今の住まい、西の郊外で都心からは遠いのですが、
駅がすぐ近くで、近くに市場がふたつもあって、ホーカーズも数ヵ所あるので気に入っています。
ただ、当初から飛行機の音が気になるなあ、と時々思っていたんです。
淡路島くらいの国だから、仕方ないのかなあ、って思っていました。
チャンギ空港は東の端だし、もうひとつあるという空港も北東、
それで西の郊外のわが家でこんなに音が聞こえるんなら、
シンガポール中、どこにいたって聞こえる音なんだな、きっと。
だったら、がまんしなくては、ってね。
それがですね。
最近、気付いたんです。
私が気になっている飛行機の轟音は、どうも旅客機や貨物機のものではないと。
このシルエットはあきらかに……戦闘機。
カメラの性能がよくないので、写真ではちっちゃいですが、かなり近くまで飛んでくるんです。
こんな住宅密集地のうえを飛ぶんですね。
都市国家だから、仕方ないのか。
それにしても、旅客機なんかと比べると明らかに異質な音なのに、今までそう思っていた私って…。
こんなのに乗っているのは、きっと職業軍人でしょうけれど、
シンガポールには徴兵制があり、18歳の男子に2年の兵役が課せられるのだとか。大学受験に合格しても、入学は兵役が終わってから、ということになるみたい。
ただし、医学部に合格した場合だけが例外で、医者になってから軍医として兵役につくこともできるそうな。
教育にすこぶる熱心なシンガポールのことだから、医学部なんて相当難関でしょうに、
不合格だった場合、「浪人して再度チャレンジ!」なら、それは2年後っていうことですよね。
なんだか、残酷ですね。
昨日の朝ごはんも思い出せない私だったら、
2年前に詰め込んだ知識なんて、きっとキレイさっぱり忘れていると思います。
さらに2年間の兵役が終わった後も、10年以上にわたって、ちょくちょくお呼びがかかるとかで、
それが原因で、例えば会社員の場合、男性は女性に比べて、昇進が遅れがちなのだそうです。
日本にもこの制度を取り入れたら?
男の子たちもしゃんとして、
男女ともに、将来のことや、国防・安全保障についてなど、もっと真剣に考えるようになって、
まだまだ保守的な会社に残る男女の昇進スピードの歴然とした差も、いい感じにバランス取れるんじゃな~い?
とか、考えてしまいました。
短絡的でスイマセン。
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