ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

賀名生(あのう)梅林

2019-03-31 11:11:29 | 外出&食い意地
桜の開花と新元号の話題で世間が落ち着きをなくしているこの時期に、
当ブログでは梅のお花見の話題です。

今月上旬、シロクマ相方と母を誘って、
賀名生梅林に梅を見に行ってきました。

「賀名生」と書いて「あのう」、読めませんよね。

昔の西吉野村、いまの五條市にそれはあります。


(一面の梅、梅、梅!お天気にも恵まれました)

2万本もの梅が植えられているそうです。
ふもとから頂上に向かって順に咲いていくから、ひと月間も楽しめる。
吉野の桜と一緒ですね。

ほのかに淡く柔らかい香りが漂っていました。

そう、梅は香りが良いですよね。
ジャスミンやクチナシに似ているけど、もっと優しい。
冷たい空気に漂う香りには気品を感じます。

あと、同じお花見でも桜と違って、
時期が寒いですし、なんせ地味だから、ひとも少ないのも良い。

シロクマ相方は「同じお花見ならこっちの方がいい」って。

以前は車に乗ったままぐるりと周遊できたのですが、
山崩れで車幅が狭くなった箇所があり、
ひとと車の往来が混在すると危険だからと車両進入禁止に。

下車して徒歩観光となりました。


(八重咲きのしだれ梅。この子は被写体として大人気でした)

結構な急斜面で4キロもあるのでは高齢の母には無理。
様子を見て途中で引き返しましょうか。

地元の方々が販売していらっしゃる山菜や自家製の加工品を見てまわるのも楽しい。


(軽トラの荷台に梅干しやらふきのとう味噌やらが満載!)


(こちらはご自宅倉庫を利用して。
絶景が楽しめるソファー席もありますよ!)

つるし柿、ふきのとう味噌、こんにゃく、草もち、
シロクマ相方や母にあきれられるくらい、
たくさんお買い物をしてしまいました。

おばちゃんたちとお話しするのがまた、楽しいのですよね。


(養蜂の巣箱がある!)

ミツバチたちがぶんぶん元気に働いておりました。
梅の花のハチミツ、香り高くて美味しそうですね。

たぶん全行程の半分も行かなかったと思うのですが、
ビューポイントを見つけたり、いろんな梅の香りを嗅いだり、買い物したり、十分楽しみました。


帰りにリバーサイドホテル とやらの『温泉 金剛の湯』に寄りました。
さっぱりした後はレストランでランチを。


(これで千円って!?値段間違えてないのか?)

昨年12月に継ぐプチ観光。
今回も母に好評だったので、
また彼女を連れ出して3人でどこか近場へ出かけようと思います。


(もちろんシロさんのお墓まいりも忘れません。
ヤブツバキと、菜の花に見えるのはチンゲンサイ)

新元号はいよいよ明日、発表ですね。
平成の時と違って単純に晴れやかな気持ちでそれを待てるのもいいものです。
毎年この時期の話題の中心、
桜の見頃や新入生・新入社員さんのニュースとあいまって、
今年は一段とわくわくな4月1日になりますね。


ご覧いただきありがとうございました。

羽田のお土産

2019-03-30 23:23:55 | おうちで食い意地
初さいたまでは何も買えなかったので、
お土産(といっても自分用)は羽田空港の千疋屋さんで買いました。


(プレミアムレーズンサンド)

いま知ったのですが、
これ、どこの店舗でも買えるわけじゃなかったみたい。
クッキーがさっくさく、バターが軽くて美味しかったです。



(絹ごし杏仁。ストロベリーとマンゴー)

私の大好物杏仁です。
真っ白な杏仁豆腐はフルーツソースの下にあります。
ああ、美味しかったなあ。

故川島なお美さんが、
「私が死んだあとは墓石にワインをかけて」とお話しになったそうですが、

私が死んだあとは、
墓石に千疋屋さんの絹ごし杏仁をかけてください。



そうそう。
話が前後しますがね、

羽田で久しぶりに会ったキリギリス氏のこと。

彼が何時なら仕事を一区切りして空港に向かえるのか、
待ち合わせ時間調整のため、
直前まで何度かLINEでやり取りしていたのですよ。

このために出てきてくれるともかさん(←仮名です)の都合もありますし、
私も用もないのに無駄に空港で過ごしたくなく、
できる限りレイコさん(←仮名です)としゃべっていたかったし。


その過程で判明したのですが、

やつはもう何年も前に、

ネクタイと目覚まし時計の生活をやめたらしい。


「だって、カラダに悪そうじゃん」

あっけらかんと。

いわく、

「なんで好きこのんで自分の首を絞めたり、
自然の摂理に反して無理やり起きたりしなくちゃならないの?」と。

「オレ、独立してからどっちも一切やってない」

職業的に、それで通用するのか!?

