ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

音の正体

2011-07-20 16:00:26 | Singapore/日々の暮らし
今の住まい、西の郊外で都心からは遠いのですが、
駅がすぐ近くで、近くに市場がふたつもあって、ホーカーズも数ヵ所あるので気に入っています。
ただ、当初から飛行機の音が気になるなあ、と時々思っていたんです。
淡路島くらいの国だから、仕方ないのかなあ、って思っていました。
チャンギ空港は東の端だし、もうひとつあるという空港も北東、
それで西の郊外のわが家でこんなに音が聞こえるんなら、
シンガポール中、どこにいたって聞こえる音なんだな、きっと。
だったら、がまんしなくては、ってね。
 
それがですね。
最近、気付いたんです。
私が気になっている飛行機の轟音は、どうも旅客機や貨物機のものではないと。
 
 
 
このシルエットはあきらかに……戦闘機。
カメラの性能がよくないので、写真ではちっちゃいですが、かなり近くまで飛んでくるんです。
こんな住宅密集地のうえを飛ぶんですね。
都市国家だから、仕方ないのか。
 
それにしても、旅客機なんかと比べると明らかに異質な音なのに、今までそう思っていた私って…。
 
こんなのに乗っているのは、きっと職業軍人でしょうけれど、
シンガポールには徴兵制があり、18歳の男子に2年の兵役が課せられるのだとか。
大学受験に合格しても、入学は兵役が終わってから、ということになるみたい。
ただし、医学部に合格した場合だけが例外で、医者になってから軍医として兵役につくこともできるそうな。
教育にすこぶる熱心なシンガポールのことだから、医学部なんて相当難関でしょうに、
不合格だった場合、「浪人して再度チャレンジ!」なら、それは2年後っていうことですよね。
なんだか、残酷ですね。
昨日の朝ごはんも思い出せない私だったら、
2年前に詰め込んだ知識なんて、きっとキレイさっぱり忘れていると思います。
さらに2年間の兵役が終わった後も、10年以上にわたって、ちょくちょくお呼びがかかるとかで、
それが原因で、例えば会社員の場合、男性は女性に比べて、昇進が遅れがちなのだそうです。
 
日本にもこの制度を取り入れたら?
男の子たちもしゃんとして、
男女ともに、将来のことや、国防・安全保障についてなど、もっと真剣に考えるようになって、
まだまだ保守的な会社に残る男女の昇進スピードの歴然とした差も、いい感じにバランス取れるんじゃな~い?
とか、考えてしまいました。
短絡的でスイマセン。
 
←上記の内容とは無関係。本日のおやつは近所のパン屋さんのエッグタルト


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