図に無頓着で居られたのか、
既に安倍氏は「裸の王様」状態だったのか? どうしてでしょう。 そこが、私には最大の謎です。

ただの推理仮説ですが、中国による安倍暗殺の企てを、アメリカは知っていたが、何らかの理由・事情
から、それを中国側に許した。そこで日本国内でも、安倍抹殺に同調する親中国派が画策し、警備や県
警を抱き込み、安倍氏の陥れに成功したということでしょうか? アメリカが中国の企てを黙過したの
も、どうしてか? バイデン大統領は、子息が中国でハニートラップに掛かり、弱みを握られていると
いう噂(日本の林外務大臣みたいな)は聞いたことがありますが、やや根拠が薄いと思われます。

もうひとつの可能性は、国内権力派閥闘争から「暗殺」に発展した見方ですが、国内権力対立を主軸に
米・中を絡めて安倍暗殺は、どうも日本の政治風土としてそぐわない印象です。岸田総理やら林大臣が
安倍氏を煙たがって暗殺したかのような俗見があろうと、戦前ならいざ知らず、戦後の日本で政権与党
内部の権力闘争に「暗殺」という手段を用いた政治家や事例はあったでしょうか?

戦後日本の政治文化に「暗殺」は無いか、極めて稀です。しかも自民党内権力闘争で暗殺を仕掛けるとは、
私は聞いたことがありません。せいぜい思い浮かぶ謀略事件は、GHQ占領下での下山国鉄総裁轢殺事件
(1949)、社会党の浅沼刺殺事件(1960)。両事件ともに背後に米CIAの関与が噂されていますが、真相は一
切不明。つまり、現日本社会では、政敵にヒットマンを走らせて、命の取り合いをする蒙昧時代の古い政治
文化はほぼ皆無です。そう見える場合には、背後に必ず国外勢力が密かに絡んでいるものだと思われます。

今回の安倍事件、私の現時点での見立てでは、黒幕がC、Aは何故か黙過したため、国内の親C派が便乗呼応
した。そして、マスコミ、警察、官庁、現政権までも、沈黙のブラック・ボックスを作っている状況にある。
また、黒幕はAだ、Aの軍産複合体だのという話もありますが、Aが安倍を邪魔で抹殺するなら、自然死に見
せかけたCIAの密殺方式で十分でしょう。同盟国同士ですし、衆人環視の公開処刑はしないと思います。

山上氏もやや気の毒ですが、国葬か、公判までには密殺(偽装自殺等)されて、幕引きというシナリオだと思
います。勿論、狙撃の真犯人なんて出て来やしません。日中間の外務・安保レベルの会談で事後処理が粛々
と話し合われることでしょう。安倍氏国葬の2日後、9月29日は「日中国交50周年」ですが、祝いに託
けて禊にして、一旦は手打ちに持ち込みたい思惑は、日・中どっちも同じかもしれません。

「安倍事件」に幕が引かれても、日・中の紛争・戦争の火種は当面尽きることはなさそうです。
次の「某重大事件」が、年内にも起こるのかもしれない。Cの仕業にしてAが‥とか、その逆とか。
例えば中国・武装漁民(海上民兵)が台湾海上封鎖。 アメリカは何もしてくれませんでした‥とかね。
今年で戦後77年目。「戦争しない」は、100年も続かないものか。
暗い時代がまた来るのか、気が重いですね。









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