会社経営者とか先生と呼ばれる職業の方とか、
えらい方々を相手に仕事をすることも多いでしょうに、
なにその強気。

イヤなら呼んでくれなくて結構って?

自由すぎる。

相変わらずだなあ。

まあ、
冬を乗り越えられる程度には仕事もして、
生きててくれてよかったですよ。

知り合った頃は、
お互いいずれ死ぬなら客死だとは思っていましたが、
だんだんと、
彼の場合はそのほかの死に方も十分にあり得るな、
と考えるようになっていたので。


ケンカで死ぬか、

海難事故で死ぬか、

猛獣に食われて死ぬか、

ホームレスに戻って凍死するか、


いずれにしても早死にだ、

しかもふつうの死に方はできないだろうってね。


キリギリス氏も分別がつくようになって、
(って会計士の先生に対していう言葉か)
多少命は大切にするようになったようだけど、
もっと才能も大切にすればいいのに。

古くからの友人のひとりとして、
そう思わずにいられないのでした。



《小言》
うちのシロクマ相方ですけどね。

出かける前に、
ビーフシチューの作り置きのほか色々について、
箇条書きしたメモをテーブルに残して、



冷蔵庫の食品分布図写真までLINEで送りましたのに、

「そんなのあるって知らなかった」

とか、一体どの口が言うんでしょう?

ほんとにもう。



ご覧いただきありがとうございました。

キリギリスと再会

2019-03-29 19:19:48 | たび・現実逃避
羽田では10年以上ぶりくらいの友人に会う予定です。

遊ぶことだけを考えて生きているので、
キリギリス氏としておきましょう。
たまたま彼も同じ時間のフライトだったという偶然。
もちろん行き先は違いますけどね。

私の友人には尖った人間が若干多い気がするのですが、
中でもこの男は突出しています。

ものすごく仕事ができるはずですのに、
ものすごくバカなのです。

なんで仕事ができるはずかというと、
いまは会計士&税理士として独立した彼ですが、
以前は世界的なファーム、ビッグ4のうちのひとつに所属して、
M&A専門の部署で仕事をしていました。
いまはどうか知りませんが、
M&Aの手法はアメリカなんかが断然進んでいて、
彼の所属部署も半分は外国人だったとか。
大きな案件だと会計士だけでも何十人ものチームで動くそうです。
新聞の一面に載ったような合併や買収にも関わっていたはず。
頭脳とスピードがモノを言う世界、
そこに身を置いていたんだから仕事ができないはずがないでしょう。


なんでバカかというと、
そんな大層な仕事をしていたにも関わらず、
常識はずれなエピソードをてんこ盛り持っているからです。

遅くまで飲んで終電がなくなってしまったけれど、
タクシー待ちの列に並ぶのがイヤだった。
駅前の不法駐輪の自転車の中に、
1台くらい鍵のかかってないのがあるんじゃないかなとか、
ゆっくり歩きながらそれとなーく物色していたら、
警察に職務質問を受け、署にご同行願われたとか。
そこで一夜を明かすハメになったとか。
どれだけ怪しい人物だったんだ。

川べりで自転車に乗った男がおばあさんに接触して、
おばあさんが転倒したのに、
男はそのまま止まりもせず去っていくのが見えた。
頭にきたんで全力で走ってその男を捕まえ、ボコボコにしばいてたら、
警察がやってきて、自分が署に連行されたとか。
正当性をおばあさんに証言してもらおうにも、
怯えて逃げてしまった後だったと。
どれだけバイオレンスだったんだ。

新宿だったかな、また夜遅くに飲んでいて、
ガラの悪そうな酔っ払い同士のケンカに出くわした。
ふたりを止めようと間に入ったら、
ナイフで腹を刺されたとか。
なんでそんなヤバそうなケンカに割って入るんだ。

会うたび、
ふつうに生きている人間はあんまりしない体験を話してくれるのです。

そんなおバカな話を聞きたがる私も私ですがね。
最近どんな仕事をしているかとか、
たまーに、ちょろっと、
インサイダーに触れない程度にしてくれる話もまた、
知らない世界で大変に面白いのですよ。

基本、口を開くと遊びのことしか話しませんが。

今回は以前から「一度会ってみたい」と話していた友人、ともかさん(←仮名です)も同席しました。

この日のキリギリス氏の話から。

彼には長らく、
ケニアやタンザニアのサファリにはまって通いつめていた時期がありました。
カメラに大層凝っていたんですよね。
特に肉食獣が好きらしい。

「ライオンはさあ、群れてるし、奴らでかいじゃん。
だから無理なんだけど、
チーターって単独行動でしょ。
おまけに細いし、頭なんかちっさいんだよね。
オレ、負ける気がしねえ

は?

