ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

シアトルとサンノゼの旅-3.旅の装い

2018-10-13 10:13:08 | たび・現実逃避
広いomiさん宅には、
アメリカ人のご夫君、パークス君のほかに住人がいました。

おふたりのご子息はすでに結婚、独立。
omiさんにはかわいいお孫さんまでいらっしゃいます。

ではほかの住人とは?

ご夫君の親友ご夫妻です。

彼らはアメリカ人と日本人のカップル。
日本からアメリカにお引越しされました。
話せば長い事情から、一時的にomiさん宅の居候に。

居候夫人のアキさん(←仮名です)とも仲良くしていただきました。

シアトル2日目はアキさんに連れていってもらって、
図書館開催の無料の英語教室へ。

アメリカの公立図書館や教会などでは、
ESL(英語を母国語としない人を対象とした英語教室)を開催していることが多く、
授業料は低額や無料の場合が多いとか。

いいですね!
さすが移民の国。
どんなものか参加してみたい。

と、その前に、
私の旅の概要を。

今回、シアトルでは後日、S嬢とA嬢と合流する予定です。
彼女たちはシンガポール時代に通っていた大学附属英語集中講座のクラスメイト。
まだ20代ですのに、
こんなおばさんと交流を続けてくれる殊勝な娘さんたちです。

ひと足早く現地入りしている私は、
「こっちもう秋やで」
「意外に寒いわ」
「羽織もの、絶対いるで」
などと、LINEで情報提供。

日本は連日30℃超えの真夏日でしたが、
こちらは朝晩12、3℃の肌寒さ。
庭の木だって色づき始めています。

「タイツ履いた方がいいかな?」
「革ジャン着るには早いかな?」
彼女たちから問われるものの…

うーん。
omiさん宅にいると街の装いがわからない。

「図書館行ったら、
みんなどんな格好してはるか、チェックしてくるわ」
と返信しました。




(アキさんのお車で隣街まで)

で、ここは図書館です。


ほかの参加者たちの服装をチェック…


さっそく報告します。



「サリーが多いわ」


(画像は無料サイトからお借りしました)


その日の参加者構成は多国籍でありましたが、
インド系、中国系が多かったように思います。

シアトルにはアマゾン、マイクロソフト、コストコ、スターバックスなど、
世界的企業の本社があります。

世界中から優秀な人材が集まり、
結果として、
アメリカで働くことにより魅力を感じ、
IT分野に強いインド系、中国系移民が多くなる、
そういうことだと思います。

その家族が英語堪能とは限りませんから、
そういった人たちがここに集まるのかな、と。

シアトルの図書館で、
現代社会の人材潮流が垣間見られるとは。


「シアトルでサリーてか?」

「シュールやな」

「現地調達か」


お若くて美しいあなた方なら何を着ても似合うと思いますよ。



ご覧いただきありがとうございました。

なお、本日は予約投稿です。
次回投稿までしばしお待ちください。

シアトルとサンノゼの旅-2.黒いダイヤ

2018-10-11 10:11:11 | たび・現実逃避
今回の旅は会いたかったひとに会うため。

ひとり目はomiさん
神戸ご出身の日本人女性、
アメリカ人のご夫君との結婚を機にシアトルにお住まいに。
大の犬好きでいらっしゃいます。
ブログを通じて知り合い、
犬つながりで連絡を取るようになりました。

だからそう、
omiさん宅には会いたかった犬もいるのですよ。


パークス君です。


(この賢そうな眼差し、黒光りする大きく美しいカラダ)

omiさんはパピーウォーカーとして8頭もの盲導犬を育て上げた実績があります。

これはほんとにすごいことです。

パピーウォーカーとは、
盲導犬候補生の子犬を訓練前の約1年間、
家庭で預かって、愛情を注ぎ、
社会性を身につけさせ、
訓練のベースとなるしつけを行うボランティアです。
預かり期間やしつけの内容は、
各国、各盲導犬協会によって幅があるようですが、
シアトルのその協会では、
「そこまでボランティアがするの!?」と驚くレベルの高さでした。


パークス君もomiさんの元で育った盲導犬候補生。
キャリアチェンジしてomiさんに引き取られたいまは、
セラピードッグとして、
老人ホームや病院の慰問を行なっているそうです。

彼がまとう知性と癒しはホンモノなのです。


(そんな話抜きにしても文句なくかわいい)

大きくて賢そうな彼がぬいぐるみと寝そべってたりしたら、
そのギャップでハートを射抜かれます。


(お気に入りのゾウさんとの図)

