普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

小沢さんは政治家としてもう報道価値はないのか?

2011-10-11 16:16:22 | 政策、社会情勢
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 経済評論家の山崎 元さんがダイヤモンド・オンラインで 「小沢一郎、卒業」のすすめという気になる論文を書いています。
 政治では専門外の経済評論家の考えもそれなりに参考になると思って概要を書きました。
*小沢一郎氏、注目不要の理由 (緑字は私の付記)
 筆者は、国民が小沢一郎氏を「卒業」したらいいのではいかと言った。その理由は民主党の政権奪取以来の動きを見て、政治家としての小沢一郎氏が国民に貢献していると思えないからだ。
・鳩山首相・小沢幹事長体制で、小沢氏は、「政治主導」のかけ声の下に大臣と政務三役を省庁に送り込み、政策を陳情の受付まで含めて党の幹事長室に集約する、過去に例のない、特殊な体制を作ったが長続きしなかったし、(後記の様に)政策面での成果が殆ど出なかった。 
 (強圧的な官僚統制による)官僚の反発やサボタージュ、(経営者としては素人丸出しの)大臣や政務三役になった人材の不慣れや能力不足もあったかも知れないが、これらは政権交代を視野に入れた時点で考えておくべきマネジメントの問題だった。マネジメントの出来ない人物に地位と権力を与えてはいけない。
・下記のように政治の重要な分岐点での小沢氏の政策論議がない
 昨年の菅・小沢氏の代表選
 東日本大震災の復興についての提言や働きをしていない
 菅元首相を辞めさせる不信任案可決かという情勢をで「政局の人」としての存在感は示したが、その見立てと仕上げをしくじったし、ここでも「政策」は十分議論されなかった。
 小沢氏は、現在の日本の官僚制度や、記者クラブのあり方に対して大いに問題意識を持っていると聞く。このこと自体は、いいことだと思うが、ならば、政策そのものに関して、どうしてもっと自分自身で情報発信しないのか。
・若手議員に辻説法の効用を説くぐらいなら、自らも毎日ネットで政策を訴えたらいい。意見の出し惜しみは、政治家として怠慢だ。
・小沢氏は菅政権の原発事故処理に大いに不満を持っていると伝えられたが、その後の代表選では、原発問題の責任者の海江田万里氏を担いだのだから、原発事故問題で菅内閣を批判する資格はないし、あまりに不真面目だった。
・小沢氏は、過去に、選挙と政局ではめざましい働きをしたことがあり、これが氏の伝説の源になっているように思えるが、政策を語り、実現すること、さらに適切な人事を行うことが不得手なのではないか。この点、多くの議員立法に関わり議論の出来る人であった故田中角栄氏とは政治家としての価値の点で比較にならない。
・かつての大手証券会社には、過去に営業で実績を上げていて「営業の神様」などと称せられ、社内に子分をたくさん抱えて影響力を持つ社内の実力者ではあっても、経営や組織のマネジメントが下手で社長の座には就けない種類の証券マンがいたものだが、政治家としての小沢氏は同じように「親分」ではあるのだが、自らトップにはなれない。この種の人は、しばしば社内を派閥化して、かき回す。
・一国会議員としての小沢氏が、政策を訴えて、存在感を発揮するなら、それは、そのときに改めて評価すればいい。彼には、その気になれば発言の機会が十分あるはずだし、それは、歳費を受け取っている国会議員として国民から求められていることでもある。
 それまでは、敢えて小沢氏に注目する必要はない。芸能ニュース的な「小沢一郎報道」はもういらない。
[私の意見]
・山崎さんは小沢さんの政策論議がないと批判していますが、彼には「政治と金」にまつわる報道のネタとしては面白い材料があり、マスコミが彼の政策について訊かない理由も大きいと思いますが、何しろ20億という不透明な資金の流れが付きまとう彼の「不徳の致す」点があるのは彼の責任です。
・衆院選勝利の幹事長としてマニフェストを作りましたが、ばら蒔き4Kとして野党、マスコミから批判され、ねじれ国会では修正を余儀なくされるほどの、私から言わせれば野党並みの法案で、政権党の法案ではありません。
 民主党の立場に立って言えば、その法案が厳しい経済に即応しない公約でしたが、その情勢は公約作成時から判っていたことです。
 それで小沢さんは、菅さん攻撃のためにのマニフェストの原点回帰と言うばかりと個々の政策は発言は山崎さんが言うように、言わなかったのか、報道され無かったのかのどちらかです。
・鳩山代表選と衆院選の2勝の後党内で最大の勢力を持ちながらの代表選2連敗で小沢さんのつきが落ちたのか、そのやり方が時流に合わなくなったのでしょうか。
・山崎さんの言の通り小沢さんが本気で自分の政策を訴えるのなら、手持ちの豊富な秘書陣を動員すれば、人に聞かせるような政策は纏められるのでしょうが、今のところはそれ所ではないのでしょう。
・それにしても百数十人の手持ちの勢力の中で目立つのは山岡さんだけと言うのはどうでしょう。
 そう言えば、日曜の「たかじんのそこまで言って委員会」に問題の小沢さんの秘書だった石川さんが出場していました。
 最近の裁判のやり方について、検察批判の動きから最近は推定による判決が通常になったと、自分がそれで有罪になったのに、その方式に賛成に聞こえる発言に感心しました。
 小沢、石川両氏の裁判を前にして彼の本心は判りませんが、小沢さんに突っかかることもあり、小沢さんと距離を置いていると発言、そのために判決後は他の二人の秘書は丁寧にねぎらわれたのに、石川さんだけは「おう」とだけ言われた由。
 彼が退場後パネルの人達から、「彼のようなしっかりした人が小沢さんかり去り、後は小沢さんの言いなりになる人ばかり残る」との意見が出ました。
 小沢さんの長い政治生活の中で、かっての同志の渡部恒三さんや藤井裕久さんが彼と一線を画し、配下の人達が育たないのは何故でしょう。
 山崎さんの言葉を借りれば自分の議席確保の為以外には殆ど誰もついて来ない「親分」。
 藤井さんは議会での証言によれば、小沢さんの「政治の金」からみの離反のようですが、小沢さんに何か基本的に欠陥があるのでしょうか?