「いやだから、かかってこられてもね、
チーターなら勝てると思うんだ

なぜにチーターと格闘を?

考える方がおかしいでしょ。

「なーんかくつろいだ感じのチーターを見つけたことがあってさ。
もしかして、
これ、さわれるんじゃないかなって思って。
ドライバーに断って、車を降りて」

え?

(基本的に国立公園内ではみだりに下車してはいけません)

「静かーに近寄って、こう、手を伸ばして…」

こら待て。

なでちゃったんだよねっ!


ええええええー!!!

「へへっ!」ってアンタ、

相手は野生の肉食獣ですよ!

食われますよ!


ドライバーさんに撮ってもらったという証拠写真まで見せてもらいました。

どこまでバカなんですか!?


ともかさんと私は言葉もありません。


そんな彼がいま夢中になっているのはシーカヤック。
ファルトボート(組立式カヤック)、テント、ドローンほか、
合計65キロの荷物を携え、これから沖縄の島めぐりをするらしい。
今回はホエールウォッチングも期待していると。

「那覇から座間味までのフェリーがフライト到着の翌日しかなくてさ。
一晩無駄に過ごすより、
もう自分で漕いで行こっかなーとか考えたんだけど。
それも時間的にちょっとタイトなんだよね」


(フェリーで90分から120分かかるそうですよ)

シーカヤックでこの距離を?

考えますかね、ふつう?


「大丈夫。以前、やったことがあるから


やってしまったんですね。

ほんとにバカなんですね


ともかさんと私、
揃って哀れなものを見る目になっていたと思います。


まあこんな感じで、
キリギリス氏のあきれた話を聞いているうちに、
またもやあっという間にフライト時間が迫ってきました。

氏はタンザニアで会社を立ち上げたという元同僚さんと合流して、
プレミアムチェックインの奥へと消えていきました。


ものすごい頻度で目一杯遊ぶために生きているキリギリス氏は、
結果、その合間はいつも仕事に追われているもよう。
この日も空港に向かう直前まで自宅で仕事をし、
私たちと会う直前まで空港で仕事をし、
私たちと別れてからもギリギリまでラウンジで仕事をしたそうですよ。

貴重なお時間を割いていただいたことに感謝しましょう。

現地では昼はカヤックを漕いで、夜はテントで仕事をするそうです。

何年間か遊びを少しセーブして仕事をがんばれば、
残りの人生を遊んで暮らせるほどの報酬をもらっていると思うんですがね。

なんでいつもそんなにそんなギリギリなのか。

元々が大学卒業後、
バックパッカーやホームレスみたいな生活を何年かしていたとか。
そんな時に同じゼミだった学友にたまたま再会したそうで。

会計士になっていたそのご学友が、

「おまえ、そんなことやってるんだったら、会計士になったらどう?
働かなくても稼げるぞ」

と、アドバイスをくれたらしい。

で、じゃあなろう、と。

じっと座っての勉強が苦手なので、
資格学校の講義は受けず、
独学でわからないところだけ、
講義ビデオを2倍速で見たそうです。


世の中、持つものと持たざるものの差がありすぎる。


さらっと会計士になって言うことには、

「働かないと稼げねえじゃないか!」


そこ、キレますか?


突き抜けてますよね

これからも面白いお話が聞けるよう、
無事の帰還を祈るとしましょう。
今回、よくぞ東京でつかまったもんですよ。


ご覧いただきありがとうございました。

一匹狼と再会

2019-03-28 23:23:59 | たび・現実逃避
今回の上京はスケジュールがタイト。

世界フィギュア観戦の翌日、午後3時半のフライトで神戸へ帰ります。

なのに、
「会いたいひとには会いたい!」
と、いつもの調子で予定を入れてしまいました。

朝早くからの希望に応えてくださったのは、
シアトルでomiさんのご紹介で知り合ったレイコさん(←仮名です)。

阿佐ヶ谷駅の『サン=ジェルマン』というパン屋さんに開店と同時に入り、
朝食をご一緒しました。


(たっぷりカプチーノと焼きたてパン!)

