気が付けば8月です。
毎日毎日、暑さが厳しいですが、すこやかにお過ごしでしょうか。
私はいよいよ今夜、甲府に向けて旅立ちます。
待ってろよ、南アルプス!!
今週日曜日も六甲山に登り、鍛錬に余念がありませんでした。
てっぺん近くの食堂ではかき氷をいただきました。
うん、南アルプス縦走、なんだかいけそうな気がしてきたじゃない。
盛りあがってきたわー。
いよいよだわー。
が。
が。
が。
まさかのドクターストップ。
通いのお医者さまに、登山計画を止められてしまいました。
いったい何を考えているのか、と。
今まで自分の患者でそんなことを言い出したひとはいない、と。
体調を考えると、無理にきまってるでしょ、と。
うおーん。
トレーニングも積んできたのにー。(って、六甲山に2回、登っただけだけど)
シロクマ相方が何日もかけて、
私でもちょっと(では、すむわけないのはお見通しだけれど)がんばれば、踏破できるコースを考えてくれたのにー。
残念すぎるー。
その夜、お医者さまの忠告をシロクマ相方に報告しました。
そして、だからひとりで登ってきて、と最後に言いました。
「君が登れないのに、ひとりで行くのもな…」
ツマにはわかりました。
これは、
『ふたりで一緒に登らないと意味がないんだよ』
とかいうアツい言葉なんかではけっしてなく、
『ひとりだと荷物の分散とかできなくて不便じゃん』ってことなのです。
年齢を重ねることの不幸のひとつは、
美しい誤解から愛が深まることは望めない、ことだと思います。
「よし。
キャンプとか、温泉旅行とか、別のプランを考えよう!」
とはいうものの、ドクターストップが今週の月曜日。
プランを練り直す時間も手配する余裕もない。
シロクマ相方がいかにもがっかりしているのも、よっくわかる。
本当にひとりで登ってきてもいいよ。
と、もう一度言いました。
休暇の予定はいまさら変えられないから、私は実家でおとなしくシロさんざんまいしていよう、と。
「そう?」
シロクマの目が輝きます。
やっぱりひとりでも行きたいんじゃん。
「じゃあ、君も一緒に行けるように考えよう!」
で、結局、水を得た魚のクマが考えたプランとは、
ふたりで甲府まで夜行バスで行き、
シロクマは南アルプス縦走に向かい、
私はその終着ポイント近くの民宿に向かい、そこで彼の帰りを待つ、というもの。
何もない山のなかの民宿で、ひたすら待つ、というもの。
男は船、女は港、ですか?
ええ、ええ。
もう時間もないし、もうそのプランでいいですよ。
山頂で食べるのを楽しみにしていたチキンラーメンを昨夜、やけ食い。
その近くで、嬉々としてパッキングを始めるクマ、その荷物と食料。
私の使っているやわらか銀行のネットが通じるなんて考えられないから、
PCを持っていくのはあきらめて、読書ざんまいといきましょう。
持っていく本も選びました。…重い。こんなに読めるのか?
シロクマ相方の無事の下山を待ちながら。
最近、腰とかひざとか調子のよくない彼が、無理をせず、元気に帰ってきますように。
最近、ゴルフ焼けでクロクマと化した彼が、マタギのみなさんに狩られませんように。
(南アルプスにマタギはいないのか?)
実際の出発は木曜夜ですが、
仕事から帰って、あわただしく出発すると思うので、今のうちにごあいさつを。
いってきます!