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○地方分権は良い事ばかりか・原発関連の報道から

2011-10-09 20:05:08 | 地方分権と再生
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 今までの風評被害の報道の例として、
・大阪府河内長野市の架橋工事で、福島県郡山市の建設会社が製造した橋桁を使うことに、地元住民から放射能汚染への不安の声が上がり、発注元の府は工事を中断
 大阪府の橋下徹知事は、「現状では(安全性に)問題ない」と住民に説明不足をわびた。
・「京都五山送り火」で岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松を使った薪を燃やす計画が中止
・愛知県日進市の花火大会では9月、福島県川俣町の花火が愛知県産と差し替えられた。
・福島の農産物支援ショップを計画した福岡市の市民グループは、放射能汚染を心配する住民らの苦情で、計画を断念。
・福島の農産物支援ショップを計画した福岡市の市民グループは、放射能汚染を心配する住民らの苦情で、計画を断念
が上げられています。
 最後の福岡市の市民グループの例を除くと、いずれも地方の首長の判断による中止です。
 この問題に就いては読売新聞は、大切なのは、住民に対し、丁寧な説明を心がけることだと記事に書いています。
 この問題は関係する被災地の人達の感情を大きく傷つけました。
 それは同地方の(多分)ごく一部の人達の考え方が地方自治体の方針にも影響を与える例として忘れてはいけないと思います。
 これより大きな問題は、被災地の瓦礫の処理と言う全国的な問題です。
 これに就いても受け入れを検討している地方自治体の首長も放射能汚染を心配する人達の反対の抗議に腰が退けている中で、東京都だけは石原さん猪瀬さんのコンビでいち早く瓦礫の受け入れを表明しました。
 勿論これは被災地独自のものだけでなく、日本全体として考えねばならぬことです。
 もう一つの大きな問題は、原発再開の条件として、政府が今までの受け入れ地の市町村の道や県の合意の加えて、周辺の地方自治体の賛成を決めたことです。
 今までの受け入れ地の市町村のように政府や電力会社からの各種の収入のない地域の人達が、いつ発生するかも放射能の被害を考えて反対するのは当然です。
 そうかと言って何らかの金をばら蒔くには唯でさえ苦しい財政の国としては非常に難しい問題です。
 普通に考えれば、周辺の市町村の人達が、原発停止に伴う電力料金の値上げ影響だけでなく、同じ理由と電力量の不安からの企業の海外移転に伴う経済への打撃や雇用の減少など国全体に与える影響など考えてくれれば良いのですが、これは現実的には机上の空論に近いのが残念です。
 これは普天間基地問題などと同じ様に基地問題と同様に日本としては大きな問題で、その対策としてなんらかの形の補助金で処理して来ましたが、これも国の財政事情から大きな壁にぶつかっています。
 地方分権の前提としてはいろいろあるようですが、中央官庁の官僚は悪、地方の人達が総て善、地方の人達も国全体に影響を及ぼすことは、政府や中央官庁の立場で物事を考えて呉れると言う前提に立っているようです。
 事実は上記のように風評被害のように不合理なことも、国にとつて大切なことも、地域の利益優先に成りやすいのが地方分権の大きな問題です。
 特に私がそう思うのは、私の住む周辺地域の中間市で北九州市との合併の動きがあり、住民投票で賛成多数だったのに、北九州市から市会議員数の特例を認めず、同市なみの約5分の1の議員削減を要求され、住民投票の結果を無視して、合併反対の議決をすると言う、市会議員の意識のレベルの低さ示す結果になりました。 (なお同時期の飯塚市と周辺地域の大合併でも同じ問題が起こりましたが、住民投票に添って、市会議員定数の大幅削減となりました。)
 地方分権については前記の大阪府知事の橋下さんがその必要性をいつも言っていますが、彼のように労働組合と公開での経費削減の議論のように、物凄く頑張っている人もいますが、そうでない前例固守ま首長や中間市議のように地域のことより、自分の地位保全を優先する低レベルの人もいると言うか、むしろそのほうが大多数のような気がします。
 また最初に書いたように風評だけで地方自治体が動かされる場合もあります。
 さらに問題なのは橋下さんのように頑張って経費を削減した地方自治体と、水膨れのままの自治体への何らかの形の一括交付金配布の問題があります。
 頑張っただけ交付金が減らされないように、頑張った地方自治体が有利になるような交付金の配布は政治絡みの問題なしに上手く出来るのでしょうか。
 それとも経営?に失敗し再建団体に陥った福岡県赤池町(現在の福智町)や北海道夕張市のように自己責任として済ませても、同町や市からリストラされた罪のない人達が、生活保護を受ける費用の発生の問題も起きますが、地方分権と言って放っておいてよいのでしょうか。。
 もう一つ厄介なのは民主党政権の外国人参政権付与の動きです。
 それこそ原発再開、普天間基地などの基地問題など国の大きな政策決定にの地方自治体が大きな役割と言うか、決定的な影響力を持っている現在、日本のことを思う日本人の考えでなくて、母国のことも思っている外国人の意見も入ってくることが、日本のために良い事でしょうか。
 現在普天間基地問題や、原発再開問題で悩んでいる民主党政権が今も、あわ良くば外国人参政権を何とか成立させようとしているのでしょうか。
 私も出来る範囲での地方分権は賛成ですが、それに伴う負の部分も忘れてはいけないと思います。
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小沢さんが無罪の場合首相になれるか