手も足も大きくて抱きごたえがあって…
ああ、大型犬はいいですね。


(肉球だってこんなに大きい)

omiさん宅で過ごした10日間は、
広いお家のどこかにいつもパークス君がいて、
ワシワシし放題、匂いも嗅ぎ放題。

犬好きにとって至福でありました。


私、犬とチーズは大きくて臭いのが好みです。

穏やかなパークス君は匂いもマイルド、
比べると亡きシロさんは野性味あふれるにほひでしたかね。



シアトルに来たのは会いたいひとに会うため。
それを忘れそうになるくらいの魅力を放つパークス君でした。


ご覧いただきありがとうございました。

シアトルとサンノゼの旅-1.出発

2018-10-10 10:10:15 | たび・現実逃避
旅の記憶が薄れないうちにまとめないと。

9月5日から17日まで、
アメリカ西海岸、シアトルとサンノゼへ行ってきました。

シアトルはワシントン州、西海岸でもいちばん北、
サンノゼはカリフォルニア州シリコンバレーの街です。
なんでそんな離れた街をふたつ?

それは会いたいひとがいたからです。



ご存知のとおり、
4日は巨大台風上陸で関西は大変なことに。

当初予定では4日関空発の便だったのですが、
天気予報を見て2日前に変更を依頼。
お席が5日伊丹発、羽田・成田経由の便しかありませんでした。

出発が1日遅れるうえに移動時間も負担も増える…
選択肢がないから仕方ないのだけどげんなり。

けれど後になってみると、
台風上陸で当日交通機関はほとんどストップしましたし、
水没し、連絡橋が壊れた関空は当面閉鎖となりました。

思いがけず最善策を取ったことになります。

5日、
最寄駅からのJRが運休という不運にもめげず、
タクシーに乗って阪急電車で伊丹空港へ。
そのタクシー予約電話もずっとがつながらず、それは焦りましたよ。

到着した伊丹空港はいまだかつて見たこともない大混乱、
野戦病院さながらでした。

そんなだから、私の乗った便も満席のはずなのに、
待てど暮らせど機内に乗客がそろわず、約1時間遅れで離陸。
こんな経験は初めてです。
これより後の便は「どれくらい遅れることになるかもわからない状況」だと、
最後に着席されたお隣の男性が教えてくれました。
「最後の1席にむりやりねじ込んでもらった」のですって。
世の中、力がモノを言うのですね。


うれしいこともありました。

このフライト変更のおかげで、
成田空港でS嬢とご母堂さま、すーさん(←仮名です)とランチができました。
すーさんも昨日出張先から帰る便が欠航となり、
偶然同じ時間帯に成田に降り立ったのですって。

旅が1日短縮になったのは残念だけれど、
こんな時間が持てたのはとてもラッキー。

幸先良いですよ。


(成田空港から。台風一過の青空)

しかも、各便激混みだったようで、
ロスアンゼルス行きの予約便もエコノミー席オーバーブッキング。
私のお席、アップグレードとなりました。

なんてラッキー!


(広いお席でいただく朝食。吉野家の牛丼でした)


(経由のロサンゼルス空港で。
欧米の空港って犬をよく見かけます)

ロスからは初めて乗るアラスカエアライン で。


(集まると、顔がうるさいアラスカ航空…お、五七五?)

このお顔のおじさん、だれ?
一瞬この方かと思いましたが、

そんなわけありません。


にこやかなおじさんが印象的な飛行機は無事にシアトルへ。

空港には滞在中お世話になるomiさんが迎えにお越しくださってました。

ありがとうございます!
お会いしたかったです!

ひさしぶりのひとり旅は出発からドキドキはらはら。
てんやわんやで出発しましたし、
経由が増えて移動時間25時間以上となりましたから。
アメリカくんだりでこんなに長旅になるとは。

果てしなく旅は続くように感じられ、
空港でomiさんに出会えたときには、
初めてお会いするのにほっとしました。


そう、omiさんにお会いするのは今回が初めて
それでご自宅にお泊めくださるomiさんの心の広さ、お家の広さ、
そして何より私の図々しさ


(omiさんの運転でシアトル郊外へ)

こんな感じで約2週間の旅の幕が開けました。


ご覧いただきありがとうございます。

本当の「あお」に出会いに

2018-10-07 16:11:26 | 外出&食い意地
キンモクセイが香る季節になりましたね。


(本日、スーパーに行った帰りに見つけました)

