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[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

「花の武将 前田慶次」2・3回目観劇

2010-09-19 | 観劇メモ(演劇・ダンス系)
観劇日    2010年9月18(土)昼・夜
劇場     大阪松竹座
座席     1列・4列

2週間ぶりに見た舞台。めざましい変化をとげていた。
いろんなところで出演者たちが「響き合って」いる。
いつのまにかアドリブが生まれ、夜にはその変化形だったり。
それが今回の舞台のテイストによく合っていて、間合い、掛け
合いの面白さが増し、リピーターも飽きさせない。
莫逆の友である慶次&兼続のKKコンビにはちょっと妬けるぐ
らい(笑)。素敵だ♪この二人。

飽きさせない、といえば、ダンサーな千壽郎さん&りき弥さん。
コスチュームが他の女性たちに限りなく近づいていた。ホワイ
トストッキングのナマ足にもう目が釘付け♪旅芸人一座も確実
に舞台を盛り上げている。

楽しい場面ではより楽しく、シリアスな場面ではじっくり味わ
えて、すごくいい舞台になっていると思う。
いまから千穐楽に向かってこの勢いで、どうか無事乗り切られ
ますように!

慶次殿の変化、個々の配役、その他印象に残ったシーンなど、
ネタバレ感想はまたあらためて。


原作:隆 慶一郎『一夢庵風流記』(新潮社刊)
横内謙介:脚本  河毛俊作:演出  岡村俊一:演出

<配役>
前田慶次:片岡愛之助        伽耶姫:佐藤江梨子
直江兼続:山崎銀之丞        まつ:賀来千香子
金蔵:石井正            山上道及:角田信朗     
徳川家康:新藤栄作         庄司又左衛門:田山涼成 
四井主馬:安藤一夫         小次郎:野田晋市
沙羅:松岡由美            蛍:海老瀬はな
豊臣秀吉・/古田織部:江口尚彌   千利休:田畑猛雄
僧侶/上杉家御家人:川島一平    結城秀康:仁科克基


<あらすじ>
尾張の荒子城主、前田利久の養子・前田慶次は、当然跡目を継ぐ
はずであったが、織田信長の命により荒子城が前田利久の弟利家
に与えられたことでお家騒動が起こることを嫌い自ら出奔した。
以来、謎の下人・捨丸(金蔵)と愛馬・松風を供に流浪の旅を続
けるが、前田家抱えの忍びの頭領・四井主馬に命を狙われること
になる。天下一の“いくさ人”でありながら仕官をせず、“風流人”
としてさすらう慶次。
あるとき、傾き者たちから旅芸人一座の娘・伽耶姫を山上道及と
ともに救ったことから伽耶姫は慶次に弟子入りする。以後、慶次
は旅芸人一座の座頭・庄司又左衛門とも親交を深める。
また、生涯の友となる上杉家の名将・直江兼続とも出会う。

一方、かねてより慶次と互いに心を寄せ合っていた前田利家の正
室・まつは慶次の行く末や、前田家の為に苦悩していた。ある時、
慶次は天下人・秀吉へ目通りを命じられる。いったん辞退したが、
それが秀吉の怒りを買い、また、仕官の話がまつの進言であった
ことを知り、死を覚悟で秀吉の目前に立ち傾(かぶ)いて見せた。
その潔さを買われ、秀吉より『傾奇御免状』が与えられた。

やがて時は流れ、秀吉が世を去り、徳川家康の天下になった。
まつは前田家のため家康の人質となった。兼続は家康の揺さぶり
にも屈せず『直江状』なる抗議文を出して堂々と楯つくが、上杉
家に危機が迫る。今まで誰にも仕官しなかった慶次だが、兼続の
ため、上杉家のため、加勢する決意し、慶次は道及、金蔵、松風
と戦場に向かうのであった…。
(※公式サイトのあらすじから引用&一部修正)


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2 コメント

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見厭きないですね (瑠衣)
2010-09-19 23:05:48
初日に見た時は原作との違いを理解するのに少し戸惑いましたし「千日前ショー・パブ風踊り」にも違和感がありましたが、2度めは原作の心はしっかりと
表現しながら、あの時代を生きた異端者慶次を解りやすく舞台化していると思いました。
千壽郎とりき也の踊りはさすがですよね。扇の扱い手の動きが「鍛えられてる」感じでした。あと2回見るのですが、どう変化しているか?
返信する
瑠衣さま♪ (ムンパリ)
2010-09-20 22:26:09
> 異端者慶次を解りやすく舞台化している
そうですねー。
初めて見る人にもとてもわかりやすいと思います。
それでいて単純じゃなく、リピーターにも飽きさせない
魅力、ツボがいっぱいつまっていますよね♪

> 千壽郎とりき也の踊りはさすがですよね.
おっしゃる通り、扇の使い方が違うと思いました。
逆に他の女性たちはバレエのような身のこなしで、
それぞれに一日の長がありますね。

それでは残りの観劇をお楽しみくださいね。
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