2011-10-08 16:30:32 | 政策、社会情勢
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 昨日、小沢さんは検察に対して事実上の宣戦布告をしました。
 それに対してツィツターなどで、小沢さんを支持する多くの書き込みをしています。
 更に小沢さんの入院でさらに彼に対する同情が増えるでしょう。
 増して小沢・鳩山グループの中には、今回の裁判で小沢さんの無罪が確定すれば、次回の代表選勝利、首相の座に着く事は間違いないように思っているようです。
 確かに無罪になる可能性もあるし、もし彼が首相になれば今までの鳩山・菅・野田さんと違った大物の就任で、内閣の支持率は一気に上がるかも知れません。
 然し、外野から見れば、小沢さんが首相になれるチャンスは少ないか、殆どないような気がします。
 その理由は
・小沢さんの「政治と金」の問題で無罪になっても、昨日に書いたように彼の道義的責任は逃れず、国会の審議ではこのことが取り上げられ、国会の進行が殆ど止まってしまうこと
・小沢さんのマニフェスト回帰の政策やそれまでの小沢さんの言動がねじれ国会で受け入れられるか
です
[政治と金」の問題
・首相になれば必ず国会の質疑に立たねばならぬこと、20億に近い資金集めで仮に法の網をくぐり抜けても、法の精神に違反していること、もし秘書が有罪になれば私は知らないで通せないなどと言う道義的な責任が問うとして、野党が小沢さんの「政治と金」で手ぐすね引いてまっていること。
 陸山会関係以外の例では
・小沢さんが代表幹事を務めた新生党は新進党に移行する直前に、党本部と10支部に残った資金のほとんどに当たる9億2526万円余を、小沢氏が実質的に運営している政治団体「改革フォーラム21」に移した。党本部に限ると5億5948万円余のほぼ全額が同フォーラムに移され、この大半は国から支給された「立法事務費」だったと言われていること
・小沢さんが党首だった自由党と民主党の合併に伴い自由党が解党。同党に残った15億5715万円余(うち5億6096万円余は政党交付金)は、所属する議員らの35政治団体に各500万円が分配されたほか、13億6186万円余が同党の政治資金団体だった「改革国民会議」に移された。同会議は自由党解党後に一般の政治団体に変更され、小沢氏による若手政治家の育成事業「小沢一郎政治塾」の運営母体となった。
と言う話があります。
 この件に就いては鳩山政権時代に当時の藤井裕久官房副長官は衆院予算委員会で、小沢さんが代表を勤める自由党幹事長時代に政治資金収支報告書上、党の組織活動費の上記の15億の金が藤井さんあてに支出された問題について、藤井さんのサインや判子の証拠を突きつけられても、「その内容は存じません」、「署名した記憶はありません」と自民党の柴山昌彦氏の質問に答えました。
 私もその質疑を見ていましたが、藤井さんの憮然とした表情と、本音を隠したようなぶっきらぼうな返答で終わりましたが、自民党の真意は誰を追求したいのか、だれが見ても想像がつくことです。
 小沢さんがもし首相の立場にあれば、今までの様な再三の彼の喚問を拒否するわけにはいかず、自分で返答をするしかありません。
 小沢さんが首相となれば兼ねてからの政治と金の問題で喚問を要求している野党にとってはそれこそ絶好のチャンスです。
 それにの攻撃を小沢さんが心身とも耐え得るでしょうか?
 それで国会が順調に進むでしょうか?
 残る道は小沢さんが影に隠れて操り人形となる人を首相にたてるしかありませんが、いままでの自民党のやり方にうんざりして民主党を選んだ人達の期待に応えられるでしょうか。
[小沢さんの政策と今までの言動]
・小沢さんはマニフェスト回帰を唱えて菅さんなどを攻撃していました。
 そうは言っても、お人好しの私は、小沢さん程の人が民主党公約の原点復帰を固守するとは思いたくないのですが、もし彼が本気で公約固守をした場合を考えてみました。
 900兆円近くの赤字国債、5年で19兆以上の復興国債、毎年1兆円を越える福祉関係の費用の中で、所謂ばら蒔き4Kの財源はどのように捻りだすのか
・子ども手当て:今の時代に社会で育てる理念からと言う所得制限なしが通じるのか
・世界的な食料不足の増大の時代の一方では農家の高齢化が止まらない時に、農業の生産性向上の為の大型化の時代に、農地の貸し剥がしを促進する農家の個別所得保障制度が成立するのか
・社会福祉を充実するのか制限するのか否か、結局菅さんの福祉と税の一体改革を認め、増税時期をずるずる伸ばすのか
・増税は景気が良くなってからと言うが、中小企業救済一辺倒の経済政策、野党からは経済無策と言われている公約で経済が成長するか
・失敗に終わった天下り、公務員制度改革をどう建て直すか
・これもまた失敗に終わった行政主導の行政改革への対処は
・小沢流の官僚に民主党方針の従うという宣誓書を出させるなど、高圧的なやり方で官僚のモラルが向上するか
・尖閣諸島問題で緊張度が増している中国にまともに対応ができるのか。
 中国に大訪問団を送るのは良いとしても、その見返りに同国から同じ程度の訪問団の派遣も要請できず、同国の首相の来日に慣例を破って、天皇陛下との面会を宮内庁に強要するくらいしか出来ない小沢さんが中国に対してキッパリとした対応が出来るか。
・小沢さんが強腕と言われていますが、小沢さんの自民党離党→新生党→自由党→民主党の間の歴史はいずれも造っては壊す失敗の歴史で、民主党も鳩山さんから受け入れてもらっただけです。
・小沢さんは選挙の神様と言いますが、最近で言えば民主党代表選で鳩山さん勝利、衆院選大勝で政権奪回の2勝、菅さん、野田さんに敗退の2勝2敗です。
 その内の衆院選大勝は自民党のオウンゴールや、マスコミの反自民キャンペーンに助けられて面もあることも考えねば小沢さんの力の判断を間違えるような気がします。
 特に民主党内で最大多数を誇る小沢グループを持っていての2連敗は、見方によれば小沢さんの力の衰えか、彼のやり方が時代遅れになっているのかも知れません。
 これらの小沢さんの姿を真っ直ぐに見ると、小沢さん信者の人達も一歩退いて考える必要があるような気がします。

