星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

前田慶次の髑髏

2010-09-18 | 観劇メモ(演劇・ダンス系)
まだ1回しか見ていない松竹座の舞台。
『花の武将~前田慶次』
先日、3階席の隅っこからオペグラスで覗いてドキッとした。
前田慶次の紋所は「髑髏」なのか。
ひゃあ、カッコイイ~。おっしゃれ~!!
だからじゃないが、シャレコウベ、と。
そう読みたい気がする♪
でも、ただ見かけだけのカッコよさじゃなかった。

その紋所は「戦びと」のしるし。
それは・・・修羅の道に足を踏み入れた者の覚悟。
そして、それは戦場に散ったすべての敵方の命に礼を尽くし、
野ざらしにされたすべての仲間の魂をなぐさめるための
この男なりの流儀なのだ。

原作しか読んでいない私にはわからないけれど、
もしかしたら漫画の慶次の衣装がそうなんだろうか。
パンフレットに書かれていなかった髑髏の意味合いについて
あの日から思いをめぐらしている。

本日、ナント13日ぶり。ようやく1階で見る。
昼夜通しで。
初めて間近で見る髑髏は新たに何かを語ってくれるだろうか。
髑髏をまとったあの男は、原作の慶次郎を乗り越え
本物の慶次となって、愛と修羅の間を生き抜いているだろうか。
・・・ナンテネ!

公演もいよいよ、あと10回を残すのみ。
役者さんたちは体力的にいまが一番大変なときでしょうけれど、
私も舞台と一体になって思う存分(気持ちだけは)カブキたい
と思います。

では本日18日、出陣!


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