すでにご自宅で朝食をお済ませのレイコさんでしたが、
私につきあってパンも選んでくださいましたよ。

そしてちゃっかりレイコさんにご馳走になる私。
ちゃっかりレイコさんのパンも食べている私。

レイコさんは現在、お嬢さんのさなぎさん(←仮名です)の大学生活に合わせ、
シアトルと東京、半々でお暮らしです。
そのお人柄は先日見つけた『誕生日事典』が示すとおり、



茶目っ気のある一匹狼』そのもの!

ご本人も大いに納得してらっしゃいました。

だってね。
40代半ばで当時中学生になったばかりのお嬢さんを伴ってアメリカに渡り、
カレッジに入学なさったというんですから。
そんな天衣無縫な行動は茶目っ気あふれる一匹狼にしかできない!

その生き方に私が憧れないわけがない。

そんな一匹狼レイコさんですが、
私が連絡すると快く群れてくださいました

レイコさんとお話をするのはほんとに楽しい。

「拠点がふたつあるって利点を活かしてさ、
何かビジネスができないかとか、考えてるの」

ふむふむふむ。
そういうお話、私の大好物ですよ。

「さなぎのね、アルバイト雇い主が起業家でね。
本人も仕事もこれが面白いの」

ふむふむふむ。
そういうひと、私、とっても興味ありますよ。

「ほんと?今度、会えるようアレンジしようか」

ひゃっほーう!!

レイコさんから学ぶことはとても多い。

こんなに自由に生きているようでいて、
ちゃんと地に足ついて、お仕事もご家庭のことも両立してるんだもんなあ。

現実的な生活を営みながらも、
「このひと、一体おいくつなんだろ?」って思うくらい、発想がお若くていつも未来志向。
新しいものに対するアンテナの感度もとっても良い。
沢山のアイデアを持っていて、生き生きとなさっている。

見習わねば。

ああ、全部ここに書けないのがもどかしい。



さなぎお嬢さんもこのお母さんの元で、
どこでも生きていける、
自由な生き方のできる、
しなやかで強い女性になって羽ばたいていくのではないでしょうか。

あっという間に時間になりました。

別れを惜しんで電車に飛び乗ります。

次回は東京で?神戸で?
シアトルにもまた行きたいなあ。

またお会いしましょう!
勝手に再会を胸に誓い、羽田へ向かいます。


ご覧いただきありがとうございました。

初さいたま!

2019-03-23 02:22:25 | たび・現実逃避
最終のフライトで神戸から羽田へ飛び、
赤羽で2泊しました。

赤羽って初めてだけど、
お店がいっぱいあって、便利で良いところでした。

ビジネスホテルにチェックインしたのが夜の10時前。
ひと息ついてから、
美味しいラーメンを求めて駅前に。

伊藤』ってお店を探したのですが、
いやはやわかりにくい。


(パチンコ屋さんと自販機の間を進むと)


(そこがお店の入口!)

矢印のところから入って食券を買うシステム。
カウンター席が10ほどの狭いお店で、
食べ終わったらこのサッシ?のどこからでも出られます。

路地裏の秘密基地ですよ。
だいぶんうろつきました。
ひとりの男性が入っていくのを見なかったら、
とても見つけられなかったし、入れなかったと思います。



(煮干しの香るお出汁の濃いスープ。美味)

今回はこれが唯一、自ら欲した食事でした。

翌朝はスーパーで果物など買いこみ、
半分は朝食に、半分は携えて、さいたま新都心駅へ向かいました。


目的地はここです。


(さいたまスーパーアリーナ。巨大でびっくり!)


目的はこれです。


(『世界フィギュア 2019』。祝、初観戦!)

東京の友人ともかさん(←仮名です)と一緒に、
全日程申し込んだのですがね。
初日、ペアショートと女子ショートの日しか当選しませんでした。

大人気なんですね。

S席とはいえ後ろの方の座席だったので、
イチゴにバナナ、チョコレートにクッキー、
柿の葉寿司やら、サンドイッチやら、菓子パンやら、
観戦のお供を充実させて、ピクニック気分で楽しみました。


(プログラムとイチゴ。選手でもないのにもぐもぐタイム)

テレビで見る方が、
カメラが細かいところまでとらえてくれるし、
解説もありますし、断然わかりやすい。

でもね、
会場の空気を吸って、臨場感や一体感を楽しむのも良いものなのです。

なにより、おしゃべりしながらのもぐもぐタイムが楽しい。
運動会みたい。
いただくのは製氷時間と休憩時間ですよ。

残りの日はテレビ観戦で楽しみます。

といいつつ、今日は男子フリーの日ですのに、
うっかり忘れて外食予定を入れてしまいましたよ。

その程度のぬるいファンです。笑


ご覧いただきありがとうございました。