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首を捻る小沢さんの意見陳述

2011-10-07 15:46:00 | 民主党
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 いよいよ小沢さんの陸山会事件の初公判が始まりました。
 然し彼の意見陳述の内容は普通の国民を自認する私から見てもおかしなことがあります。
[小沢さんの意見陳述の不思議]
 最初の収支報告書に間違った記載はなく、虚偽記載にあたる事実はない。まして共謀した事実は断じてない。と言うのは被告なら誰でも言うことでそれなりに理解出来ます。
 そもそも政治資金規正法は収支報告書に間違いや不適切な記載があった場合、政治団体の会計責任者が総務省や選挙管理委員会に自主申告して修正するのが大原則だ。検察が不適切な記載を捜査すれば、自由な政治活動を阻害する恐れがある。今日まで何百、何千の不適切な記載があっても、修正処理がされてきた。陸山会が立件された後も、本日、ただいまもその処理で済まされている。
 これは普通に考えれば、自民党政権などでの、事務所経費の書き間違い、民主党政権での知らずに外国人から献金を受け取っていた、などは単なる間違いで小沢さんの言うように(献金の場合金を返して)書き直せば済む事です。
 然し小沢さんの場合、報道によると彼の周辺に20億前後の不明の金が動いています。
 小沢さんが、党首を務めた自由党が15年に民主党に合併する際には、政党助成法では「解散時に残高がある場合は国に返還しなければならない」のに、自由党は解党当日に小沢氏の関係政治団体である「改革国民会議」に13億6816万円を寄付しているそうです。
 陸山会では10億円もの不動産があると言われ、西松建設では賄賂と言われても仕方がないような1億円という金が動いている法定での証言など、前記のような簡単な事務諸経費書き間違えに比べれば、出所の明らかな鳩山さんの「子ども手当」を除けば、額もその内容の胡散臭ささももケタ違いで、検察から眼を付けられるのは当然だと思います。
 私は一昨年の3月以来、実質的な犯罪を犯した証拠がないのに、東京地検特捜部の強制捜査を受けた。なぜ私が法の原則、精神を無視し、強制捜査を受けなければならないのか。少なくとも実質的な犯罪でないと分かった時点で、捜査は終結すべきだった。延々と捜査を続けたのは常軌を逸している。

 事実は検察が嫌疑不十分で不起訴として手を引きました。
 そして小沢さん側も「公平公正な捜査の結果」と検察を評価していました。
 小沢さんが攻撃しなければならないのは、検察でなく二度の議決をして小沢さんを法定に立たせた検察審査会か、その制度を決めた立法府である国会であるべきです。
 本件が特に許せないのは、国民の負託を受けていない検察が議会制民主主義を踏みにじり、国民主権を冒涜したことだ。検察が捜査、逮捕権を乱用し、当時、野党第1党の代表だった私を狙って、強制捜査をした。2年前の総選挙は半世紀ぶりの政権交代が予想され、特別なものだった。恣意的な権力行使が許されるなら、民主主義国家とは言えない。
 この文章を読むと国民から選ばれてない検察が、正確には国民主権の700分の1の人に手を付けてはいけないことになります。
 国会議員も法を冒せば捜査の手が入るのは当然です。
 検察が捜査、逮捕権を乱用と言いますが、昨日の読売テレビの「情報ライブミヤネ屋」で住田裕子弁護士が、検察が小沢さんの起訴を見送ったのは、村木さんの冤罪事件で検察の在り方が問題になり、政界で検察の問題に手が入ると言う話(後日「検察の在り方検討会議」が立ち上がる)に検察がビビッタのではないかと言っていたように、民主党内からもこの様な動きがあることも当時報道されていました。
 そして検察審議会が二度目の議決をしたときも、同じように党内から審議会の在り方を変えるべきだと言っていました。
 勿論検察や審議会が問題があれば国会でその在り方を変えるのは当然ですが、検察や審議会が民主党の大物議員が対象になっているときに、民主党の国会議員がその職務を濫用して、このような問題を持ち出すのは明らかに動機不純な感情を国民に与えるだけでなく、検察や審議会審議にも影響を与えるもので、幾ら国民からの付託を得ていると言って、前後の事情も考えずにやるのはおかしいし、マスコミや世論からの批判を受けるのは当然です。
もしこの問題を取り上げるとしても、捜査や公判に影響を与えないように、小沢さんの問題が決着が着いてからにすべきです。
それこそ小沢さんが昨日質問した記者に言っていたように、三権分立の精神です。
 自分達のやっていたことは棚に上げて人のことを批判するのは、正に民主党が野党時代からの常套手段です。
[何時までも消えない小沢さんの責任]
 私は今回の裁判で小沢さんが仮に無罪になっても、
・誰かが言ったように無実にはならないこと
・仮に法の網をくぐり抜けても、法の精神に違反していること
・そして仮に三人の秘書の独りでも有罪が確定すれば、その監督責任を取ること
などの道義的責任は取るべきと思います。
[この種の事件発生を防ぐために]
 そして国会は政治資金関連の書類総てに、必ず国会議員の署名をする法律を造り、国会議員にこの種の書類の大切さを認識させ、問題が起きたときに俺は知らないと言って、全ての責任を秘書や会計担当に押しつける悪弊は根絶させるべきだと思います。