ずっと行きたかった『東山魁夷展』、
京都での開催期間がいよいよ終わりに。
次の開催地、東京まで追いかけるのはちょっと。

8月31日に夏休みの宿題を泣きながらするのが恒例の小学生でしたからね、
この時期になって「行かねば」という気になりました。

昨日、同じく行きたがっていたシロクマ相方をはやし立てて行ってきましたよ。
彼は自室に複製画を掛けているくらい魁夷先生の絵が好き。

最終日が迫って連日かなりの混雑の様相とか。
入館するのに、
うねうねとした長蛇の列に長時間並ぶのはいやです。
ぎゅうぎゅう詰めで鑑賞するのはもっといや。


(情報収集、情報収集)

「日曜の朝一番に行こうよ」という相方を説き伏せ、
「今日行きましょう!夜、観ましょう!」
と、その日突如のプラン実行となりました。

チケットは駅前のショップで前売券を入手。
ぬかりありません。

なんでこの行動力が、
間際にならないと発揮できないのか。


(鮮やかな平安神宮の鳥居が目印の岡崎公園。
左が京都国立近代美術館、写ってないけど右に京都市美術館)

午後5時半過ぎに到着。

すいてますよ!


(本当の「あお」をみせてくれ)


美術展、私は特に観るのが遅い。
対して、相方は早いと思われる。

予想はしていたけれど、

まさか彼が、
たったの25分で鑑賞終了とは。


警備員の巡回か?


「すべての絵は、すでに僕の心象風景のなかにあるから」



じゃあ、来なくて良かったのでは?


私は2時間以上かかりましたよ。


圧巻の『唐招提寺御影堂障壁画』が、
すいているおかげで絵によってはひとりじめ状態で観賞できました。

すでに鑑賞を終えて退出している相方が、
急かさずに待っていてくれたおかげでもあります。


突然の企画だったので、
晩ごはんの予約などもしておらず。

京都で美味しいものを食べようと思うと、
ずいぶん前から目ぼしいお店に予約するか、
お金に糸目をつけずに奮発するか、
長時間並んで人気のお店に入るか、
そのどれかだと思うのですが、

どれも無理だったので、
なのに「食べて帰りたい」と相方が言い出したので、

京都伊勢丹10階の『京都拉麺小路』の、
いちばんすいているお店でサクッとラーメンをいただくことに。

私たちが入ったお店から外を見ると、
お隣のお店は長蛇の列でした。

(『ますたに』さんの行列には外国からのお客さまも多し)



(お店でラーメンを食べるのは今年初めてかも)

すいているお店なんですもの、
感想なんて聞くまでもないことでしょう。


『東山魁夷展』はとても良かったです。
これこそ感想を書くのは差し控えたい。


ご覧いただきありがとうございました。

コテツの部屋-パピヨンらしくなってきた-

2018-10-02 08:00:08 | いぬ・シロさん
もう本文いらないタイトル。

今年のGWに弟ファミリーの一員となったコテツ
大きくなってました。

アメリカ旅行のお土産をお届けに弟宅へ。
サクッと玄関先でお渡ししようかと。

矢のように飛んでくる目にも留まらぬ白と茶色のなにか。


(「どうぞあがってください」と弟とヨメの手。
狂喜乱舞で動き続けるコテツ)

大きくなったねえ!
相変わらず落ち着きないけれど。

何枚も写真を撮ったのですがね、
ずっとこんな調子なんです。

ようわからんやん。

過去を振り返ってみましょう。



(5月13日、体長も手足もいまよりずっと短くてコンパクト)

初めて見るパピヨンの子犬でした。
細身の印象の犬種ですのに、子犬はやはりころころ。


(5月20日、弟ヨメに抱っこされて)



(7月21日、耳毛が伸びてちょっとパピヨンらしく)

この時期は顔も体もひょろっこくてバランス悪かったです。



そして、この日です。

コテツが一時たりともじっとしてくれないので、
弟ヨメが抱き上げてくれました。

そうして撮れた奇跡の一枚


(9月24日、お顔がパピヨン!しっぽも長い毛に覆われてるんですよ)

まだ幼さは残っているけれど、
カラダはこれで成犬サイズなんですかね。

しかし子犬のエネルギーはすごいですね。
爆発しっぱなし。
釣り上げられたカツオのようにずっとビチビチしてました。

元気で何より。


コテツ、
弟ヨメの言うことをちゃんと聞いて、
健やかに良い子に育って。


ご覧いただきありがとうございました。