チョッパーが、ワポルの部下2人と戦っている間に、ワポル自身は姿を消していた。
ワポルは、懐かしきわが城の中にいた。だが、暫く留守をしているうちに城の中は雪と氷に覆われ、みるも無残な姿になっていて、ワポルは怒りに身を震わせた。
そこに出くわしたのが、ナミだった。ナミは、ドクトリーヌのいない間にこの城を抜け出して、一刻も早くアラバスタへ向わねばと考えていたが、事もあろうにワポルに掴まってし . . . 本文を読む
チョッパーは、黄色い薬を取り出して言った。
「ランプルボールの効力は3分!!3分でお前を倒す!!!」
ランプルボールとは、チョッパー自身による5年間の研究で開発した、悪魔の実の変形の波長を狂わせる薬で、通常「動物系・ゾオン系」は、獣型→人獣型→人型の3種の変形が出来るのを、ランブルボールによって、さらに4つの変形点を追加され、7段変形が出来るのだ。
チョッパーの場合、
1、脚力強化(ウ . . . 本文を読む
ルフィは、城の上のヒルルクの海賊旗を、自分のコートの袖で結わえて立て直した。
「これは!!お前なんかが冗談で振りかざしていい旗じゃないんだ!!」
そう言ったルフィをめがけて、ワポルは砲弾を撃った。だがルフィは旗を持ったまま逃げない。
「お前なんかに折れるもんか!ドクロのマークは”信念”の象徴なんだぞォ!!!」
チョッパーはその言葉に聞き覚えがあった。ドクターと同じ事を言っている・・・。 . . . 本文を読む
ワポルは「バクバクの実」を食べた悪魔の実の能力者である。その力が真に発揮されるのは、食べた物を武器と化す事が出来ることにある。
ワポルは手始めに部下二人を食べて、合体した「チェスマーリモ」を吐き出した。
ブリキの体に無数の武器を備えたワポルは、城に掲げてあるヒルルクの海賊旗を撃ち抜いた。ヒルルクの海賊旗は、ヒルルクが命を懸けて証明した医者の信念の証である。
ヒルルクの旗を侮辱した . . . 本文を読む
ルフィは、ワポルを思いっきりぶっ飛ばしてスッキリした。怪我人をおぶっていたのでずっと我慢していたから。
チョッパーは、ルフィの手がびよーんと伸びた気がして、サンジに聞いた。するとサンジはサラリと「ああ伸びるな、ゴム人間だ。バケモノさ」と答えた。
バケモノ・・・・。自分が小さい頃から言われ続けた辛い言葉を、あっさりと楽し気に言うサンジに戸惑った。
ルフィにぶっ飛ばされた . . . 本文を読む
『イッシー20』が全員病に倒れたと聞いたヒルルクは、瀕死の体で城に昇った先で『イッシー20』が病気だというのが真っ赤なウソだと知って、嬉しくて泣いた。「良かった…病人はいねぇのか」と安心し、だまされた事を喜んだ。
ワポルは、罠にかかったドクターヒルルクを撃ち殺そうとしたが、ドクターは「お前らにゃあ、おれは殺せねぇよ」と銃を止めた。
人はいつ死ぬと思う・・・・?
心臓を銃で打ち . . . 本文を読む
ヒルルクは、チョッパーが命掛けで取ってきた猛毒「アミウダケ」のスープを一気に飲み干して、「力がみなぎってくるぜ・・!!ありがとうよ、チョッパー!!!」とニッカリといつもの笑顔で笑った。
チョッパーは嬉しかった。これで、何もかも元通りの、あの楽しい生活がまた続くと思ったから。
その時、さらに幸せな事が起こった。ドクターの実験器具の中がピンク色に染まっているのだ。ヒルルクは目を . . . 本文を読む
ヒルルクは、チョッパーを無理矢理追い出した後、ドクトリーヌの家を訪ねていた。吐血した自分の血を見ながら、ヒルルクは言った。「おれァ・・・死ぬだろ」
ドクトリーヌは、酒をラッパ飲みしながら「ヒッヒッヒッヒ・・・ああ、死ぬねェ・・」と肯定した。
「あと3~4日ってことか?だがお前の腕であと少しだけ引き伸ばせねェか?おれにはまだ、やり残した仕事があるんだ。もう少しだけ30年続けた研究に . . . 本文を読む
ヒルルクの家で世話になっていたチョッパーは、3日間何も喋らなかった。なぜなら、トナカイなのに"喋れる"ことがばれたなら、人間は気味悪がられて撃ってくることを経験上知っていたから。だが、ヒルルクはちっとも気にしなかった。
「喋れるから何だ、チョッパー、そんな事自慢すんな。オレだって喋れるぜ。」
部屋でいつも名何かの実験をしていたヒルルクであったが、その時、実験が爆発を起こし、二人は爆風で . . . 本文を読む
ドラムロックの麓町「ビッグホーン」ではゾロの活躍で兵士達を倒し、ドルトンさんを雪の中から掘り出すことが出来たが、時すでに遅く、心臓の鼓動は止まっていた・・・・。
6年前のドラム王国は、ワポルが国王として君臨していた。
ワポルの政策で国中の医者は城に集められ、国に医者がおらず、国民が医者にかかりたくばワポルに頭を下げて”イッシー20”の医療を請うしか術はないという状態だった。
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