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その場凌ぎの政治から抜け出すために・シンクタンクの設置

2011-10-05 14:05:13 | その場凌ぎの政治
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[シンクタンクの設置の提案]
 私は06年の8月にその場凌ぎの政治から抜け出すために下記の様な基本的なそして必ず来る、または来るかも知れない問題を解決するために、日本人が苦手な物事を基本的に長期的に考えるシンクタンクの設立の提案をしました。
・石油資源の枯渇
・地球の温暖化
・永久に米国に依存してゆくのか
 米国が世界をコントロールして行く国でありつづけるのか
・丸呑みのアメリカ型市場経済や成果主義
 丸呑みアメリカの主導の市場経済が、会社は従業員の物という意識からくる忠誠心、それから生まれた改善運動と言う日本の風土に合ってあるのか。
 それで世界に勝てるのか。
・少子化
・外国人労働者の受け入れ
・800兆の負債
 そして08年1月に経済問題に絞って改めてシンクタンクの必要性を書きました。
・中国、インドなどの台頭に伴う日本の社会問題
 どこでバランスがくるのか、日本人の生活レベルが下がったまま落ち着いたとき、日本人が幸福であると感じて貰うような考え方、暮らし方をどう考えれば良いのか。
・日本は今、経済膨張を前提とした政策を取っているが、拡大を前提とした経済政策には限度があるのではないか
・米国型のグローバル経済や企業運営
 潜在的には日本人と同じような能力や勤勉性を持つ国民を持つ中国やインドと同じやり方をして日本が立って行けるか。
・今まで頼りきっていた米国がどこまで豊かになるのかまた貧乏になるのか。
サブプライムローンに発した米国経済の混乱は、一時的なものでなくて日本の現状と同じように、中国、インドなど発展に伴う競争力の低下→世界経済のリーダー的存在が危うくなっている前兆ではないだろうか。
・工場地帯偏在の問題
 日本の工業地帯は首都圏、東海、阪神など北九州を除く以外は地震の頻発地帯だ。
・工場地帯偏在が地方格差を生んでいる原因の一つ、安全保障や地方格差の解消などから工業地帯の分散化を考える必要はないか。
・労働問題
 少子化→労働人員の減少→外国からの単純労働者の移入→欧米で起こっている社会格差の発生への対応。
 高齢化に伴う増大する潜在的な高齢労働要員の活用の方策は?
 それとも少子化問題にまともに向き合うのか?
[世界の現状]
・米国の経済力低下、高い失業率、格差の発生へ抗議するデモの全国的な発生
 私の意見によれば、膨大な低収入の人口を持つ中国、インドなどの発展に伴う影響が、先ず中国に近い日本に出て、次にじわりと米国、それとEUに出始めたような気がします。
 今までの市場中心主義、自由主義では米国のように、日本にも社会格差がでるの致し方ないと言われてきましたが、その肝心の米国でも格差へ抗議するデモが行われ始めてきたのです。
 そして自由主義経済の申し子のようなヘッジファンドは世界の政府でもどうにもならない鬼っ子になりかけています。
・安全保障でも竹島、尖閣諸島、北方領土でも相変わらず日米同盟頼りでこれと言った日本独自の対策がない日本が続いています。
・今回の地震で浜岡原発の停止が問題となりましたが、同じ地震と津波に襲われる周辺の東海地域の工業地帯のことは無視されて居ます。
・石油資源の枯渇の問題は原発事故に対して再生可能のエネルギーの議論だけは盛んですが、本当に石油資源の枯渇が近くなったときは、それを補うものとして改めて原発の問題が出てきそうな気がしますが、今の日本は原発アレルギー状況です。
・その他、原発問題が絡む地球の温暖化・少子化・800兆が900兆に膨らんだ国債の問題は基本的な研究をされいるのかいないのか、メディアの報道には出て来ません。
 心配症の私の心配が唯一外れたのが、景気の低迷、企業の海外進出に伴い、外国人労働者の導入どころか、日本の失業者の救済が問題になっています。
 私はこの提案と現実を取り上げて私の先見性を自慢する訳ではありません。
 何故なら誰でも判り過ぎて取り上げないことを、他人の評価を余り気にせずに済む、小ブログに書き並べたのが、当然のように起こっただけですから。
[シンクタンク設置の提案]
 然しこのような当たり前過ぎる、そしてほぼ100%に近い確率で起こることを、今までの政治が多分「票にならない」そして「面倒なことは得意の先送り」にし続けた結果が今になっていると思います。
 私はこのような「票にならないそして面倒な」然し大切なことこそ、じっくりと研究するシンクタンクが必要なだと思うのですが。
 何故なら今のような安全保障や経済などの緊急事態の中で、経済問題だけを取り上げても経済学者や評論家たちは、政府の政策や他の人達の意見の批判をするだけで、「紙幣をもっと刷れ」と言う意見を除いて、前向きな提案は殆ど聞こえて来ませんから。

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参照:カテゴリー→その場凌ぎの政治

朝霞市国家公務員宿舎凍結・政治主導の行政

2011-10-04 16:27:11 | 公務員制度
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 野党やマスコミの批判を浴びていた、朝霞の国家公務員宿舎は野田さんの現場視察の結果凍結となりました。
 野田さんが財務大臣の時に決定をしたのに、いまさら改めて現場視察をするのかと言う批判も当然起こるでしょうが、彼の視察は一応格好を付けるための儀式で批判されても仕方がないと思います。
 然し結果は
・朝霞市の国家公務員宿舎は、少なくとも集中復興期間の5年間凍結
・安住は方針転換に合わせて、東京都中央、港、千代田3区の公務員宿舎は危機管理担当者用を除き、原則廃止、売却する意向を示す
と言うある程度は納得できることになりました。
 これに就いては09年11月、行政刷新会議の「事業仕分け」で朝霞住宅を含む国家公務員宿舎建設に関して、一部を除き公務員に宿舎を提供することに「合理性」はないとして凍結になりました。
 ところが財務省は5年間で国家公務員宿舎を15%削減し、その経費の一部を割いて朝霞住宅建設の凍結解除を決め、当時の野田大臣がそれを認めたそうです。
 公務員宿舎の全体の経費削減と、2~3年に一度転勤を余儀なくさせる公務員の立場から考えるとこれも、致し方ない決定で、事業仕分けの一部を除いての公務員宿舎の否定は現実的はないことになり、野田さんもそれを認めざるを得なかったのでしょう。
 ただ問題は
・膨大な復興のための費用がいるのに、105億円もの金を今投資する場合かと国民の誰でもが考えるようなバランス感覚が財務省が無かったこと
・それを国民から選出された野田さんが国民の目線から見ることを忘れていたことです。
 私は昨日のエントリーで、霞が関で財務省が威張っている理由はと、国会議員の選び方についての考え方を書きました。
 その中で、他の担当範囲しか考えない各省と違って、全国的な視野で予算を見ている霞が関最強の財務省を押さえるためには、国民は世界的、全国的視野を持つ国会議員を選びましょうと書きました。
 もし野田さんが財務大臣時代に全国的視野でこの件を判断していたら、一度自分が認めたことを自分でひっくり返す、カッコ悪いことをしなくても済んだと思います。
 それが民主党政権が唱える政治主導の行政の基本的な在り方のような気がします。
 公務員宿舎の問題に就いてはマスコミで家賃を民間レベルに下げろと言う意見がありますが、公務員の給与の在り方を含めて考えるべきでしょう。
 それと某経済関係のブログで、公務員宿舎の問題解決には、2~3年毎の定期的な転勤を止めろと言う意見がありました。
 これには長年同じ位置にいることの悪弊である、汚職や民間企業との馴れ合い防止や、官僚の育成の問題とうがあるのでしょう。
 私が勤めていたボランティア団体の幹部は、官庁の関係機関の人達がやっと仕事覚えたら2~3年で変わるから困る一面、こちらの言う通りになることが多いと言っていましたが、政府としてこんなことで良いのでしょうか。
 公務員宿舎の問題が出たのを良い機会に公務員の転勤制度の在り方を考え直す必要があるのかも知れません。

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何故財務省が威張っているか・財務省からの改革

2011-10-03 16:30:07 | 公務員制度
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「財務省三役は官僚作文棒読み」 片山前総務相が暴露
「財務省の政務三役はみんな官僚の書いた作文を読む。シナリオがあって最初から最後まで全部読む」
 片山善博前総務相は2日、フジテレビ番組「新報道2001」で、野田佳彦首相の「財務省依存」の実態を“暴露”した。
 片山氏は政府税制調査会の審議中、当時財務相だった野田氏らに対し「もう(官僚の作文を)読むのをやめましょう。これだけ政治家が集まっているから議論しましょう」と呼びかけたものの、改善されなかったという。
 官僚出身の片山氏だが「政治が役人に小突き回されている印象を受ける」と首相に苦言を呈した。

 私も同番組を見ていましたが、財務省がいかに霞が関を支配しているか、そして政治家達が何故それを制御しきれなとどころか、引きずり廻されているかが議論されて居ました。
 この番組を見ながら私は何故霞が関で一番威張ってるのかを書いた国会議員の選び方を思い出しました。
 その要点です。 (一部修正して居ます。)
・某市の市会議員の市会議員の見方
 彼は勿論はっきりとは言いませんでしたが、市会議員などは人気商売だ。
 彼らは支援団体や企業などの利益代表だから、先生、先生と奉っておいて、全体を見ている我々がうまく操縦すれば良いと言わんばかりの言い方をしていました。
・霞が関で一番威張っているのは誰か
 国会議員が支援団体や、出身地域の意を受けて、例えば通産省に行くとします。
 通産省の官僚は、議員を先生と言って形だけは丁重に取り扱うし、議員によっては俺は国民の代表だと威張って役人に対応するかも知れません。
 しかし、議員のやる事は正確に言えば通産省への陳情です。
 官僚は心の中では、いくら議員が威張っても、彼は自分の地域のことしか、そして自分の任期のことしか考えてないが、彼らは日本全体のそして自分の満期になるまでの長い間、そして通産省の所管事項の全体見て判断するのは俺達と思っているでしょう。
 議員は通産省の全体の予算などは無視し、とにかく余所からの陳情より、自分の陳情を通して貰おうとして、つい卑屈にもお願いする気持ちになるのはありがちなことと思いませんか。
 しかし、その通産省の官僚も、財務省に対しては、議員と同じ立場で他の省庁より自分達の予算を分捕ろうとします。
 それで、財務省の官僚は、通産省の所管事項を含む日本全体のことを判断しているのは俺達だと思っていると思います。
 それを如実に表しているのは、テレビで良く見る本来なら皆同じ立場の筈の、諸省庁の財務省詣でです。
 その財務省を実質的にコントロール出来るのは、端的に言えば、総理大臣です。
何故ならかれは財務省を含む全ての、省庁の所管事項を全て統括しているからです。
 この実質的な力関係を図式で書けば、
国会議員→諸官庁官僚→財務省官僚→総理大臣となるでしょう。
・日本を代表する国会議員を選ぼう
 実は、財務省をコントロール出来るのは首相だけだと言うのは正確に言えば間違いです。
 もし国会議員が、日本全体を見て事に当たるなら、首相ほど実質的な力はないにしても、同じ事を通産省に言っても、財務省に言っても、その迫力は出身地域や一部団体の利益を代表して言うのと明らかに変わってくると思います。
 何故なら議員は通産省や財務省の所管範囲を超えた日本全体のことを考えて言っているからです。
 特定地域振興のためとか、日本の農業を守るために一票を下さいと言う、候補者に投票しても良いでしょうが、日本のためと言う候補者にもっと国会に立つ機会を与えてはどうでしょうか。
 日本全体に漂う閉塞感から脱却するためには世界的、全国的視野を持つ国会議員をもっと増やすしかないと思います。

この意見は06年の年末に書いたものですが、新報道2001で言われるようにこの勢力図は今でも変わらないような気がします。
[これからの官僚制度改革への提案]
・今まで一部から悪の根源のように言われている財務省を一般企業の経理部門のように合理化運動の中心にする。
・国の会計制度を変えて、今まで隠れていた人件費、固定資産費などが国民の眼に触れるようにし、官僚の原価意識やモラルを高めるようにする。
 政策毎、各省の年度毎の予算や決算に企業で言う変動費に当たる政策実行のための経費と共に人件費、固定資産費を公表する。
・これにより官僚の原価意識やモラルを高め自主的な合理化運動を進める。
・一般企業に比して大きく遅れている国会・官庁・地方自治体・大学などの公共機関の合理化を徹底的に進める。
 事業仕分けなど見てくれよりも地道に、例えば動作研究や書類の流れ調査など地道かつ確実に合理化を進める。
 民主党政権は政治主導の行政改革の国民の希望を担って発足しましたが、国民の代表だから言う事を聞けと言わんばかりのやり方、素人が自分で手を出すとなど、数々の失敗から公務員の意欲低下、反発を買いいまに至っています。
 これからは先ずやる事は霞が関を実質支配する財務省の取り込みと、人件費、固定資産費の明確化など会計制度の見直し、企業なみの自主管理活動など地道なやり方から出直すべきだと思います。

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NHKの明と暗・「NHKのど自慢イン台湾」

2011-10-02 17:19:04 | 情報、マスコミ
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NHKへ
6年ぶりの海外開催「NHKのど自慢イン台湾」予選実施
・海外では6年ぶりの開催となる「NHKのど自慢イン台湾」の予選が台北市の国父紀念館で行われた。
 東日本大震災の義援金が約200億円に達するなど、親日感情が強く、日本の音楽文化も浸透している台湾だけに、海外では過去最高の1480組が応募。ブラジル・サンパウロの674組の記録を大きく更新した。
 この日は、客席には「がんばれ日本・台湾」など応援の横断幕も。
 本番は2日、同会場に歌手の小林幸子さんや吉幾三さんらを迎え、約25組が出場。29日夜に放送される。
 今年は台湾日本人会設立50周年、台北市日本工商会設立40周年でもあり、両事務局でも開催に協力した。

 このニュースを見てすぐ思い出したのは、同じ台湾問題を取り扱った、09年4月に放送の『JAPANNデビュー』第1回「アジアの“一等国”」です。
 放送後次のような批判の意見がNHKに集中しました
・「日本統治時代が悪と一方的に描かれており、内容が偏向している」
・「日本の台湾統治を批判するため、(台湾人の)証言をねじ曲げている」
・「番組にはやらせや、事実の歪曲・捏造があり、放送法に違反している」
・「台湾の人の心と日台関係を傷つけた」
・「台湾をよく知らない人に排日的だと誤解を与える」
・「NHKに「人間動物園」とおとしめられ、名誉を傷つけられた」
 これに対してNHKの福地茂雄会長は放送内容に問題はないとの考えを表明した。(以上 Wikipediaの [NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」]より)
 「NHKのど自慢イン台湾」とNHKがシリーズ物で続けた「JAPANデビュー」とどちらか公共放送として国から多くの特典を与えられているNHKが、日本のためそして日本と台湾の友好のためどちらが役立っているかは誰でも判ることです。
 NHKは多くの教育番組や「クローズアップ現代」などで優れたそして公平な番組を多く持っています。
 それが「日本のこれから」シリーズのように政治絡みの解説、討論の特別番組になると、途端に少しおかしくなってきます。
 その最たるものが北朝鮮の工作員が2名が検事になった「慰安婦模擬裁判」の報道です。
 これは一般国民からの批判だけでなく、最後には同番組について当時の官房長官の元首相の安倍さん亡くなった中川さん、NHKと朝日新聞の泥試合となりました。
 NHKの放送の担当者が、NHKの子会社のプロデューサーりで、「戦争と女性への暴力」日本ネットワークの運営委員を勤める池田恵理子さんです。
 この様な企画そのものや担当プロデューサーが胡散臭い番組を何故NHKが取り上げたのでしょう。
 元NHKにいた池田信夫さんはNHKの政治担当部門には左翼系の人が支配しているそうですが、上記のような経緯から見ると事実のような気がします。
 NHKは国民から信頼され愛されそして受信料を喜んで払って貰うためには、政治担当部門には中立的な立場に立つ人達と入れ換える必要があると思いますが、何時までもこの種の政治関係の解説、討論番組で批判の絶えないのはどうしてでしょう。
 ネット上で良く言われる「朝日」、「捏造」で検索するとヒットするのが約78万件とと同じように、「NHK」・「反日」で74万件になり、一番先に出るのが、「NHKが反日番組を放送する理由を教えてください? - Yahoo!知恵袋で、一番多い回答: 昨年4月、NHKが放送したスペシャル番組の「日本と台湾の歴史」がその問題の放送でした。です。
 「NHKのど自慢」のように長い歴史のある国民から圧倒的な支持を得ている番組、そしてテレビでは必要な高い視聴率を続けるのは勿論ですが、不人気な政治関係の特別番組に関わって来たメンバーを総入れ換えし、「クローズアップ現代」のように国民から信頼される番組にする必要があると思うのですが。

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「主夫になり始めて妻の有り難さ」・傘寿の部活日誌

2011-10-01 16:25:13 | 日々雑感
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傘寿の部活日誌
10月31日
・人権に関する応募川柳を市にメールで送る。
 「主夫になり始めて妻の有り難さ
・Sへ買い物、延長コードを買う。
10月29日
・市の人権に関する川柳を考える。
 「育休の私へ妻の褒め上手
・娘からメール、いつものこと
10月27日
・カメラの電池交換のために、始めてカバーを開ける。
 前回苦労して開け閉めしたが、今回も蓋を壊す寸前で開けられ、やっとコツが判る。
・Sに買い物へ
・市の人権に関する川柳を考える。
 人権などわざわざ言うのには抵抗があるが、選をグループの人がするのでおつきあいで考える
人権「声かけて良かった感謝してくれた
10月26日
 「ブロック塀の飾り」で珍しいものを見つけていたので撮影に行ったら、カメラが電池切れ、止むなく携帯で写す。
・Fさんから電話。
 長く休んでいるので心配して。申し訳ない。
10月25日
・携帯の無料交換
 勿論「簡単携帯」と
 契約変更→「誰でも割」へ
 これだけで約1時間半かかる
 私も草臥れたが女子の係員も大変
10月23日
・Hホールの川柳大会出席
「マンネリ」マンネリのカメラチーズへVサイン
「濡れる」素っ気なくしても乾かぬ濡れ落ち葉
 出席、投句者110名:打率2割5分
10月22日
・明日の川柳の大会の為の作句
「共感」寅さんになりきり映画館を出る
    ママトモの会話ベンチで良く弾む 

・Iさんへ遅れていたメールの返事
10月20日
・香月の森→小嶺まで散歩→バス→S
10月19日
・Sに買い物
10月17日
・散歩
 脚力が少し戻ったのでやや早めに歩く
 ついでに撮り残していたブロック塀の飾りを写す
・23日の川柳大会のための作句
10月15日
・久しぶりの朝食の準備
10月14日
・前回失敗したN川柳会のコピーする
・Sで買い物
「土嚢積む隊員へ雨横殴り」
10月12日
・N川柳会名簿印刷とコピー
 兼ねてから作りかけていた名簿の修正、印刷をしたまでは良かったが、Sでコピーをした所黒い線状の汚れ発見、チェックしたところ印刷時に原紙に最初から汚れがついていたと言うお粗末。再度15名分コピーの要。
・ブロック塀の飾りのデータ収集
 Sへ行く途中前から調べていたブロック塀の飾りをカメラに撮ってくる。
 北九州地域では円弧を3っ併せたものが主流だが、直線を組み合わせたもの、菱形、単に四角の穴をあけたものなど千差万別。
 更に他の場所でマークしていたところに行く予定。
10月10日
・公園草取り
  昨日掃除当番欠席のため
・屋形船→皿倉平→市の瀬散歩
西登山口 11.50
西回り
花尾小屋 12.20-25
皿倉登山道 11.58
皿倉平 13.15-40
東ルート
市の瀬峠 14.24
自動車道路
鷹見神社 14.53
 体力が足の骨折からまだ戻っていない
10月9日
・N川柳会定例句会報告を提出に行く。
・帰途Sで買い物
・町内会行事の公園掃除欠席
 いつも来る回覧が廻って無かったため
外野席すぐ○×をつけたがる
 毎日ブログで偉そうなことを書く私の反省。
・Iさんからメール
 英字新聞輪読会の件
10月7日
・N川柳会定例句会記録清書
 私の好き泣な句
 「増す」  女客へ増える夫の口の数     SMさん     
 「言葉」  その笑顔どんな言葉もかなわない SJさん
 「ぐったり」ぐったりのおんなに変な気も少し  TTさん 
 
 なおTTさんは傘寿を越した先生です。
・Sに買い物に行く
10月6日
・散歩に出たあとは一日家の中
・私の川柳の先生のKTさんの川柳色紙展作品集の紹介です。
 先生の優しい句とこれもまた優しい俳画の作品集です。
 番いのアヒルの絵に「愛はともかく咳を労る妻がいる
 萩の絵に「初恋をふと思い出す娘に出合う
 りんどうの花に「長生きの極意くよくよしなさんな
10月5日
・auショップにテレ、機種交換の予約
・フリーのソフトで「浜辺の歌」編曲、と言っても変調してもう一つの曲にくっつけるだけ。
10月4日
「開いても閉じても怖い妻の口」YSさん
 川柳紙「ふぁうすと」で見た句です。
 一度でも結婚した男性(新婚の人は除く)はみな共感できると思います。
・auショップで機種交換の件で全くの初歩的な質問
 何しろ娘から「もう歳だから」と強引に手続きされたが、夫婦ともときどき携帯で電話のほかは、夜の懐中電灯の代わり、私は外出先で思いついた句のメモ位にしか使ってないので、契約など全く不明のため。
・Dで珍しい小豆入りのアイスクリームを買う。
 ドライアイスの出し方についてお歳の女性に教えられた通りレジでコインを貰って来ると、親切にも待っていてくれて操作方法を教えて呉れる。
 久しぶりに少しばかりよい日でした。
10月3日
・健康管理に厳しい家内の命令でK病院へインフルエンザ注射へ
・KNさんがKSさんの川柳句集を持参してくれる。
 「賢妻か愚妻か小言受け流し」
 「腹減った小さい事に腹が立つ」

・Sへ買い物へ
 10月2日
N川柳会例会
・他地区の大会出席や全国大会準備などのため投句者が7名にもなる。
・雑詠優秀句:「生活が切り詰められる奇数月」YTさん
 これは若い方には判らないと思いますが年金の支給月が偶数月に決まっているので、奇数月は支給日までやりくりしなければならないのです。
 この句へ得票が多いのは句会は還暦超えた人ばかりということが判ると思います。
 雑詠の司会者の件ですこしもたもた。
2011年10月1日
・S病院で脳梗塞予防の薬を貰う
・帰途河内貯水池から市の瀬越えで帰る
私にしては珍しく記録をしたので参考までに
10.50 重田バス停
大蔵川遡行:耶馬渓まで行かないが深い渓谷歩き
貯水池東岸
11.55-12.00 奥田
野良猫が寄ってきて握り飯を食べるのを睨みつけるので気になり1個だけで済ます。
 峠までの棚田は彼岸花で満開
12.47 市の瀬峠
マウンテンバイクの壮年の人に挨拶したが、なにかもごもごいっただけで後は無言。
残りの握り飯
13.13 鷹見神社
・Sで買い物